かっとばせ!キヨハラくんとは、月刊コロコロコミックで連載されていたプロ野球パロディギャグ漫画である。1987年6月から1994年4月まで連載。続編の「ゴーゴー!ゴジラッ!!マツイくん」「モリモリッ!ばんちょー!!キヨハラくん」についても述べる。
概要
河合じゅんじの代表作。
読売ジャイアンツ→東京カイアンツという、野球チームの名前はモデル先がバレバレであるものの、もじった物にしていたが、野球選手に関しては「各選手や監督の名前をカタカナにしただけ(外国人選手は訴えられると困るのでもじったり平仮名にしていた)」という挑発的すぎる内容で、当時の子供達だけでなく、プロ野球ファンにも人気だった。
なお、公式としては完全なフィクションとなっている。白々しい
1994年に連載終了。その2ヶ月後に主役をキヨハラ(清原和博)からマツイ(松井秀喜)に変更した続編、ゴーゴー!ゴジラッ!!マツイくんが連載された。現実での松井秀喜がメジャーへ行った後は再びキヨハラが主役に返り咲いた「モリモリッ!ばんちょー!!キヨハラくん」が連載された。
結果的に1987年から2005年という約18年の長期連載となった。
主要登場人物
念のため言っておくが、殆どのモデル先は名前を間借りしているだけに等しい状態である。例として清原和博は出っ歯ではないし、桑田真澄は(少なくとも筆者が知る限りは)腹黒ではない。まして松井秀喜は怪物の類ではない。
- キヨハラ(清原和博)
作中では出っ歯が特徴。ゴーゴー!ゴジラッ!!マツイくんではタイトルこそ取られたがツッコミ役として主役級の活躍をしていた。モリモリッ!ばんちょー!!キヨハラくんではボケキャラとなる。 - クワタ(桑田真澄)
おそらくモデル先が一番風評被害を受けたであろうキャラ。腹黒であり、事ある毎に金儲けを企む。藁人形を常備しており、成績が良い選手には呪いをかけようとする。 - マツイ(松井秀喜)
続編「ゴーゴー!ゴジラッ!!マツイくん」の主人公。何故か怪物みたいな風貌をしており、実際怪物として描かれている。「かっとばせ!キヨハラくん」では終盤に新キャラとして登場していた。初期は喋っていたが、徐々に喋らなくなった。牛が大好物。 - モリ監督(森祇晶)
西部ライアンズの監督。ツッコミキャラとして活躍。 - ナガシマ監督(長嶋茂雄)
「ゴーゴー!ゴジラッ!!マツイくん」時のカイアンツの監督。現実に合わせて途中で監督を辞めるが、その後も度々登場していた。モデル本人のキャラが元々強烈なのであまり違和感がない
復活と休載
2014年に創刊された「コロコロアニキ」で「かっとばせ!キヨハラくん」が復活、連載されていたが清原和博=現実のキヨハラの麻薬取締法違反による逮捕を受け(公式では諸般の事情となっている)、休載となった。
休載後、河合じゅんじ先生は読み切り「いつかのホームラン」を掲載。ネット上で評判となった。その後、「キヨハラくんが駄目ならマツイくんを復活させてみては?」という読者の進言が相次ぎ、実際にマツイくんが復活した。
その後、マツイくん名義で紙版のコロコロアニキ休刊号となる2021年春号まで連載された。最終回では名前こそ出なかったが、キヨハラが復活し、マツイと共にかっとんで行くというオチだった。
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関連項目
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