お嬢様、仮想世界へ。とは、『Pでアイドルでお嬢様。』の異伝とも言うべき、ま。Pが連載したアイマス×SAOのiM@S架空戦記シリーズである。
2012年9月12日のプロローグから2012年11月14日にかけて本編が連載され、全30話をもって完結。
連載期間をみて「あれ?」と思った人、あなたは正常だ。
概要
主人公はオリジナルキャラ:空野千草が務め、『Pでアイドルでお嬢様。』の世界観をそのまま受け継いでいる。そのため、前情報なしだと、チートお嬢様千草をはじめとする登場人物の特徴をいまいちつかみきれないため、『Pでアイドルでお嬢様。』を視聴していることが望ましい。・・・とはいえ、話数が多いので、未視聴の人は当作や大百科を覗いてみて、興味があるようなら視聴するというスタンスでもいいかもしれない。
ストーリー構成はコミカルかつシリアスながら、SAO本編にあった出来事を補足するような展開で進む。ただし危機感を煽るためか、SAO本編の設定を一部変えていたり、同じくSAOのキャラを極力出さないように進めることで、独自の緊張感を出すスタンスをとっている。
ま。Pなのでお察しくださいとも言わんばかりの疾走ペースで連載中。気を抜くとあっという間に置いていかれるので十二分に余裕を持って追いかけることを推奨です。
登場人物
千草・美希・春香・千早が主人公サイドとして登場する。ゲスト扱いで他のアイドルや千草の執事なども登場するが、本作では完全に脇役である。
SAO側本編の登場人物は「それらしき人物」や「組織の名前」は出るものの、個人の名前は一切登場しない。
この項目ではこの作中で起きたことを中心に記述。
もっとアイドル達を詳しく知りたい場合はPでアイドルでお嬢様。の大百科を見ることを推奨する。
以下ネタばれに付き反転。
4(or5)人以外を脇役扱いにしたのは最後にちゃぶ台返しするための伏線にすぎず、この作品におけるSAOの終局は衝撃のラストを迎えることになる。
さらに『ま。P「SAOの人物の名前は出さないと言ったな。あれは嘘だ」視聴者「ぬわーーっっ!!」』でもあった。
空野千草
シリーズ恒例のお嬢様。デスゲームに不注意で巻き込まれた春香や千早の生命・精神を護るために正妻美希とともにチート技を駆使して途中参加でデスゲームと化したSAOに挑む。
現実世界と違って体力に不安がないためか、完璧超人ぶりに振りが手をつけられなくなっている。無駄に聞き耳スキルを完全習得していたり、ゲーム内の情報網を参加早々に構築・掌握してゲーム内で最大の財産を築いていたりとリアルチート振りは健在。他にも計算・予測・瞬間記憶能力などの個人スキルそのものがゲームスキルを上回るチートとか言ってはいけない。ただし美希が絡むとダメになることも当然というかしばしばある。
悪魔でも逃げ出すような気性を(一応)隠し持ち、身内に悪意や危害を加える相手には容赦しない。話術や交渉を用いてレベル的には格上の殺人プレイヤー(以下RP)や最強ギルドの幹部メンバーすら翻弄し、隙あらば「排除」や「脅迫」することすらも容易く行なうほど。特に相手が加えてきた危害が大きければ大きいほど、あらゆる手段を用いて報復を恐怖を刻み込みながら躊躇いなく実行する。その恐ろしさは対象にあらゆる権限すら与えない最悪の結末を強制するものである。最後に対象にチャンスを与える場合もあるが、それも相手の勝率がゼロであることを極力気付かせず、より絶望を与える手段の一つにすぎず、言ってしまえば「チャンスのような何か」という徹底ぶりである。そのため、「相手を殺める」という、手っ取り早い手段を極力避けるのは単にそれでは相手に報復や恐怖を与える量が小さいという理由からで、良心の呵責ではないことがさらに恐ろしい。間違っても敵に回してはいけない人物。
