「くろまく〜」とは、『東方妖々夢』において、レティ・ホワイトロックが十六夜咲夜との出会い頭に言った台詞である。
概要
いつまでたっても冬の明けない幻想郷で、その異変を解決しようと出かけた咲夜。
さっさと黒幕を倒したいと願うが、そこに出てきたのは異変とは何の関係もない妖怪だった。
『寒気を操る程度の能力』を持つとはいえ、レティは自分の能力を理解し弁えている妖怪である。寒気を強くしてはいたのだろうが、実際に冬が明けないようにしている張本人でもなかった。「黒幕だけど、普通よ」と付け加えたのはその表れだろう。だが、そんな言葉を聞き入れる風もなく殺る気満々の咲夜に対して「頭のおかしなメイド」と至極真っ当な意見を述べたところ、黒幕…目の前の障害と認定されて潰されてしまう。
誰から見ても冬が明けないのは異変であり、冬と関係のある妖怪がこれを起こしているのではないかと考えるのは当然とも言えよう。真の黒幕はどうあれ、『寒気を操る程度の能力』を持つレティはまず真っ先に疑われる存在であり、「誰かが自分を退治しに来るかも知れない」と考えていた可能性はある。その為、自虐的な意味で「くろまく~」と言ったのかも知れない。しかし実務的な咲夜にはそんな言葉も通じなかったようだ。ちょっとかわいそうである。
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