くらやみのほらあなとは、ゲーム『ポケットモンスター』シリーズに登場するダンジョンである。
概要
『金・銀・クリスタル』『ハートゴールド・ソウルシルバー』に登場する、ジョウト地方の洞窟ダンジョン。名前の通り洞窟内は非常に暗く、探索するには「フラッシュ」が必要になる。
レアポケモンとして「ノコッチ」「ソーナンス」が出現し、特に『金・銀』ではここでしか捕まえることができない。
ダンジョン内に戦えるトレーナーはいない。
ストーリーを攻略する上で通る必要はない。近寄る必要もない。
通り抜けたところで近道にもならない。
拾えるアイテムも全体的にしょっぱい。
このダンジョンから「ノコッチ」「ソーナンス」が取り上げられた時のことを考えると夜も眠れない。
ニコニコ大百科にわざわざ個別記事を立てるほどの特筆性がぶっちゃけ見当たらない。
でもここで記事を終えるわけにはいかないのでがんばって書いてみる。
基本情報
- 内部を探索するには「フラッシュ」「いわくだき」「なみのり」が必要。HGSSでは加えて「かいりき」も必要。
- 31ばんどうろ(キキョウシティ側)、45ばんどうろ(フスベシティ側)、46ばんどうろ(ワカバタウン側)の3箇所に出入口を持ち、それぞれを繋いでいる。ただし段差の影響で一方通行が多く、例えばキキョウ側→フスベ側には抜けられない。
- 洞窟内は南側と北側の二つにエリアが分かれている。ストーリー序盤に立ち入ることができるのは南側エリアのうちの一区画だけで、本格的に南側エリアを探索できるようになるのは基本的にストーリー中盤以降。北側エリアはストーリー終盤に探索可能になる。
- ダンジョンBGMは「こおりのぬけみち」と同じ。
序盤(キキョウジム挑戦前後:バッジ0~1個)
※第二世代において、通信交換で「いわくだき」を覚えたポケモンを序盤から入手することもできるが、ここでは考慮せず、「いわくだき」はコガネジムクリア後に使用可能になることとする。
- 「フラッシュ」が必要というこの手のダンジョンにしては珍しく、序盤の序盤にあるダンジョン。バッジ0個で暗闇を味わうことができるのは「くらやみのほらあな」だけ! だからどうしたと言われたらそれまで。
- 隣のキキョウシティにある最初のジムクリア後(HGSSでは『マダツボミのとう』クリア後)に「フラッシュ」が使用可能になり、洞窟内部の探索が可能に。しかし足を踏み入れてすぐのところで「いわくだき」が必要な岩が道を塞いでおり、まだ奥へは立ち入ることができない。この時点では精々「キズぐすり」が拾えるくらい。
HGSSではキキョウジムクリア後に「いわくだき」が使えるように変更されたが、「いわくだき」の岩を越えてすぐのところに今度は「かいりき」が必要な岩が追加されており、やっぱり先に進むことはできない。「隙を生じぬ二段構え」とはこのこと。 - 最初のジム、キキョウジム挑戦前にズバットを入手できる唯一のポイントである(クリスタルバージョンを除く)。捕まえたところで「きゅうけつ」でどうやってハヤトの鳥ポケモンを倒すんだという話だが。キキョウジム突破後、2番目のジム挑戦までに「つながりのどうくつ」「ヤドンのいど」「ウバメのもり」でまたいくらでも捕獲チャンスはあるが、少しでも早い内から育てたい、クロバットへの進化のために懐かせておきたい、という人にとっては重要かもしれない。
- イシツブテも多く生息するが、こちらに関してはもっと手前の道でも捕獲可能。捕まえ忘れた場合には便利であろう。また、ズバットと同じくここでゲットを逃してもまだいくらでも捕獲チャンスがある。ズバットと異なりこちらはキキョウジムで活躍の余地がある点では重要ポイントか。
- 他には、このフロアには前述したノコッチが出現。「トキワのもり」のピカチュウもビックリなほどの超低出現率なので、「序盤から育てたい」という強いこだわりがある場合を除き、大量発生を待った方が良い。HGSSでは岩を砕いたときに「ノコッチ」が結構な確率で出現するようになった。大量発生を待たなくて良くなった点がポイント。
