高梨内記「あそこにも赤備えがありますぞ」
真田信繁「あれは井伊直孝の陣。かの井伊直政の次男坊じゃ」
内記「井伊でございますか」
信繁「向こうにも、ここに至るまでの物語があるのだろうな・・・」
内記「一度聞いてみたいものですなぁ」
おんな城主 直虎とは、2017年に放送された第56作目の大河ドラマである。全50回。
概要
主人公は遠江の小豪族の娘・井伊直虎。脚本は連続テレビ小説「ごちそうさん」を手掛けた森下佳子のオリジナル作品。大河ドラマで女性が主人公になるのは『花燃ゆ』以来2年ぶりである。井伊直虎自体の生年は不詳であるが、スポニチアネックスによれば1536年生まれくらいとされているが、やはりよくわかっていない。目安として当時の女性は20歳を過ぎるといき遅れ状態だったという。
登場人物・キャスト
井伊家
主人公+井伊一門
- おとわ⇒次郎法師⇒井伊直虎(1536?-1582) 演:新井美羽⇒柴咲コウ
本作の主人公。井伊直盛の娘。
本作では井伊直親(亀)・小野政次(鶴)と幼馴染の関係。
井伊家を守る為に10歳で出家した後、井伊家の主要な男性陣の死をうけて還俗せずに井伊家の女棟梁となる。 - 井伊直盛(1526?-1560) 演:杉本哲太
本作開始時の井伊家当主にして直虎の父。
脳筋武戦派の多い井伊家中のバランサーだったが、桶狭間の戦いに参加し敗戦・自刃を遂げる。 - 井伊直平(1479/1489-1563) 演:前田吟
直虎の曽祖父。川名の御隠居。井伊家の脳筋武闘派筆頭。
今川家に与したことを悔やんでおり、反今川派の急先鋒となる。
井伊家を守る為に今川の命令で出陣しナレ死をとげる。 - 南渓和尚(南渓瑞聞)(????-1589) 演:小林薫
おとわ(直虎)が出家した龍潭寺の住職。直平の次男。直虎の大叔父。
井伊家存続の為に力を尽くし、直虎の相談役となる。
猫を飼っており、視聴者・現場スタッフからは「にゃんけい」と呼ばれ親しまれている。 - 亀之丞⇒井伊直親(1535-1563) 演:藤本哉汰⇒三浦春馬
直虎の許嫁。直満の子、直政の父。通称は「亀」。
一時期井伊家を離れていたが復帰した後、直盛の後継者となる。
直虎とは、井伊家の有事を考えて結ばれず、しのと結婚。直政をもうける。
今川義元死後に暗躍した寿桂尼の策にはまり、謀反の疑いへの申し開きに向う途中、朝比奈泰朝に討たれた。 - 井伊直満(????-1544) 演:宇梶剛士
直平の三男にして直親の実父。
第1回で北条氏と繋がっていたことが露見して、あっさりと殺されてしまう。 - 虎松⇒井伊万千代⇒井伊直政(1561-1602) 演:鈴木楽⇒寺田心⇒菅田将暉
直親の子。のちに直虎の養子になる。
物語後半からは実質的な主人公として、時に直虎とも対立しながら成長。徳川の草履番から小姓、家臣へと出世を果たす。
井伊家の女性たち
- 千賀→祐椿尼(????-1578) 演:財前直見
直盛の妻。直虎の母。 - しの(????-1585) 演:貫地谷しほり
直親の正室。奥山朝利の娘。
直親のことを愛し、元許嫁の直虎を目の敵にしているヤンデレ…だったが、ある事件をきっかけに和解し、井伊家の一員として成長していく。 - なつ(????-????) 演:山口紗弥加
奥山朝利の娘。しのの妹。小野玄蕃に嫁いだ。
直盛より託された井伊家と小野家のバランサー役に苦心する。なつ様マジ天使。 - 佐名(????-1562) 演:花總まり
徳川家康の正室・築山殿の母。通説では今川義元の妹だったが、今回は直平の娘として登場。
松平元康独立の責任を負って自害。 - 高瀬(1555?-1634) 演:髙橋ひかる⇒朝倉あき
直親の隠し子というが・・・。
=井伊氏略系図=(大河用)
- ‖:養子 / 下線付き:養子に行った人物
- 太字は今回登場する人物。
井伊忠直 | ||||||||||||||||
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井伊直氏 | 中野直房 | |||||||||||||||
