かしいかえん(正式名称:西鉄香椎花園)とは、かつて福岡市東区香住ヶ丘にあった遊園地である。
その名の通り、西日本鉄道傘下の遊園地。
概要
かしいかえんのルーツは、西日本鉄道の前身のひとつであった「博多湾鉄道汽船」という鉄道事業者が1938年にオープンした『香椎チューリップ園』である。1956年に「香椎花園」に名を変える。
花園の名の通り、園内には花壇がギッシリと設けられていた。
近年では、シルバニアファミリーシリーズとコラボレーションを行っており、『かしいかえんシルバニアガーデン』として営業していた。
2021年12月に閉園。コロナ禍の影響で入園者数が減少しており、西鉄グループの事業整理で閉園することになった。
跡地は再開発されるまでの間は複合アウトドア施設「かしいのはまビレッジ」として営業している。
保存鉄道車両
園内に「レトロ電車パーク」という場所があり、2012年7月から公開が始まっている。
静態保存されているのは、
600形621号車:かつて西鉄が運営していた路面電車の「北九州線」(2000年11月廃線)で走っていた。廃線後JR筑前山家駅で保存されていたが2012年7月にここに移設された。
323形324号車:「北方線」(1980年11月廃線)で走り、廃線後土佐電鉄(現:とさでん交通)に譲渡され、2007年3月引退。2012年7月福岡に里帰り。
この2両である。土日祝には有料で車内を見学可能。
「かしいかえん」の閉園により、これら2両は別の場所に移設される予定となっている。
アクセス
関連動画
関連項目
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