おもしれー女とは、少女漫画に出てくる学園中の女生徒をハーレムのごとく侍らせている現実ではなかなかありえないレベルの俺様系イケメンが全く自分になびかない女主人公に興味を持って軽い気持ちでキスをしようとしたところ頬を引っ叩かれた上に「誰でもあんたのこと簡単に好きになるなんて思うな!」的な言葉をぶつけられて後ろ姿を見送りながら自分の頬をさすって独り言的につぶやくセリフである。
概要
定番展開のはずなのにどの作品でそんなシーンがあったのかはファンでもないと微妙に思い出せない、つまりミーム化してしまった概念の一つである。その意味では「パンをくわえながら遅刻遅刻ーと走る」シチュエーションと似たポジションにあるが、文字数の少なさや用途の限定の小ささにより動画のコメントなどでの使い勝手はおもしれー女が圧倒的に勝る。何しろ性別が女で、発話者の何らかの興味を惹けば成立するのだから。
原典的な意味では恋の始まりとして相手に強い興味を持つきっかけと言う程度だが、
パロディ対象のミームとして使われる場合は
と言った具合の用法となる。
急速に広まったのはアニメ「女子高生の無駄づかい」第一話で主人公・バカの妄想話でこれでもかと使われたのが公共の電波に乗ってからと思われる。
世界史における「おもしれー女」
1853年、清の咸豊帝は嫁選びのために大勢の少女を宮廷に集めていた。厳粛な雰囲気の中、少女達は皇帝がくるのを今か今かと待っていたが中々皇帝はやってこない。やがて少女達はプレッシャーに耐えかねて泣き始めてしまった。係員達は少女達を叱責するが如何ともし難い。そんな中、一人の少女が前に進みでて凛とした声でこう言った。
「私たちは後宮に入れば二度と家族に会えません。人の情があれば泣きたくなるのも当然ではないでしょうか。それに今は天下が反乱(太平天国の乱)のために乱れているというのに陛下は人材を求めず女子を求めるとは何と情けないことでしょう」
前代未聞の不敬の言葉に、会場は騒然となった。係員は慌てて彼女を縛り口を塞ごうとした。そんな騒ぎの中、ようやく皇帝が現れる。皇帝が「一体なんの騒ぎだ」と尋ねると、少女はまたも同じ諫言を繰り返した。誰もが皇帝は怒り、少女を死刑にすると考えた。しかし皇帝はこう言った。
「おもしれー女(奇少女也)」
咸豊帝はその少女を咎めるどころか宗室の者に嫁がせ、他の少女達は家に返してやったという。
関連動画
関連項目
- 女子高生の無駄づかい
- 花より男子(道明寺司が「おもしれー女」と言ってそうであるが言ってない)
- 跡部景吾(「おもしれー女」と言ってそうであるが言ってない)
- カタリナ・クラエス(ジオルドやアランから概ねこのような評価をされ、好意を抱かれる)
- スレッタ・マーキュリー(グエルから概ねこのような評価をされ以下略)
- ボイボのおもしれー女 (主にWhiteCULぴえーんボイスをふんだんに使い、破天荒なWhiteCUL動画に付けられるタグ。このタグが登場する前は「おもしれー女」というタグが付けられていた。)
バカ(女子高生の無駄づかい)と同じタイプのおもしれー女達
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