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井伊直平 | 中野直村 | |||||||||||||||
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井伊直宗 | 南渓瑞聞 | 井伊直満 | 井伊直義 | 井伊直元 | 佐名 | = | = | = | 関口氏広 | │ | ||||||
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井伊直盛 | 井伊直親 | 徳川家康 | = | = | = | 瀬名 | 中野直由 | |||||||||
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井伊直虎 | 高瀬 | 井伊直政 | 井伊政元 | 松平信康 | 亀姫 | 中野直之 | 中野直久 |
- 直平の嫡男・直宗は1542年に田原城攻めで戦死。
- 直平の四男・直義は1544年に三兄・直満と共に駿府に赴き、今川義元に謀叛の嫌疑で直満共々殺された。(第1話)
- 直平の五男・直元は1541年に病没している。
井伊家臣
- 小野和泉守政直(????-1554) 演:吹越満
井伊家重臣。別名・小野道高。
井伊家のっとりの為暗躍するも病に倒れ、政次に呪いの様な言葉を呟いた後に亡くなった。 - 鶴丸⇒小野但馬守政次(????-1569) 演:小林颯⇒高橋一生
政直の長男。通称は「鶴」。本作では直虎・直親と幼馴染。史実では小野道好とも。
父の所業ゆえ井伊家の脳筋武闘派からは蛇蝎の如く嫌われていたが、直親と共に井伊家を盛り立てようとした。
直親死後は、直虎や家中から憎まれ役を演じながら井伊家存続に苦心する。 - 小野玄蕃(????-1560) 演:井上芳雄
政直の次男。諱は朝直。
井伊家に忠実に仕える事で、妻のなつと共に井伊家と小野家の間をとりもっていたが桶狭間で戦死。 - 小野亥之助⇒小野万福(????-????) 演:荒井雄斗⇒井之脇海
玄蕃(小野朝直)となつの子。
虎松(万千代)とはいとこ関係である。諱は朝之。
徳川へ仕官して以降は、血の気の多い万千代をコントロールする相棒役となる。 - 中野直由(????-1564) 演:筧利夫
井伊家の重臣。桶狭間の際に直盛より井伊家を託される。
井伊家を存続させる為、今川からの命をうけて新野親矩と共に出陣しナレ死を遂げた。 - 中野直之(????-1605) 演:矢本悠馬
直由の子。直虎からは之の字と呼ばれる。常に刀を手放さないほどの武闘派。
当初は女である直虎が当主となる事に反感をまったく隠さないでいたが、井伊谷の村人の「女を助けるのが男の役目」な言葉に感化されて以降は、直虎がしくじった時の備えをするのが役目とデレる。 - 中野直久(????-????) 演:山田瑛瑠⇒冨田佳輔
直由の次男。直之の弟。剣術では兄には敵わない。 - 奥山朝利(????-1560/1562) 演:でんでん
しのの父。(しののきょうだいとする説もあるが、今作では父説を採用)
桶狭間から生還したものの、でんでんをキャスティングしたのはこの為といわんばかりに小野憎しが過ぎるようになっていき、政次の配慮を悪く受け取って暗殺しようとしたが逆に殺されてしまう。 - 奥山孫一郎(????-1563?) 演:平山祐介
朝利の子。父と共に桶狭間に参戦する。朝比奈泰朝による襲撃によって主君・直親と共に討死してしまう。 - 奥山六左衛門(????-1629) 演:田中美央
朝利の子。実際の六左衛門は朝利の孫にあたる。諱は朝忠。
身体は大きいが武芸は下手で掃除している時に良い顔をするような朴訥な人物。
井伊家中の癒しと全体を見て配慮するのとアワアワする担当。
- 今村藤七郎(????-1582?) 演:芹澤興人
