がんばれゴエモン2 奇天烈将軍マッギネスとは、KONAMIから発売されたSFCのアクションゲーム。1993年12月22日に発売。
概要
がんばれゴエモン2 奇天烈将軍マッギネス |
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基本情報 | |
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ジャンル | アクションゲーム |
対応機種 | スーパーファミコン |
開発元 | コナミ |
発売元 | コナミ |
発売日 | 1993年12月22日 |
バーチャルコンソール | |
対応機種 | Wii Wii U Newニンテンドー3DS |
発売日 | Wii:2008年5月27日 Wii U:2013年9月25日 New3DS:2017年8月23日 |
ゲームソフトテンプレート |
「がんばれゴエモン 〜ゆき姫救出絵巻〜」の続編にあたるアクションゲーム。
「奇天烈将軍マッギネス」「マッギネス」というタグも。
前作でボスとして登場したサスケがプレイヤーキャラクターに昇格。ゴエモン・エビス丸・サスケでプレイする事ができる。
それぞれ操作性に違いがあり、エビス丸が若干ジャンプ力やすばやさに欠け、反面サスケは高いジャンプ力とすばやさを持ち、ゴエモンはその中間といった感じである。使いやすさはサスケが圧倒的であり、そのため2人プレイはサスケの取り合いから始まる。キャラクターセレクト画面になった瞬間右キーを入れた経験は本作の2人プレイをしたことがある人なら必ずあることだろう。アイテムや持ち金はキャラクターごとに管理されている。
武器もそれぞれ異なり、ゴエモンがキセル・エビス丸がハリセン・サスケがクナイである。道中の敵を倒す事で現れる招き猫をとると、武器の強さとリーチが最大3段階まで変化する。しかし、一度ダメージを喰らうと1段階、プレイヤー数を1機失うと初期段階へと下がってしまう。
ステージは敵が現れるアクションステージ、アイテム購入やセーブと言った事が可能な街ステージがある。
アクションステージでは基本横スクロールとなっている。街ステージは従来のシリーズ同様の形式だが、一部キャラクター以外を攻撃すると役人が襲ってくる(画面切り替えをすると元に戻る)。
また、2人プレイ時のみ可能である技として「おんぶ」がある。これは片方のプレイヤーにもう片方が乗っかることによりおんぶ状態でプレイする事ができる。おんぶ状態になっているあいだは下プレイヤーが移動担当で上プレイヤーが攻撃担当となる。背負われている方のプレイヤーが発射する遠距離攻撃は特殊なものになり、キャラのおんぶの組み合わせによって上キャラの遠距離攻撃が変わるようになっている(ゴエモンの小判の場合、エビス丸におんぶされると拡散小判、サスケにおんぶされると小判乱れ撃ちに変化する)。
今作では対象ステージこそ少ないが「偽ゴール」が存在し、偽ゴールのたぬき像を割ってしまうと普段は小判が出てくるところでミニたぬきが飛び出してくる。当然小判はもらえない上に先のステージへの道も開かれず、正しいゴールを探すために再挑戦することになる。登場時のSEが普段と違うので判別しやすくはなっているが、出てくる機会がゲーム中でも少ないので像が出た流れでそのまま叩いてしまい、初見では偽ゴールに行ってしまうことが多い。
奇数エリアの終盤はゴエモンインパクトというからくりメカに乗り込み、以後シリーズの定番となる巨大からくりメカ対決ステージに進む。ゴエモンインパクトはこの作品が初登場。本作では燃費が悪く、時間経過でどんどん燃料が減っていく。これが実質の制限時間となっている。
この場合は横スクロールのアクションステージと、ボスステージとに別れている。
体力と時間も燃料という概念に変わり、攻撃を喰らえば燃料が減るため、残り時間も減ってしまうのである。特にエリア5のボスは前後半に分かれていて長期戦になりやすいため、余計な攻撃を食らわないよう気を付けながら迫りくるタイムリミットも考えて戦うことになる。
そのため、ボスステージの前の横スクロールのステージで敵や建物等を破壊し、エネルギーを蓄えてからボスステージへ挑む必要がある。なおインパクトに乗り込むとボスを倒すまで他の街や道中のステージに移動することができなくなる。城ステージ、インパクトステージはクリアするとそのデータでは再挑戦できなくなる。
