発売日 | 2019年9月27日発売 |
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対応機種 | Windows Vista/XP/7/8/8.1/10 |
ジャンル | 陰陽師が可愛い悪魔に誘惑されるADV |
シナリオ | かずきふみ |
原画 | きみしま青 |
開発チーム | シルキーズプラスWASABI |
発売元 | シルキーズプラス |
レイティング | ソフ倫:18歳未満発売禁止 |
価格(税抜) | 3,800円(通常版) 13,800円(抱き枕カバー同梱版) |
『きまぐれテンプテーション』とは、2019年9月27日にシルキーズプラスから発売されたアダルトゲームである。略称は『きまテン』。
概要
シルキーズプラス作品ではFD版を除いたオリジナル作品ではこれが8作目、そして初のロープライス版でのオリジナル作品である。
『缶詰少女ノ終末世界』の発売から僅か2ヶ月後、『シルキーズプラスドタバタ生放送#72』で発表された。
開発チームは伝奇モノをメインとする「WASABI」が3年ぶりに担当。そのWASABI2作品『なないろリンカネーション』と『あけいろ怪奇譚』でシナリオを担当したかずきふみがこの新作でもシナリオを執筆した。原画は『恋×シンアイ彼女』のきみしま青が担当している。
ゲームのシステムにおいてはシルキーズプラス初のE-moteが実装(当初立ち絵のみだったが、発売してからしばらくしてHシーン版のE-moteをダウンロードにて実装できるようになった)されためにアンネリーゼのおっぱいがゆっさゆっさに揺れる姿を見ることができたり、選択肢において「行動選択」が幅広く実装され「見る・調べる」及び、キャラクターと「話す」事によって物語が大きく左右される様な流れになっているのも特徴である。システム上では普通見られる高価なパッケージ版価格である、フルプライス版作品並みの内容なのだが、シルキーズプラスはこれを低価格であるロープライス版でやってしまったため、後に凄い事になってしまった(この件は後述)。
物語は『なないろリンカネーション』及び『あけいろ怪奇譚』と世界観は同じだが、これらの続編ではなくパラレルワールド的作品である。
言うまでもないですが、シルキーズプラス作品ですので、人が死ぬのはお約束となっております。
(言の葉舞い散る夏の風鈴は除く)
萌えゲーアワード2019の9月の月間賞争いではアンネリーゼの揺れるおっぱい得票数でオーガストの『千の波濤、桃花染の皇姫~花あかり~』を圧倒して見事月間賞に輝いた。これで昨年発売された『バタフライシーカー』から5作品連続でシルキーズプラスの作品が萌えゲーアワードで月間賞を獲得した事となる。やっぱりアンネリーゼの揺れるおっぱいが強すぎた。
ちなみに、デビュー作『なないろリンカネーション』で萌えゲーアワード月間賞に輝いたものの、それ以降シルキーズプラス作品の中では逆に4作品連続で月間賞を逃している。その4作品は『根雪の幻影~白花壮の人々~』、発売日が『まいてつ』と同日だったせいで月間賞で敗れてしまい、後に「まいてつの壁」とシルキーズプラスドタバタ生放送のネタにされた『あけいろ怪奇譚』、そして『景の海のアペイリア』、『景の海のアペイリア~カサブランカの騎士~』である。
萌えゲーアワード2019の年間ランキングでは4位。アンネリーゼのおっぱいのおかげでエロス系作品賞PINKを受賞した。ここまでは大方予想されていた。が、まさかの準大賞にも輝き2冠を獲得した。ロープライス版の美少女ゲームにおいて、準大賞はこの作品が初めてという快挙であった。ロープライス版でもフルプライス版の満足度が得られると言う事が、この作品で証明されたと言える。やはりアンネリーゼのおっぱいは偉大だった。そして、全てのフルプライス版作品が泣いた…。
2020年8月28日には、まさかの全年齢版パッケージ版が発売された(価格は2800円+税)。
2022年12月28日、シルキーズプラス公式YouTubeチャンネル「たまネコステーション」で続編の製作が発表。「きまぐれテンプテーション2(仮)」と今までは仮称であったが、2023年11月30日の臨時放送にて「きまぐれテンプテーション2ゆうやみ廻奇譚」と正式名称が決定した。なお略称は仮称の頃と同じく「きまテン2」との事。
あらすじ
とあるマンションで、四人の住人全員が死亡する事件が起こった。
遺体は腹を裂かれた上に臓器が持ち去られているという不可解極まりない状態で発見された。
マンション内に満ちた濃い瘴気が事件の背後に霊的な何かが存在する事を匂わせている。
警察の手に余る案件であったため、人ならざるモノを管理し調伏するための機関「陰陽寮」から
若き陰陽師、巽悠久が派遣され事件の調査に当たる事となった。
とある目的のためにイギリスから海を渡り日本へやってきた悪魔、アンネリーゼと共に
マンションで何が起こったのか、何故住人が死んでしまったのか、その謎を解き明かしていく…。
ーはずなのだが、夜の眷属であるアンネリーゼには、事件よりも悠久の下半身に興味津々の様子。
アンネリーゼの猛烈なアプローチに女性経験に乏しい悠久はタジタジ。
果たして悠久は誘惑を振り切ることができるのか?それともあっさりと屈してしまうのか?