直満家臣。諱は正実。
史実では1582年ごろまで生きていたが、朝比奈泰朝による襲撃による直親謀殺の中の犠牲者にされた。 - たけ 演:梅沢昌代
直虎の乳母。直虎がお転婆過ぎて首を飛ばされることにビクビクしている。 - 梅 演:梅沢昌代
たけの姪。老齢で侍女の役目を退いたたけに代わって登場。たけと瓜二つだが性格は異なる。
遠江の人たち
- 新野左馬介(????-1564) 演:刈谷俊介
諱は親矩(ちかのり)。
今川から派遣された目付役だが、井伊家に対して好意的。井伊家と姻戚関係を結ぶ。
桶狭間の敗戦そして直親の死後、自らの首をかけて井伊家存続に奔走。
今川の命令をうけて中野直由と共に出陣し、ナレ死を遂げた。 - あやめ 演:光浦靖子
左馬介の長女。 - 桔梗 演:吉倉あおい
左馬介の次女。北条家臣・狩野飛騨守(狩野泰光)の息子に嫁ぐ。 - 桜 演:真凛
左馬介の三女。今川家臣・庵原助右衛門に嫁ぐ。 - 松下常慶(1558-1624) 演:和田正人
別名・安綱。当初は今川家に仕え、のちに徳川家に仕える。武田領にも縁がある。
常慶が、桶狭間後の元康独立で窮地に陥っていた瀬名を直虎が救った事に対するお礼を携えて井伊家に現れた事で、直親が寿桂尼の謀略にかかった事が判明した。 - 松下源太郎(????-1597) 演:古舘寛治
諱は清景。常慶の兄。引馬(曳馬とも。浜松の前身)を拠点としており、今川氏に仕えている。未亡人であったしのを娶る。 - 瀬戸方久(1525-1606) 演:ムロツヨシ
遠江の豪商。銭の犬を自称する。
初登場時はあばら屋に住む貧民だったが、時代に進むにつれて身なりもよくなっていく。
家出した少女時代の直虎を城まで連れて行った際に得た金を元手に商売を成功させて、戦費調達に苦慮する井伊家に金を貸すまでになったが、直虎に借金返済を催促した際に商才を見込まれ、領地を与えられて井伊家臣になった。 - 傑山宗俊(????-1593) 演:市原隼人
井伊家の菩提寺・龍潭寺の僧。直虎の兄弟子となる。
見事な腕の筋肉を持つマッスルモンクで、史実では弓の達人。 - 昊天宗建(????-1644) 演:小松和重
菩提寺・龍潭寺の僧。直虎の教育係となる。
薬学に詳しく、龍潭寺のお母さん枠と思いきや史実同様槍の達人たる面も見せる。 - 中村与太夫(????-????) 演:本田博太郎
浜名湖の北に面する気賀の町衆の1人。史実では代々中村与太夫の名で代官を務めている。 - 大沢基胤(1526-1605) 演:嶋田久作
井伊氏の近所であり、浜名湖に面する堀江城を居城としている遠江の国衆。 - 山村修理(????-1569) 演:相島一之
大沢家臣。 - 尾藤主膳(????-1569) 演:朝倉伸二
大沢家臣。 - 竹田高正(????-1569) 演:長尾卓磨
大沢家臣。 - 中安兵部(????-1570) 演:吉見一豊
大沢家臣。
井伊谷三人衆
- 鈴木重時(1528?-1569) 演:菅原大吉
井伊谷周辺の遠江の豪族。今川氏より井伊家の目付として派遣される。 - 近藤康用(1517-1588) 演:橋本じゅん
井伊谷周辺の遠江の豪族。今川氏より井伊家の目付として派遣される。 - 菅沼忠久(????-1582) 演:阪田マサノブ
井伊谷周辺の遠江の豪族。今川氏より井伊家の目付として派遣される。
本家 ・庶家全部は奥三河に存在し、彼の家だけ唯一遠江に拠点を持っている菅沼家の異端。
今川家
- 今川義元(1519-1560) 演:春風亭昇太
駿河・遠江の戦国大名。井伊家を支配下に置いている。
不気味さを出す演出の為か座布団をとられないようにする為かほとんど声を発する事がないまま桶狭間で戦死。 - 龍王丸⇒今川氏真(1538-1614) 演:中川翼⇒尾上松也
義元の嫡男。義元死後の今川家を継ぐ。
方久に丸めこまれたり、謀略は祖母任せだったりと史実での内政の功績はまったく表現されていない。不憫...
