概要
沖縄の島とうがらしをストレートの泡盛に漬けた調味料である。辛味成分カプサイシンが泡盛に溶け出していて当然辛い。ガラス瓶に詰めることが多い。沖縄そばをはじめ辛味を加えるのに使われる。
液を使い切っても、泡盛を継ぎ足せば島とうがらしに残っていた辛味成分が溶け出して再び使えるようになる。これは何度か繰り返せるようである。辛さが出なくなったら実を料理に使ったりすれば無駄がない。
市販品は島とうがらし10~20個を泡盛150mlに漬けたものが多い。沖縄で売っているこーれーぐーすでも沖縄県産とは限らず、たまにベトナム産の物もあったりする。
ぶっちゃけた話、島とうがらし以外の唐辛子を原料にしたり、泡盛以外の蒸留酒で漬けても似たような辛味調味料を作ることは可能だったりする。酒ではなく油に漬ければチリオイル(ラー油は製法が違う)、酢に漬ければチリビネガーとなる。
類似品に唐辛子を焼酎で漬け込んだ「とうがらし酒」というものもあるが、こちらは調味料ではなく飲用である。そのためこーれーぐーすほど辛くはしない(1.8リットルに対してとうがらし30本程度)。
酒税法
こーれーぐーすは沖縄県(沖縄国税事務所管轄内)では酒類ではなく調味料扱いになっている。これは強い辛味のために飲料として扱われることは無いからで、料理酒と同じ理屈である。
沖縄国税事務所管轄外で商売に使いたい場合は地元管轄の国税局へ問い合わせた方が良いかも。
関連商品
たくさんあって載せきれないので、市場を「島とうがらし」「こーれーぐーす」などで検索して下さい。
関連項目
- 1
- 0pt