閉ざされた呪いのマンションで、謎を解き明かしたい陰陽師とイチャイチャしたいだけの悪魔との、
奇妙な共同生活が始まる。
登場人物
主人公
- 巽 悠久(たつみ はるひさ)
→203号室の住人
陰陽寮に所属する若き陰陽師。大学1年生。空いていた203号室を拠点とし、事件の調査に当たる。
陰陽師でありながら特別な術は使用できないが、霊的な耐性は非常に高く、霊障を受けにくい。
また、その性質を利用して呪具を扱う事もでき、霊や妖、悪魔すらも斬ることが妖刀を携行している。
それなりに経験を積んでいるため心霊現象にたじろぐことはないが、少々コミュ障気味で特に女性に
慣れていない。そのため奔放なアンネリーゼに度々振り回されてしまう。そこ、リトさん言うな。
ヒロイン
- アンネリーゼ CV:歩サラ
→101号室の住人(?)
イギリス出身の悪魔、夜の眷属。
日本のオタク文化に憧れがあり、日本語はアニメや漫画で覚えた。
日本の永住権を得ることを条件に、悠久に協力する。
イギリスではひっそりと暮らしていたために人と接することがなく、元々通常の人間にはアンネリーゼの
姿が見えない事もあって、未だに夜の眷属としての"仕事"をしたことが無い。
そのため性に興味深々で、どちらかと言えば事件の調査より悠久(の体と精気)に執心している。
悠久より前にマンションに到着していて、空いていた101号室に家具を揃え自室として使用している
ものの、イチャつきたいがために悠久が拠点としている203号室に入り浸っている事が多い。
マンションの住人
- サリィ CV:鈴谷まや
→102号室の住人
マンションの住人の一人。死後も102号室に留まっている。
「天使」として生まれ変わったと語り、悠久たちに「教え」を説こうとすることから、事件には
何らかの宗教的な問題が絡んでいる事が推測される。
物腰は穏やかではあるが、一方通行な発言が目立ち、対話は困難である。
- ロゥジィ CV:くすはらゆい
→103号の住人
マンションの住人の一人。サリィと同じく天使として生まれかわり、103号室に留まっている。
彼女たちの名前は「マザー」と呼ばれる人物が付けた天使としての名であり、決して本名は名乗らない。
常に眠っており、呼びかけても姿を現さない事が多い。
- クーリィー CV:あじ秋刀魚
→201号室の住人
マンションの住人の一人。サリィと同じく天使として生まれかわり、201号室に留まっている。
友好的ではあるものの、ふとしたきっかけで激昂することがあり、気難しい。
また彼女の部屋には「とある違法薬物」で埋め尽くされており、事件前からマンションが異様な状態で
あったことが窺える。
- ハーヴィー CV:手塚りょうこ
→202号室の住人
マンションの住人の一人。サリィと同じく天使として生まれかわり、202号室に留まっている。
四人の中で唯一、まともに会話が成立する人物であるが、事件の真相については決して語ろうとしない。
「天使」の体には「印」が刻まれており、それが呪いとなってマンションを縛っているのかもしれない。
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関連項目及びリンク
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