「殺害程度の些細な報復」で満足しないのは確かだが、身内を守る緊急手段としては、敵対者を躊躇なく殺める描写も追加された。好まずとも身内保護に最適と判断すれば、直接手を汚すことも厭わない一面もある。事実多数のRPをあらゆる手段を駆使して排除しており、場合によっては身内の前ですら排除の実行に踏み切ったこともある。また対象が「その場で死ぬこと」が最も望まない結末になるなら、あらゆる手段を用いて対象に気付かれないように予防線を敷いた上で、『それ』を確実に執行するという裏返しでもある。
ただし美希や日高一族といったごく一部の例外を除き、やはり他人(特に先ほどあげた以外の身内やそれに準ずる人物)が彼女を認識できる状況で、対象に報復の執行を行うのは状況が許す限り避けたい(メリットよりよりデメリットが大きいというのが理由と思われる)のは間違いないが。
一方で身内には『腹黒だけどみんなのことを優先して一緒に考えてくれる』と非常に慕われている。こちらについては「Pでアイドルでお嬢様。」本編のほうが詳しく描かれている。一方で若干閉鎖的な環境に加えて、身内を大事にするあまり、長らく「対等な友達」という概念を自身で感じ取ることが出来なかったが……
ゲーム内では唯一の弓使いとなった。弓は武器のランクが上がることにいっそうチート度が増しており、相対する相手が何も抵抗できず倒される確率が格段に上がってきている。またユニークスキル『金の瞳』を普通にプレイするだけで他人から見れば『チートや、チート!』プレイしてるだけでいつの間にか獲得していた。また超人的な頭脳とリアルの身体能力が影響されないことが合わさったことで、それによって可能になったVR世界における数々の切り札(そのほとんどがシステム外スキルと言っても良い)を持つ。
星井美希
シリーズ恒例のヒロイン・・・であっている天才少女。千草の正妻相棒としてSAOにともに挑む。
天才だけあって少し情報を得ただけで、クセのあるスキル発動を難なくこなすといったハイスペックを見せる。基本的には美希らしくよく眠そうになっていたりするほか、シリーズ恒例とも言うべきか千草にべったりである。
頭の回転や情報分析能力、警戒心が常人をはるかに上回る千草にとって心体共に最大のアキレス腱でもあり、本来美希自身が持つ危険感知能力と常人離れした反応速度や度胸が合わされば隙がないはずなのだが、逆に美希に気を取られることで警戒心が僅かに緩むことがあり、それが極僅かな隙を生むことがある。その隙の最中に美希に悪意が向けられた場合、千草自身が唯一取り乱す要因になりうる。さらに千草自身も美希に依存しているため、美希を失う、または失いかねない事態になれば千草の精神がどうなるかは想像もつかないところである。そして美希が追いつめられたことによる千草の報復の一環がこの物語の負の部分と千草の行動原理を最後まで象徴することとなった。
ゲーム内では両手剣使いにシフトし、STR特化型。あと料理スキルも習得した。また危険感知能力が極めて高く、これが後に本家SAOにある『システム外スキル』の一種であることが判明する。
ある事件以後、圏内を移動するどころか、自室から出るのすら困難になり、動画内での出番も極端に減ってしまっている。その後のもう一つの事件も経て、多少の改善はしたものの、いまだに千草以外とはコミュニケーションが難しい状況にある。
如月千早
デスゲームに不注意異で巻き込まれてしまい、慣れない戦闘で死亡寸前のところを千草と美希に救われた。
自分で何とかしたい、千草にもっと認めて欲しいという欲求から、ゲーム内では千草依存からの独立志向が徐々に強まっていき、一度は距離をとったのだが、結果的には千草に守られていたことを知り、元の鞘に収まった。
第2部では春香と共に出番は少なかったが、第3部以降は再度出番が増えてきている。
天海春香
千早と同じ経緯で、同時に巻き込まれる。
メンバーの中では千草依存度が最も低いためか、基本的に思いつめやすい千早を支えようとする姿勢が目立つ。千早の決断にも随行することを決めている。
ゲーム内では片手用戦槌にシフト。鍛冶スキルを4人の中で唯一習得しているほか、料理スキルも持つ。
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