こだわりハチマキとは、ゲーム「ポケットモンスター」シリーズに登場するアイテムである。類似アイテムであるこだわりメガネ、こだわりスカーフについても記述する。
概要
初登場は第3世代「ルビー・サファイア」。元来「ハチマキ」といえば「きあいのハチマキ」というアイテムのことを指したが、こだわりハチマキの使い勝手が評価されるなどして、現在ではハチマキといえば専らこちらを指す。
ポケモンに持たせると、「攻撃が1.5倍になるが、一度技を選ぶと同じ技しか出せなくなる」という効果がある。別の技を出したいときは、一度そのポケモンを引っ込める以外に方法はない。
デメリットが非常に大きいため、必然的に持たされるポケモンは、小手先の戦術を駆使せずひたすら火力重視のポケモンとなる。苦手なポケモンに交代されてしまうと通常以上に対抗できずに退かざるを得なくなってしまうため、常に相手の交代も視野に入れた行動をする必要があり、上級者向けのアイテムである。当然その仕様上、「かなしばり」や「いちゃもん」などの技には弱い。しかしその火力は折り紙つきであり、デメリットを押してでも対戦ではよく使われるアイテムの一つである。役割論者御用達でもあるんですなwww
またその大きなデメリットを逆に利用し、「トリック」、「すりかえ」により相手に押し付ける戦法もよく使われる。相手の変化技の使用を読み押し付ければ相手は交代せざるを得なくなり、特に変化技ありきのサポート型や耐久型のポケモンは、これ一発で機能不全に近い状態まで陥れることができる。ただし、この目的では「トリック」、「すりかえ」自体を先制で出しやすくするために、後述の「こだわりスカーフ」が使われることが多い。
余談だが、ガラルヒヒダルマの専用特性「ごりむちゅう」は、こだわりハチマキと同じ効果。
こだわりメガネ
こだわりハチマキの特攻版。こちらは第4世代「ダイヤモンド・パール」が初出。物理だけにこのようなアイテムがあるのは不公平と思われたためか、特殊版も晴れて登場となった。同じくしばしば「メガネ」と称される。
こだわりスカーフ
こだわりハチマキの素早さ版。こちらも初登場は第4世代「ダイヤモンド・パール」。やはりしばしば「スカーフ」と称される。
素早さの重要度が高いポケモンというゲームにおいて、その素早さを上昇させることができる貴重なアイテムである。素早さの種族値があまり高くないポケモンでも想像以上の素早さを得ることができるため、奇襲性は絶大。特に種族値70のポケモンが素早さに特化しこのアイテムを持たせることで、素早さ特化の種族値130のポケモンに対し先手を取れるというのは有名。先制できると思った相手に不意に先手を取られ、それだけでこちらの戦術が瓦解してしまうこともあるほどに警戒すべきアイテムであり、そしてメジャーなアイテムである。
弱点としては、ハチマキやメガネと違い火力は上がらないことが挙げられる。せっかく先手を取っても相手を倒しきれず、反撃でやられてしまうといったこともしばしば。また、受けとして出てきたポケモンにはハチマキやメガネ持ち以上に太刀打ちできなくなってしまうため、ある程度元の火力に自信のあるポケモンに持たせるのが望ましい。
関連項目
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