こころ 「それは……まさしく希望の面!
今は一体何処にある?」
こいし 「内緒。もう私の宝物だもん。
ってあれ?
何でも忘れる私が、何でその事だけ覚えているのかな?」
こころ 「貴様、希望の面を返さないと言うのか」
こいし 「うん、返すつもりは無いよ」
こころ 「偏ったお面の持ち主は必ず感情を破綻させる。
そのままではお前の感情も暴走するぞ!」
こいし 「構わないもん。
感情なんてもとより持ち合わせていないもん」
こころ 「哀れな奴め!
私のようになりたくなければ、今すぐ希望の面を手放すことだ!」
こいここは希望の恋心とは、古明地こいしと秦こころのカップリングである。
概要
東方心綺楼は、秦こころが希望の面を失うことにより起きた異変であり、その希望の面は実は古明地こいしが拾っていた。
このことにより、本来感情が無いはずのこいしは希望の感情を得ることができた。
何もないこいしに希望が生まれ、他人から見られることに嬉しさを感じたり、他人から見えたり、話しかけられたりすることが多くなった。
一方、こころは希望の面を失ったことによって感情が欠けて暴走し、幻想郷から感情が失われようとしていたが、
元の作成者である豊聡耳神子が新しい希望の面を作ることによって、一応の解決を見た。
しかし、新しい希望の面が合わず、古い希望の面を取り返そうとしていたが、二ッ岩マミゾウに諭されて、新しい希望の面を使いこなすことを決める。
まだ完全には使いこなせていない。
このことから、感情が完全でない二人の微妙な関係性が生まれた。
こころが新しい希望の面を使いこなすと、こいしの旧い希望の面は力を失い、こいしは元の空っぽな存在に戻ってしまう。
それは、再び誰からも見られることのない、何も感じない存在に戻ってしまうことを意味する。
しかし、こころが希望の面を使いこなさないと、いつまでも一つの妖怪として完全な存在になれない。
よって、このカップリングは、
いつか訪れる結末としてバッドエンドが用意されてしまっている組み合わせなのである。
二人の共通点
二人の特徴として、何かが欠けていることがある。
こいしは、表情は豊かで笑顔が可愛い妖怪であるが、その実何も感じていない、感じることができない空っぽな存在である。
一方こころは、感情豊かなポーカーフェイスの2つ名の通り、感情を司る感情豊かな妖怪ではあるが、お面に表情を頼っており、表情を作ることができない。
こころは希望の面を失って、一部の感情が欠けた妖怪になってしまった。
こいしは希望の面を拾って、少しだけ感情を感じることができるようになった。
お互いに何かが欠けている状態になっているのである。
二人の関わり
こころは希望の面を返してもらうために度々こいしに接触しようとしている。
こころはこいしに対し「見つけたぞ! 私の宿敵よ!」と、
こいしを特別視しているようなセリフを言うが、
こいしを覚えていてくれて、探してくれる存在が姉以外に居る、ということがどれほどの意味を持つのか我々は知っている。
しかも、 「返せったらぁ。……しかしまあ、もう新しいお面も貰ったから本当は要らないんだけどね。」
と、本当は必要無いのにも関わらず、こいしと接触すること自体を楽しんでいるようなセリフも見られる。
こいしの方からも、こころが能楽を踊っているところに紙吹雪を落とす等の働きをしており(鈴奈庵)、二人の関係は一方通行でないことも伺える。
関連項目
- 7
- 0pt