きみの概要はじつにばかだな
藤子・F・不二雄 著 『ドラえもん』の短編作品のひとつ「ウルトラスーパー電池」より。
(ドラえもん カラー作品集 第6巻収録)
電球を割ってしまったのび太が代わりにボールを取り付け凌ごうとしている姿に
呆れ果てたドラえもんが発したセリフ。
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児童向け作品の模範として名高い『ドラえもん』だが、原作漫画ではしばしばこういった辛辣なセリフが飛び出す。
(「やろう、ぶっころしてやる」「日本じゅうがきみのレベルにおちたら、この世の終わりだぞ!!」等)
これもそのひとつであり、その絶妙なシニカルさからネット黎明期よりコミュニティ問わずAAとともに親しまれてきた。
なお、こうした率直な言葉遣いは現実の小学生の日常をある程度忠実に反映したものであったが、
テレ朝版アニメ第1期(いわゆる「のぶ代ドラ」)ではこうしたセリフの数々はより穏当なものに変更された。
それが一部のコアな原作ファンには「なにか物足りない」「原作改変だ」というネガティヴな印象を抱かせたが、
後に大山のぶ代氏らが語ったところによれば、こうした言葉遣いは初期のアフレコ台本には残っていたのだが、
のぶ代氏らの役作りの結果「子守ロボットなら乱暴な言葉はインプットされてないのではないか」という結論に至り、
アフレコ現場でアドリブ同然に直されたもの、との事である。敢えてこうした「教育的配慮」がなされた背景には、
当時はテレビが国民的な娯楽メディアであり、平成の世とは比較にならぬほどの影響力を持っていた事実がある。
こうしてドラえもんは「こんにちは。ぼくドラえもんです」という有名な挨拶に代表されるようにきれいな言葉を操り、
原作でののび太の年上の友人的な立場よりも大らかな保護者的な立場が大いに強調されることとなった。
また、他の登場人物も言葉遣いが直された。こうした中、たてかべ和也氏が懸命に捻り出したセリフがあの
ジャイアンの「のび太のくせになまいきだ」である(元のセリフは「バッキャロー!」「ぶんなぐってやる」等)。
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