がんばれ!!ロボコンとは、1974年10月4日から1977年3月25日まで、NETテレビ(現・テレビ朝日)系列で放送された、石森章太郎原作の東映特撮番組である。全118話+劇場版
概要
スポ根ドラマ『柔道一直線』から着想を得て「ロボットの根性もの」という発想で作られた特撮番組。
ロボットの主人公ロボコンがと居候先の大山一家(シリーズ前半)⇒小川一家(シリーズ後半)に奉仕して、ロボット学校で100点を取ろうとするも、ドジばかり踏んで担任のガンツ先生から0点を与えられるというのがほぼ毎回のお約束となっている。
原作の石ノ森章太郎も本作を気に入っており、「仮面ライダーと人造人間キカイダーの次にこれを作ったんじゃいないかと思ったくらい」だといい、後々リメイクの企画を持ち込んだが東映からは仮面ライダーをやりたいということで石ノ森の死後になるまで実現しなかった。メインライターの上原正三も「本作が一番のって書いた」と述べている。
毎回ロボコンが0点ばかり取ることに(大体はロボコンが力の加減を知らないために余計な損害を出すのが原因だが、他のロボット達がトラブル持ち込んだり、中にはガンツ先生の採点ミスと言う理不尽な結果も)視聴者の子ども達から「ロボコンに100点を取らせてあげて」というファンレターが多く届き、上原も「たまには100取らせてもいいじゃないか」と思ったが、平山亨Pは「ロボコンが100点取ったら番組が終わるからダメ」と却下したという。作中ロボコンが100点取ったことも何度かあるが、これは平山の出張時にこっそり書いた話のようで、後々別の回でしわ寄せがきて減点されるということもあった。
失敗ばかりするがそれでも人のために奮闘するロボコンの人情ドラマと周りのロボット達の個性が好評で、特撮番組の中でも異例の2年半近くまで番組が続いた。
ちなみに石ノ森が書いた萬画版ロボコンはTV版と違ってかなり際どい内容となっている。
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関連項目
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