一方、(大名としての)今川滅亡後は文化人として、したたかに戦国の世を生き抜いていく。 - 太原雪斎(1496-1555) 演:佐野史郎
今川氏の軍師。いつの間にかフェードアウトしてしまった。 - 関口氏経(????-????) 演:矢島健一
今川家臣。義元亡き後の今川家を支える。 - 庵原助右衛門(1556-1640) 演:山田裕貴
今川家臣。太原雪斎や「武者震いがするのう!」庵原之政の一族。諱は朝昌。 - 寿桂尼(????-1568) 演:浅丘ルリ子
今川氏親の正室で、義元の母。義元亡き後の今川家の大黒柱。
突然の父の死にうろたえる氏真の為に暗躍し、直親の死へとつながった。 - 春(1537-1613) 演:西原亜希
氏真の正室。 - 水野《水野弥平大夫》(????-1568) 演:長江英和
尾張国の知多半島を領している国人衆。寿桂尼への見舞い挨拶に出向くも、主君・氏真に謀叛の疑いをかけられて粛清された。実の名前を水野忠勝といい、水野忠政の六男。於大の方の弟、徳川家康の叔父にあたる。 - 朝比奈泰勝(1547-1633) 演:ヨシダ朝
今川家臣。使者として駿府に訪れていた山県昌景に間者の首を投げつけて今川・武田の開戦のきっかけを作る。井伊直親を直接謀殺した朝比奈泰朝の従甥にあたる。史実では長篠の戦いでさる武田四天王の1人を討ち取っている。
徳川家
- 竹千代⇒松平元信⇒松平元康⇒徳川家康(1542-1616) 演:阿部サダヲ
三河の戦国大名。のちに本拠を岡崎から浜松に動かし、井伊家を庇護する。
40代の阿部サダヲが今川家の人質だった12歳時から演じている。
人質ゆえに一人遊びにふけてぼんやり呼ばわりされていたが、桶狭間から生還後三河に一大勢力を築く。 - 築山殿(1542?-1579) 演:丹羽せいら⇒菜々緒
名は瀬名。徳川家康の正室となるが・・・。
幼少時代に直虎と縁があり、手紙を送りあう中だった。
松平元康独立の際に自分の道を進む為に直虎と袂を分かつ。 - 竹千代⇒徳川信康(松平信康)(1559-1579) 演:吉田海斗⇒小美野来希⇒平埜生成
徳川家康の長男。家康や徳川家臣の期待を集める聡明な若武者に育つが…。 - 徳姫(1559-1636) 演:植原星空
竹千代の正室。織田信長の娘。 - 於大の方(1528-1602) 演:栗原小巻
徳川家康の生母。 - 石川数正(1533-1593) 演:中村織央
徳川家臣。今川の人質となっていた瀬名を救出した。 - 酒井忠次(1527-1596) 演:みのすけ
徳川家臣。堀川城攻略時に独断で気賀の民を虐殺するなど、一見ひねくれ者のようにも見えるが…。 - 本多忠勝(1548-1610) 演:髙嶋政宏
徳川家臣。言わずと知れた武闘派。 - 榊原康政(1548-1606) 演:尾美としのり
徳川家臣。曲者揃いの家中にあって常に冷静なブレーン。 - 本多正信(1538-1616) 演:六角精児
鷹匠として登場し、紆余曲折を経て徳川家臣となる。
武田家
- 武田信玄(1521-1573) 演:松平健
甲斐・信濃を治める戦国大名。
- 武田義信(1538-1567) 演:オレノグラフィティ
武田信玄の嫡男。今川家との方針を巡って幽閉される。最終的に自害に追い込まれた。 - 山県昌景(1529-1575) 演:山本龍二
武田家臣。 - 龍勝院(????-1571) 演:黒川心
武田勝頼の正室。織田信長の姪であり養女。
織田家
北条家
- 北条氏康(1515-1571) 演:鶴田忍
相模の戦国大名。武田信玄に追われた今川氏真を庇護するが、程なく病没。その知らせを聞いた信玄は、「死におった!」と喜び、マツケンサンバならぬデス(死の)サンバを踊った。 - 北条幻庵(1493-1589) 演:品川徹
