こやし玉とは、モンスターハンターシリーズに登場するアイテムである。
概要
モンスターのフンと素材玉を合成する事で得られる投擲アイテム。フンが内包されており、着弾すると嫌な臭いが広がる。こやし玉から発せられる臭いはモンスターも嫌がるようで、強制的にエリア移動させる効果がある。なんともお下品なアイテムである。主に戦いづらいエリアへ移動された時や、2頭クエで合流された時に使用されるが……。
MHP2G以前/MHF
初代から登場している由緒正しきアイテムなのだが、この頃は未発見状態でなければエリア移動させられないという致命的な欠点があった。
このため一度発見されると効果が無くなり、発見されやすい2頭クエでは使用されないという空気のようなアイテムであった。
こやし玉が必要になる場面が少なく、積極的に使う人は少なかったと思われる。
ただ臭いを発するという事で、「捕捉を嗅覚に頼っているフルフルに何らかの効果があるのでは?」と勘繰り、使用するハンターはいた。
初代にはボウガンの弾でこやし玉と同じ効果を持つ「こやし弾」が存在した。当然こちらもMHGで無くなった通り空気。
MH3~MHXX
長らく空気同然だったこやし玉だが、システムが一新されたMH3にて大躍進を果たす。
本作から発見状態でも効果を発揮するように。またペイントボール同様モンスターにぶつけて使用するアイテムとなり、利便性が向上。これによって2頭クエでは欠かせないアイテムに昇華した。
さらにMH3で追加された拘束(捕食)攻撃でも効果を発揮し、こやし玉の使用で逃れられるため、保険で持っていく人か増えた。特にイビルジョー拘束攻撃のダメージが異常な程大きいので必須アイテムと言える。
MH3では水中では使用不可だったが、MH3Gでは使用可能になっている。こやし玉様様である。
MHXでは「こやし弾」がボウガンの武器内蔵弾として復活した。効果も当然こやし玉準拠だが、武器を構えないと使えないので拘束攻撃の前には無力。
MHW
手投げ玉ではなくスリンガーの弾として登場。素材玉は使わず、フンだけで調合可能。
「縄張り争い」がある関係で複数頭が合流する場面が増えた。
MHW:Iではこやし無効の古龍相手に「強化撃ち」で使う場面も出てきており、そこまで影が薄いわけでもない。
MHRise
手投げ玉に戻ったが、調合レシピがモンスターのフンから直接調合するMHWのスリンガーこやし弾準拠になった。
効果も密かに強化されており、ラージャンや古龍相手でも効果が出るようになった。
しかし肝心のこやし玉の出番はというと、まず拘束攻撃では投げられない。
更にMHRiseでは「操竜」の関係で下位からフィールドに大型モンスターが2頭、上位では更に増えて3頭いることが殆どだが、2頭が合流した場合には同士討ちでダメージが発生する上、いずれか1頭を操竜するチャンスとなり、別のモンスターに攻撃を仕掛けたり壁ドンしたりやりたい放題出来るし、操竜終了後は勝手に別離する。
操竜に頼らないつもりなら話は別だが、大抵はこやし玉で分離するメリットが少なく、ゆっくり釣りしたい時に邪魔者がいる時か、2頭同時の場合に固有の行動を持っていて同士討ちしないリオス夫婦を退却させる時くらいしか投げる機会が減り、影がだいぶ薄くなった。
しかも後者の状況もシリーズ恒例のはずのリオス2頭クエストが下位/上位には無いため、かなり限定的である。
関連項目
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