さあ牛だ!とは、テクノスジャパン開発、データイースト販売のアーケードゲーム「空手道」に登場する迷台詞である。
さあ概要だ!
「空手道」はファミコン発売翌年の1984年にあって、瓦割り、演舞など豊富なボーナスステージが用意されており、その中の一つに「牛と対決する」というものが存在する。このボーナスステージが始まる際、主人公が水戸黄門のテーマソングをバックに発言するのが「さあ牛だ!」という台詞である。
そのあまりの唐突さ、BGMの選曲も含めたシュールさ、唐突に浜辺に切り替わる画面、「うもー」と言いながら突進してくる(そして一撃で倒れる)牛、などが当時のプレイヤーに強いインパクトを残し、ビデオゲームにおける迷台詞の一つとして現在も語り継がれている。
なお「空手道」の作中では全国大会にステージが切り替わる時に「さあ全国大会だ」という台詞が同様に表示される。これを流用したためこのような台詞になったと考えられる。他のボーナスステージには台詞を挟む演出がなく、開発チームは牛との対決に一種の異様なこだわりをもって制作したようである。
ちなみに牛と対決するというシチュエーションは「空手バカ一代」などで描かれた、空手家・大山倍達の伝説的なエピソードを基にしたものと思われる。
データイーストのアーケードゲーム「ファイターズヒストリーダイナマイト」では、難易度ノーマル以上で1ラウンドも落とさずに勝ち進むとシークレットボスとして牛が登場する。また、2007年発売の「BLEACH DS 2nd 黒衣ひらめく鎮魂歌」ではストーリーモードにこの迷台詞をリスペクトしたであろう「さあイノシシだ!」というイベント戦が用意されており、作中に登場する猪「ボニーちゃん」と戦うことになる。
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