概要
上野~中軽井沢間に設定されていた観光特急そよかぜ、上野~石打間に設定されていた観光特急新雪と同時期に設定された観光特急である。このくろいそは那須高原への観光特急として上野~黒磯間に設定されていた。
上野駅から西那須野駅・黒磯駅までは急行なすのや黒磯駅以北発着の特急つばさ・ひばり・あいづ等が運行されていたが、特急そよかぜの運行されない秋に臨時特急として設定されていた。
車両は上野~中軽井沢間の臨時特急そよかぜと共用であった。その為、東北本線黒磯駅・常磐線取手駅で交直流が切り替わるので東北の特急は交直流電車か気動車が主に使用されていた中で、東北本線では異例の181系直流電車が使用されていた。しかしそよかぜの運行日数拡大への方針から僅か2年で那須高原への臨時列車は急行なすのが受け持つ事となり、特急くろいそは廃止されてしまった。ちなみに、くろいそは上野口から列車名が消えた特急列車第一号である。
尚、国鉄民営化前後に臨時急行としてくろいそが運行されていた事がある。これは東北新幹線上野開業で上野~宇都宮・黒磯間の急行なすのが新特急なすのに格上げされた為、臨時急行としてなすのの名称を使用する訳にはいかなかったからである。急行くろいその使用車両は新特急格上げ前の急行なすのと同じく165系であったが、急行くろいそはひっそりと登場しひっそりと廃止されている。
列車名の由来
沿革
1969年10月 季節特急くろいそが上野~黒磯間に2往復設定される。
停車駅は上野 - 大宮(上りのみ) - 西那須野 - 黒磯
1971年11月 4日の運転を以てくろいそは運行されなくなる。
関連動画
特急・急行くろいその動画は無いようなので使用車両の動画で代替する
関連項目
- 鉄道列車名一覧
- 東北本線
- 181系直流電車・165系
- 日本国有鉄道
- なすの(列車) - 同区間を運行していた急行・新特急
- そよかぜ(列車) - 軽井沢への観光特急
- 新雪(列車) - 魚沼地方への観光特急
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