おほほ(ヘヴィーオブジェクト)とは、ヘヴィーオブジェクトに登場するキャラクターである。
概要
『情報同盟』の「Sky Dog(br) 3rd C.E.B.」所属の『エリート』。本名不明。階級は大尉。
高い身体能力とコンピューターを上回る処理能力を持つ。
典型的なお嬢様気質で常に高飛車に“おほほ”と笑うため、クウェンサー達からは“おほほ”と呼ばれている。
公開情報ではGカップのナイスバディな歌って踊れる国民的アイドル。体のラインがくっきりと出る赤色のアンダー、白いスクール水着のようなスーツを着ている。
彼女のアイドルらしい笑顔は7巻『亡霊達の警察』で挿絵付きで披露してくれるぞ!(活躍ついでに)
クウェンサーを気に入っているようで、頻繁に『情報同盟』への勧誘を繰り返している。クウェンサーにライブの招待コードをプレゼントして「観なかったらどこかの戦場で砲撃する」と脅している。
敵同士だから当然だがミリンダとは仲が悪い。それも1人の男の奪い合いに因る。クウェンサー爆発しろ。
搭乗オブジェクトは「ラッシュ(ガトリング033)」。
プロフィール(真)
彼女の本体は、有体に言えば「幼女」。
クウェンサーの見立てだと実際の身長は130cm届くかどうかで、胸はGカップとは程遠いらしい。
ネット上・スクリーン上の彼女は3DCGに過ぎない。情報の真偽を重んじる『情報同盟』でもこうした戦略広報用のプロフィール詐称は行われていた様子。
後に登場した彼女の父親(と思しき人物)によると、『正統王国』のお姫様に憧れるくらいの年齢との事。その人物を父親とするならば、高慢な態度・高飛車な口調もお姫様に憧れて真似ているのかもしれない。
彼女お気に入りのクウェンサーは正体を知って涙を流し、一瞬で切り換えてガキと切り捨てている。
一方で直属の上司、レンディ=ファロリートからは溺愛されているようだが。
正体が判明する3巻『巨人達の影』の見開きピンナップにアイドルverが描かれており、Gカップアイドルを期待した読者までもがクウェンサーの様になる恐れがある。もっとも“その気のある紳士諸君”なら話は別である。
キャラクター評
未だに本名不明なのだが原作ではコンスタントに出番が与えられており、準主役級と言えるキャラである。
後述するセルフコラボ作品には、彼女の乗機「ガトリング033」が召喚され参戦している。しかもガトリング033と一緒に出たのが『とあるシリーズ』主人公格の一方通行、『インテリビレッジの座敷童』主人公格の菱神舞、『未踏召喚://ブラッドサイン』主人公の城山恭介と主役級で固められている。
遂には名も明かされぬまま、10巻『外なる神』の表紙に出てしまった。
やはり、作者や凪良氏的には“おほほ”はメインキャラクターと認識されていると見て良いのだろうか……。
ラッシュ(ガトリング033)
GATLING_033 ガトリング033 |
|
---|---|
所属 | 情報同盟 |
エリート | おほほ(本名不明) |
分類 | 陸戦特化型第二世代 |
用途 | 対オブジェクト用駆逐兵器 |
全長 | 100m(主砲最大展開時) |
装甲 | 5センチ×200層 カーボン,アミラド等を含む複合装甲 |
最高時速 | 530km |
推進 | エアクッションフロート+キャタピラ式推 進システム |
兵装 | 主砲:連速ビーム式ガトリング砲×2 |
副砲:レールガン、コイルガン等 | |
メインカラー | グレー |
敵性コード | ラッシュ(正統王国) |
“おほほ”が搭乗する情報同盟の第二世代。
ラッシュは『正統王国』での敵性コード。正式名称はガトリング033。
ガトリング033の由来になった左右二門の主砲「連速ビーム式ガトリング砲」は五門の連速ビーム砲を束ねた兵装で、連射には一度に30秒程度の時間制限が設けられている。
ガトリングを二門装備するのはこの冷却時間による空白をカバーするためだが、左右の砲は各々180°にしか対応し得ない。
対策として“おほほ”はラッシュの巨体を旋回させ、主砲の死角をカバーする戦法をとっている。
移動方式はエアクッションとキャタピラの併用。エアクッションで機体を浮遊後、キャタピラで地面を削り取るように前進する。
装甲はカーボン系とアミラド系を使用した軽量な複合装甲を採用しており、対オブジェクト用に機動力を意識した設計となっている。
操縦継投は座席をU字状に取り囲むように並べた三段重ねの大量のキーボード。
【manual interface“juliet”】という名が刻まれている。ジュリエットとは、試作改良中の戦略AIの名前である。ラッシュのフルスペックモードは、このジュリエットに操縦・火器管制を委ねる。
搭乗者の“おほほ”は細部のエラーを修正する役割を担当。但しこの時点では暴走などの問題も孕んでいて、絶賛改良中のシステムに過ぎない。
もちろん“おほほ”単独でも操縦可能であり、その際はU字状のキーボードが最適な位置に再配置され、フルキータッチでの操縦に変わる。
3巻「巨人達の影」で“おほほ”がクウェンサーの策略に嵌り、正統王国に鹵獲された。しかし後に建造中だった別機の開発計画を横取りし、兵装を組み直してラッシュの同型機が建造されている。
情報同盟は『島国』の「一霊四魂」に魅せられ(或は恐怖して駆り立てられ)、AIの完成を急いでいた。ラッシュはジュリエットを搭載した戦略AIの試験機でもあり、再製造申請がすんなり通ったのにはこうした事情がある。
7巻「亡霊達の警察」において、1巻3章で登場した0.5世代オブジェクトが実は本機の設計データを利用した劣化オブジェクトであることが判明した。
VS 御坂美琴&雪女
ラッシュはコラボ小説「とあるヘヴィーな座敷童が簡単な殺人妃の婚活事情」にも登場した。
ただし、ラッシュだけであって“おほほ”が乗っていたかどうかは不明。(まともに動かす為に彼女も召喚されたのかもしれないがジュリエットのみという線も捨てきれない)
『とある魔術の禁書目録』のツンデレールガン御坂美琴を相手にしてビーム式ガトリングの火力で押しまくり、「どこぞの第四位以上」と言わせた。
その後、ビーム式ガトリングの流れ弾が『インテリビレッジの座敷童』のヤンデレロリ雪女の方に着弾、彼女を怒らせた。
怒った雪女が発した絶対零度の白い嵐によって挙動に異変が生じ、そこで出番は終了している。
雪女・御坂美琴など鎌池作品のヒロイン同士の戦闘という見方もできる。まぁ戦ったのはラッシュだが。しかしHOメインヒロインのお姫様は召喚された「白き女王」とのメインヒロイン同士の戦闘においてボコボコにされていた。
超能力者や妖怪、神様やその先にある未踏級などの怪物共が揃った世界で、真に科学一辺倒のラッシュは割と善戦した方かもしれない。
関連動画
関連項目
- 2
- 0pt