ゲームオーバーからコンティニューするとペナルティとして所持金が半減してしまう(初期値未満だった場合は初期値に戻る)。またゲームオーバー画面のジングルは2種類用意されており、敵キャラの直接攻撃でゲームオーバーになった場合は激しいジングルが、落とし穴などのトラップの場合は寂しげなジングルが流れる。今作のゲームオーバー画面は歴代シリーズと比べて妙にグラフィックが凝っている。それまでは真っ暗な画面もしくは背景にテロップが出される程度のものだった。
後に、ゲームボーイアドバンスにて1とカップリングされてリメイクされた。
ストーリーの始まり…
ゴエモン・エビス丸ははぐれ町の福引で琉球旅行を引き当て、琉球リゾートのはずれでバカンスを楽しんでいた。そこへ突如サスケが現れ、大江戸城が何処かへ飛んで行ってしまったのだという。
情報によるとマッギネスという人物が絡んでいるそうなのだが、はぐれ町で福引をやっていた人物こそがマッギネスだった。どうやら、2人は彼の罠にはめられてしまったらしい…。
登場するキャラクター
操作キャラクター
- ゴエモン
メイン武器:キセル→チェーンキセル→炎のチェーンキセル
サブ武器:小判、貫通小判
おんぶ技(エビス丸):拡散小判
おんぶ技(サスケ):超小判乱れ撃ち - エビス丸
メイン武器:ハリセン
サブ武器:手裏剣、反射手裏剣
おんぶ技(ゴエモン):くるくる手裏剣
おんぶ技(サスケ):下手人キラー - サスケ
メイン武器:くない
サブ武器:花火爆弾、スーパー花火爆弾
おんぶ技(ゴエモン):くない投げ
おんぶ技(エビス丸):あやつり花火爆弾
ボスキャラクター
- 奇天烈将軍マッギネス
- 本名はマッギネス=カス=テイラで、今作の事件の首謀者。詳細は記事を参照。
- マーブル5人衆
- マッギネスの直属の部下で科学者集団。5人いるが、語尾に「っす」が付くのが特徴。左腕に色違いの腕章を付けている。
- カブキリターンズ
- 前作に登場したカブキがマーブル・ブルーの改造を受けたことによってエリア2のボスとして立ちはだかる。敗北後は「地獄で会おうぜ」と言い残すが、クリア後のバーチャ地獄でゴエモンたちと再戦することになる。
ボスキャラクター(インパクト戦闘)
- からくり横綱メカ 千秋楽
- ゴエモンインパクトが一番最初に戦う巨大メカ。主な攻撃方法は張り手。
- からくり落ち武者メカ しゃれこうべ
- 巨大なベーゴマに乗って水上を移動する巨大メカ。ベーゴマが壊れた後はホログラムを使用する。
- 最終からくりメカ 神輿天狗
- 日本征服記念パレード用にマーブル・ブラックが作っていたが、ゴエモンインパクトと戦うために戦闘用に改造。ゴエモンインパクト作中最後の戦いだけあって前半と後半に分かれて長いが、格納庫で1対1となる。
その他
- ヤエちゃん
- くの一。からくり軍団の動向を探っているが、大江戸城でマッギネスに捕らわれる。インパクトでの再戦時にアドバイスをくれる。大江戸城で助けた場合、エンディングの絵が変わる。次回作では操作キャラクターとなる。
- 物知りじいさん
- 九州の薩摩でゴエモンたちに会い、ゴエモンインパクトを呼び出せるほら貝を手渡す。インパクトの再戦時にアドバイスをくれる。
- おみっちゃん(おみつ)
- はぐれ町のアイドル。大江戸城に来ていたことでマッギネスにさらわれる。
- 殿様
- 大江戸城の殿様。マッギネスに隙を付かれて大江戸城を乗っ取られてゆき姫と共にさらわれる。
- ゆき姫
- 大江戸城のお姫様。前作同様殿様と共にマッギネスにさらわれる。
- はんにゃ将軍
- 前作のラスボス。改心して大江戸城で働いていたが、前作の自分の手口をマッギネスに使われ、マッギネスにさらわれる。
関連動画
BGM・音源集
関連項目
BGM
がんばれゴエモン | |
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FC | からくり道中 - がんばれゴエモン2 - きえた黄金キセル - 天下の財宝 |
SFC | ゆき姫救出絵巻 - 奇天烈将軍マッギネス - 獅子重禄兵衛のからくり卍固め - きらきら道中 それ行けエビス丸 |
PS | 宇宙海賊アコキング - 綾繁一家の黒い影 - 大江戸大回転 |
N64 | ネオ桃山幕府の踊り - でろでろ道中 - もののけ双六 |
GB | さらわれたエビス丸 - 黒船党の謎 - 天狗党の逆襲 - もののけ道中 星空士ダイナマイッツあらわる!! |
DS | 東海道中 大江戸天狗り返しの巻 |
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- エビス丸
- おみつ
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