北条家臣。北条早雲の三男であり、北条家の最長老格である。作中では76歳という高齢の身でありながら、今川家・武田家への仲立ちの使者を務めた。
その他
- 旅の男⇒龍雲丸 演:能浦航汰⇒柳楽優弥
盗賊団頭領。ひょんなことから直虎と出会う。当初は井伊家の領内で木材を盗む行為をして直虎と対立。領主を「搾取するもの」「泥棒も泥棒、大泥棒」と持論を展開するが、直虎の真っ直ぐさに打たれて改心、盗賊団の技術を活かして協力するようになる。やがて、気賀を裏から支える存在になり、同時に直虎のよき相談相手となる。 - モグラ 演:マキタスポーツ
龍雲丸配下。 - 力也 演:真壁刀義
龍雲丸配下。 - カジ 演:吉田健悟
龍雲丸配下。 - ゴクウ 演:前田航基
龍雲丸配下。
井伊谷の人々
瀬戸村
祝田村
スタッフ
サブタイトルについて
各回のサブタイトルは(大半が)著名な映画・小説・漫画などが元ネタになっており、その年代・ジャンルは幅広い。
この表は公式に発表されたわけではなく視聴者の推測によるもので、これ以外にもモチーフはあるかもしれない。
劇中の南渓和尚の言葉を借りれば「答えは一つとは限らぬ」ということである。
回 | サブタイトル | 元ネタ |
---|---|---|
1 | 井伊谷の少女 | 映画『風の谷のナウシカ』/アニメ『アルプスの少女ハイジ』 |
2 | 崖っぷちの姫 | 映画『崖の上のポニョ』 |
3 | おとわ危機一髪 | 映画『007 危機一発』(=『ロシアより愛をこめて』) |
4 | 女子にこそあれ次郎法師 | 『井伊家伝記』の一節より |
5 | 亀之丞帰る | 戯曲『父帰る』 |
6 | 初恋の別れ道 | 映画『初恋のきた道』 |
7 | 検地がやってきた | 映画『ビートルズがやって来る ヤァ!ヤァ!ヤァ!』 |
8 | 赤ちゃんはまだか | ドラマ『憲法はまだか』 |
9 | 桶狭間に死す | 映画『ベニスに死す』 |
10 | 走れ竜宮小僧 | 小説『走れメロス』 |
11 | さらば愛しき人よ | 小説『さらば愛しき女よ』 |
12 | おんな城主直虎 | 本作 |
13 | 城主はつらいよ | 映画『男はつらいよ』 |
14 | 徳政令の行方 | 映画『告発の行方』 |
15 | おんな城主 対 おんな大名 | 映画『ゴジラ対メカゴジラ』/『モスラ対ゴジラ』 |
16 | 綿毛の案 | 小説『赤毛のアン』 |
17 | 消された種子島 | 映画『007 消されたライセンス』 |
18 | あるいは裏切りという名の鶴 | 映画『あるいは裏切りという名の犬』 |
19 | 罪と罰 | 小説『罪と罰』 |
20 | 第三の女 | 小説『第三の女』 |
21 | ぬしの名は | ドラマ『君の名は』/映画『君の名は。』 |
22 | 虎と龍 | ドラマ『タイガー&ドラゴン』 |
23 | 盗賊は二度仏を盗む | 小説『郵便配達は二度ベルを鳴らす』 |
24 | さよならだけが人生か? | 作家・井伏鱒二が于武陵の詩『勧酒』を訳した一節 「『サヨナラ』ダケガ人生ダ」 |
25 | 材木を抱いて飛べ | 小説『黄金を抱いて翔べ』 |
26 | 誰がために城はある | 小説『誰がために鐘は鳴る』 |
27 | 気賀を我が手に | 映画『港の乾杯 勝利を我が手に』 |
28 | 死の帳面 | 漫画『DEATH NOTE』 |
29 | 女たちの挽歌 | 映画『男たちの挽歌』 |
30 | 潰されざる者 | 映画『許されざる者』 |
31 | 虎松の首 | 映画『ガルシアの首』 |
32 | 復活の火 | 映画『復活の日』 |
33 | 嫌われ政次の一生 | 小説『嫌われ松子の一生』 |
