お前、女だったのかとは、ラブコメ(R-18含む)にありがちなシチュエーションである。
表記ゆれとして「お前、女だったのか……!?」のように三点リーダや感嘆符を含むことも多い。
概要
男性だと見ていた人物があとになって女性と判明するシチュエーション。
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https://twitter.com/kn_sousaku/status/1239933013426765824
少女が男性として育てられたシチュエーションは古くから存在し、平安時代の「とりかへばや
」にも見られる。
漫画の神様、手塚治虫も「リボンの騎士」や「どろろ」に取り入れるなどお気に入りだったようだ。
シチュエーションの種類
このシチュエーションを発生させるには女性の事を男性だと誤認させる必要がある。そのため、女性には男装や男性として振る舞うことが求められる。同時に、女性としての行動は制限され、秘密を守るために交友関係も狭いものとなってしまうこともある。
歴史物のストーリーなどでは男性の後継ぎがいないため、やむなく娘が息子のふりをしているなどのシチュエーションも可能である。
そんな苦労を重ねていたところに主人公に女であることがばれると、主人公に秘密を共有させるか、あるいは思い切って周囲にばらしてしまうかの二択になる。前者では二人だけの秘密という強いつながりができき、薄い本やR-18では男性側からの脅迫の材料となってしまい、後者ではそれまでの生活との違いに周囲も自分自身も困惑したり、開き直ってそれまでとは全く違った性格になるなどの想定ができる。
上のようなめんどくさい事を考えずにこのシチュエーションを成立させる手っ取り早い方法としては、幼少期の男女の性差が出てくる以前に男性だと誤認させ、一度主人公と距離を取った後、思春期になってから女性らしい姿で再会するというパターンがある。10年ぶりに再会した幼少期のガキ大将が可憐な少女に変わっていた、というパターンはストーリーに無理なく、それでいてギャップによるインパクトを与えてくれる。
その他、顔と顔を直接会わせないコミュニケーション(文通、インターネットなど)により、相手の性別を誤認して、現実で実際に顔を合わせた際に初めて相手が女性だったというパターンも存在する。このパターンでは男性として振る舞うのがプライベートな時間と空間だけで済むため、無理なく実現できる。アバターがいかつい男性のものだったりすると、現実に会った時の落差はなお大きいだろう。
最後に、萌えシチュエーションとは関係なしに、ミステリーのトリックの一つとして男女誤認が使われることがある。叙述トリックではとくによく使われる手段であり、男性だと思っていたキャラクターが女性だったと発覚する事でそこまで読んできたストーリーが一気に反転する手法である。
シチュエーションの推しポイント
このシチュエーションの利点として、例えば幼馴染であれば「最初から異性と意識した幼馴染」より「親友」的な心理的に近いところからスタートできること、また女性と判明したときのギャップを生かせることなどにあると思われる。
「お前、女だったのか」なキャラクターの実例
※「このキャラクターは実は女性である」と明かしてしまっているため、いわゆる「ネタバレ」にあたる。閲覧注意。
※「男性として振る舞っていたが、後に女性だと判明した」実在の人物は歴史上複数存在しているが、デリケートな話題でもあるためここには掲載しない。
※作品名50音順
- アラミス (アニメ三銃士)
- 一条真琴 (あまいぞ!男吾)
- シャルロット・デュノア (IS〈インフィニット・ストラトス〉)
- キノ(キノの旅)
- 吹雪丸(クレヨンしんちゃん 雲黒斎の野望)
- 犬塚シロ (GS美神 極楽大作戦!!)
- 仁蒋 (魁!!男塾)
- 吉四六 (「サルでも描けるまんが教室」の劇中劇「とんち番長」)
- 藤本光 (囚人リク)
- 車力の巨人 / ピーク・フィンガー(進撃の巨人)
- ホット・パンツ(スティール・ボール・ラン)
- 凧葉真琴(双亡亭壊すべし)
- ミュウ (天空忍伝バトルボイジャー)
- 伊集院レイ (ときめきメモリアル)
- どろろ (どろろ)
- ファリス・シェルヴィッツ(ファイナルファンタジーⅤ)
- 白鐘直斗 (ペルソナ4)
- コーロギ (ミスター味っ子 ※アニメ版オリジナル設定。原作漫画版では男性)
- シルフィエット (無職転生)
- 久遠寺右京 (らんま1/2)
- キング(龍虎の拳)
- ヤマト(ONE PIECE)
(他にあったら追加お願いします。)
(ニコニコ大百科記事「男装」の「主な男装キャラ」の節も参照。)
関連静画
関連項目
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