- クリスタルバージョンでは朝限定でヒメグマが出現。クリスタルバージョンではここにしか出現しない。
【まとめ】ズバット、ノコッチ、ヒメグマ(クリスタル限定)をストーリー攻略用に早い内からゲットしたい人、なるべく低レベルでゲットしたい人を除き、寄る必要はない。
中盤(各種秘伝技入手後:バッジ3~4個)
- 第二世代では3番目のコガネジムクリア後に「いわくだき」のわざマシンを入手、HGSSでもやはりコガネジムクリア後に「かいりき」が使用可能になり、やっと南側エリアの奥に立ち入ることができるようになる。
- 障害物の岩をどかして奥に進むと、46ばんどうろ(ワカバタウン側)の出口に抜けることができる。抜けた先には3人のトレーナーがいるが、別にわざわざこのダンジョンを使わなくてもストーリー終盤でまたここに来ることができる。
ワカバタウン側出口と書いたが、別にこのダンジョンを抜けることでワカバタウンへの近道になるわけでもなく、草むらを全て回避してワカバタウンへ帰郷できるルートが存在するぶんむしろ遠回りと言ってもよい。 - 「なみのり」入手後は、洞窟の北側のエリアに立ち入ることができるようになる。ただし段差があるので北側エリアのほんの一部にしかまだ入れない。このエリアには前述したソーナンスが出現する。
- また、HGSSでは「なみのり」を使うことでここでしかゲットできない「くろいビードロ」を拾うことができる。使用すると野生ポケモンと遭遇しにくくなりエンカウントのイライラを解消できる神アイテムだ! スプレーは知らない。
【まとめ】トレーナー3人と戦ってちょっとでも経験値&お金稼ぎしたいという人を除きわざわざ通り抜ける必要はない。
終盤(フスベシティ到着後:バッジ7~8個)
- ジョウト地方最後のジムがあるフスベシティに到着すると、ようやく「くらやみのほらあな」の北側エリアを本格的に探索できるようになる。フスベシティ側のこの出入口からはキキョウシティ側の出入口に一方通行で抜けることができる。まあ通り抜けるだけなら空を飛べばいいのだけれど。
- 奥には男性が一人いて、ここでしかゲットできない「くろいメガネ」をもらうことができる。くらやみのほらあな始まったか!? 「こわもてプレート」は知らない。
- そしてわざマシン13「いびき」もゲット! くらやみのほらあなの時代が来たぞ!
- HGSSでは代わりにわざマシン54「みねうち」がゲットできる! コガネシティのデパートでも買うことできた気がするが気にしない。
【まとめ】なんというか……なにかが足りない。
HGSS限定の補足
HGSSでは「ホウエンサウンド」を使用することでマクノシタとアブソル、「シンオウサウンド」を使用することでリーシャンとドーミラーがそれぞれ出現する。といってもこれらのポケモンは各地の洞窟ダンジョンで共通なので、特別な事情で低レベルが欲しい場合を除き「くらやみのほらあな」で行う必要はない。だからどうしたというレベルのお知らせでした。
ちなみに
くらやみのほらあなではノコッチが大量発生することがあり、『金・銀・クリスタル』では「やまおとこのツトム」がその情報を電話で知らせてくれる。(無論事前にポケギアに登録する必要あり)
大量発生を知らせてくれるトレーナーは多くがその現場に居合わせているのだが、このやまおとこ、何故か「くらやみのほらあな」近辺ではなく、まったく関係のない「つながりのどうくつ」出口にいる。洞窟巡りがお好きなのは構わないが、紛らわしいので割とやめてほしい。
あと「スリバチやま」のマリル大量発生を教えてくれるやまおとこも、現場からかなり離れた山道で登山に勤しんでいる。これ以上続けると「くらやみのほらあなの説明」から「やまおとこの悪口」にシフトしてしまうのでここまでにしておく。
関連項目
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