おにショタとは、主に青年とショタとして扱われる少年とのコンビに対して呼ばれる俗語。同人界隈ではカップリングジャンルの一つとして扱われる。
概要
正式なカップリング表記はお兄さん×ショタであり、基本的には高校生~アラサーの男性がお兄さん側、高校1年生以下がショタ側として扱われることが多い。なお、これが30代後半以降の男性とショタであればおじショタというサブジャンルへ、相方もショタになるとショタ×ショタへとシフトチェンジする。但し男子中学生×男子小学生の場合、中学生側の性格などによってはおにショタが成立するケースがある。
とまぁ、大半の内容がおねショタと同じと思われがちだが実はおねショタだと実現しにくいメリットがおにショタにはある。それは(男同士全般にも言えるのだが)友情を真正面から描くことが出来ることだろう。そう、別に腐った妄想でなくても単なる友情描写でも十分成立するのがおにショタ最大のメリットだろう。特に相棒(バディ)モノにおいてはお兄さんとショタという組み合わせは一種の様式美として成り立つ。
同人方面を知る人々は恋愛方面を妄想しがちだが、男同士では恋愛でなくても十分に成立する上で物語を盛り上げる要素として十分に役立つメリットがある。早い話がお手軽なブロマンスなので妄想側が腐ってなくても問題ない。
ただし、ショタ側が男の娘だった場合は賛否が分かれやすく、全くの別ジャンルだと捉えるものもいる。特に後述の内容に関しては強い反発を抱くものもいるので注意しておくと良いだろう。
ボーイズラブを含む18禁作品におけるおにショタ
基本的にはお兄さん側がショタに目覚めてしまい、手を出さないよう頑張るが結局は手を出してしまうというパターンが多い。特に無知故に無自覚な誘惑をかましてショタコン化したお兄さんがムラッときてしまう、なんてことも…。無論、無知なショタを騙してエッチな要求をしつつ、最後にはバックバージンを奪う不届きなお兄さんも当然存在する。
だが、ショタ側も手を出させるためにあの手この手で誘惑するというシチュエーションも当然存在する。特に最近の子はおませな子もいるので腐女子の同級生にアドバイスを聴いて実行するというパターンも存在する。もしくはショタ専門風俗サービスのキャストとしてお兄さん側にエッチなサービスを行うパターンもある。
ただし、お兄さん側が受けになった場合、例え積極的にお兄さん側が騎乗位で逆レイプかましてもカップリング表記がショタおにへと変化する。また、ショタの童貞をもらうためにリバ展開を行うパターンもある。
先述の通り、男の娘に関しては強い抵抗感を持つものが多い。特にエロシーンにおいては男の娘を「ついている女」扱いしてショタとは認めない者もいる。女性向けと混同しやすい箇所もあるが男の娘はあくまでも男性相手ではあるが内面の女性らしさも求める傾向が強く、女性向けを含めたショタは同性としての色気やシチュエーションを好む。このあたりの差を感じ取れるかどうかが重要だろう。
男性向けショタ専門アンソロジー誌は今でこそ「好色少年のススメ」のみだが、かつては「ROMEO」「少年嗜好」「少年愛の美学」など、複数のショタ専門雑誌が発行され、おにショタを扱う作品も当然あった。女性向けでも「半熟天使」「b-BOY ぷち」「X-Boys」などが刊行され、それこそおにショタかショタ×ショタが大半であったが…現在では児童ポルノ法改正の影響もあり、専門誌が刊行されることはほとんどなくなった上に、あからさまなショタが登場することが少なくなった。現在、発行されているボーイズラブ誌やゲイ雑誌では大半が低くても高校生らしき男性か合法ショタにとどめていることが多い。完全にショタだと思われるキャラクターでも児童ポルノ法対策として実年齢をぼかしたりするケースも見られる。
エロゲーでは意外にも主人公のお兄さんがショタを攻略する作品が存在しており、古くはJANISの「I Wish ~とどけ、この想い~」「卒業旅行」「みずいろの地図」などで確認できる。他の該当作品はAaruよりリリースされた「コ・コ・ロ...」シリーズ、「けらくの王-快楽の王-」、「ナイショのよりみち」を始めとしたCAGE作品などがある。[1]近年の男性向け作品は男の娘を攻略するゲームが主流となり、ショタと呼ばれるキャラが攻略されることが少なくなったが、ボーイズラブゲームではショタまでいかなくとも童顔男性が受けになる作品もある。
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関連項目
脚注
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