こどもリンクとは、ゼルダの伝説シリーズに登場する幼いリンクのことである。
概要
この名称は『大乱闘スマッシュブラザーズ DX』において少年の"リンク"と"リンク(青年リンク)"と区別するためにつけられた名称である。
『時のオカリナ』などに登場する幼いリンクのことだが、決まった定義はなく多くの場合で大人の"青年リンク"、アニメ調で描かれた"トゥーンリンク"以外のリンクを指し、特に『スマブラDX』の"こどもリンク"の元となった『時のオカリナ』『ムジュラの仮面』の少年リンクを指す場合が多い。
第1作『ゼルダの伝説』や『神々のトライフォース』では、リンクは「少年剣士」と設定されており、そもそもリンクは子どもなのがデフォルトのキャラクターであった。ただ『時のオカリナ』以降はリンク=10代後半の青年のイメージが強くなり、また少年設定のリンクにはトゥーンリンクが採用されることが増えたため、いわゆる「こどもリンク(リアル系絵柄の少年リンク)」が登場する機会は減っており、『ふしぎの木の実』『神々のトライフォース2』が該当するくらいである。
時のオカリナ
『時のオカリナ』では少年リンクと七年後の青年リンクを切り替えて進めていくのだが青年リンクだけで進められるイベントは多くない。最終的にリンクは少年時代へ帰り、『ムジュラの仮面』へ続く。
少年リンクである青年リンクと比べるとハイリアの盾を構えられない、使える道具が限られていたりと非力ではあるが、こどもリンク専用装備デクスカリ棒の威力は凄まじく、ラスボスのガノンですら瞬殺するほどであり、RTA、TASにおいてこどもリンクのままエンディングを迎えることは当たり前になってしまっている。
ゼルダ無双
DLCキャラとしてではあるが、ムジュラの仮面のリンク(時のオカリナのリンク)がゼルダ無双にまさかの参戦、肩書は「仮面の少年」
ゼルダ無双の世界では、「スカイウォードソード」「時のオカリナ」「トワイライトプリンセス」が神話として語られている世界であるため。
神話の中の存在ということになるだろう。
使用武器は「鬼神の仮面」。魔力解放や必殺技の時に装着し、月をも一刀両断する。
スマブラ
『大乱闘スマッシュブラザーズDX』にて初参戦。
上記の通り、大人の"リンク"と区別するために『時のオカリナ』の少年時代、『ムジュラの仮面』のリンクをベースにした幼いリンクに"こどもリンク"という名称を使用したゲーム。CV 瀧本富士子
通常の"リンク"に比べて火力、リーチはないものの、素早く飛び道具が優秀なファイターになっている。 残念ながらデクスカリ棒は使えない。
壁ジャンプが可能であり、ミニゲーム「ターゲットを壊せ!」のこどもリンクのステージは壁ジャンプを使用しなければクリア出来ない構造になっていた。そのため当時壁ジャンプの存在を知らず、クリアできなかったプレイヤーは数知れない。『速報スマブラ拳!!』のこどもリンクのページには壁ジャンプの事が記述されているのだが……
後の『スマブラX』『スマブラ3DS/WiiU』には参戦していないが、軽量リンクというコンセプトはトゥーンリンクに引き継がれているため、実質的にはリストラになったわけでは無い。
そして『大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL』では「全員参戦」のコンセプトの下DX以来久々に参戦する。ブレスオブザワイルドデザインになった「リンク」、引き継ぎ先の「トゥーンリンク」とも合流し、気分はさながらトライフォース三銃士である。
リンクがブレスオブザワイルドのデザインとなったことで性能が大幅に変化(クローショット消失によりつかみは通常のものに。バクダンがリモコンバクダンに。最後の切りふだが古代兵装の弓矢に変更など)したことによりこどもリンクが従来のリンクの性能を引き継ぐ形になった。
最後の切りふだはトライフォースラッシュ。これも前作のリンクが使用していたものがこどもリンクが引き継いでいる。デザインは『スマブラDX』同様、時のオカリナ準拠。
さらに、対戦時の登場の仕方は64版のリンク以来となる「ワープで光の中から降臨」。旧来のファンには嬉しい演出だろう。
ゼルダの伝説ポータル曰く「トライフォースの宿る者に“負け”はナシ!」 威風堂々と楽しんでほしい。
E32018ダイレクト動画:3:29あたり
キャラクター紹介動画:8:36~
関連動画
関連商品
関連コミュニティ
関連項目
- 2
- 0pt