34 | 隠し港の龍雲丸 | 映画『隠し砦の三悪人』 |
35 | 蘇えりし者たち | 映画『レヴェナント:蘇りし者』 |
36 | 井伊家最後の日 | 映画『地球最後の日』 |
37 | 武田が来たりて火を放つ | 小説『悪魔が来たりて笛を吹く』 |
38 | 井伊を共に去りぬ | 小説『風と共に去りぬ』 |
39 | 虎松の野望 | ゲーム『信長の野望』 |
40 | 天正の草履番 | 小説『天皇の料理番』 |
41 | この玄関の片隅で | 映画『この世界の片隅に』 |
42 | 長篠に立てる柵 | 映画『戦場にかける橋』 |
43 | 恩賞の彼方に | 小説『恩讐の彼方に』 |
44 | 井伊谷のばら | 漫画『ベルサイユのばら』 |
45 | 魔王のいけにえ | 映画『悪魔のいけにえ』 |
46 | 悪女について | 小説『悪女について』 |
47 | 決戦は高天神 | DREAMS COME TRUEの楽曲『決戦は金曜日』 |
48 | 信長、浜松来たいってよ | 小説『桐島、部活やめるってよ』 |
49 | 本能寺が変[2] | 本能寺の変[3] |
50 | 石を継ぐ者 | 小説『星を継ぐもの』 |
総集編1 | これが次郎の生きる道 | PUFFYの楽曲『これが私の生きる道』 クレージーキャッツの楽曲『これが男の生きる道』[4] |
総集編2 | 直虎の覚醒 | 映画『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』 |
総集編3 | 逃げるは恥だが時に勝つ | ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』 |
総集編4 | 井伊谷は緑なり | 映画『わが谷は緑なりき』 |
評価
本放送(NHK総合、20:00-)の平均視聴率は12.8%と「平清盛」「花燃ゆ」に次ぐワースト3位だったが、BS放送(BSプレミアム、18:00-)は平均4.4%で、前作「真田丸」の4.7%に匹敵する数字をマークした。
また、Twitter利用者層からの支持も前作に続いて熱烈であり、話題となった出来事・作品を振り返る「#Twitterトレンド大賞」ドラマ部門では、民放の人気作を抑えて1位に輝いた。高評価の要因としては以下の点が挙げられる。
- ご都合主義を排し、主人公が男だろうと女だろうと等しく襲いかかる戦国の荒波を容赦なく描いた
(“激辛スイーツ大河”“ハバネロ大河”とか“「戦は嫌でございます」を視聴者に言わせる大河”と表現された) - 数十話に及ぶロングパスを含む緻密な伏線
(コアなファンの多い「平清盛」との共通点を指摘する声も) - 直虎に関する史料の少なさを逆手に取りつつ、随所に細かい史実エピソードを盛り込んだ脚本
- 多くの作品で「暗愚」扱いだった今川氏真を、物語の中で成長させ「有能な文化人」として描いた
- 中盤の小野政次処刑シーン(通称"槍ドン")に代表される、俳優陣の熱演
本編のクオリティとは対照的に突っ込みどころ満載のサブタイトル
関連動画
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関連項目
脚注
- *2008年の大河ドラマ「篤姫」で井伊家の子孫・直弼を演じている
- *自動リンク先はゲーム『戦国BASARA3』の動画用タグ記事になっており、その記事の掲示板にも同じ題の2chコピペネタが紹介されているが、下記の通り全くの偶然である。
- *公式Twitter曰く「ごめんなさい、単なるダジャレです!」
- *PUFFYの楽曲の元ネタ
親記事
子記事
- なし
兄弟記事
- 6
- 0pt