さいはてHOSPITALとは、yn氏のサークル西高科学部により作製されたフリーゲーム。現在は公開停止。
概要
ちょっと不思議な「さいはて町」で、主に少年少女が仲良く喧嘩する若干ブラックなRPG。RPGツクール2000製で、プレイにはランタイムが必要。
作者の独特な画風と世界観、緩いながらも後半にいくに連れてどんどんシリアスになっていくストーリー、個性豊かなキャラクター達、デフォルトに少し手を加えた癖のある戦闘システム等が魅力のフリーRPG。
VECTORで配布されていたが、2020年に公開停止申請が行われた。
(当時の告知ツイート。クリックで内容表示)
ストーリー(プロローグ)
いつの間にかさいはて町に馴染んで暮らしていた主人公のたきもと(デフォルトネーム)は、ヒノモト学園のアレク輔、たきもとの弟分のファル彦と共に、地下水路にある開かずの扉前まで来ていた。この扉の奥に幽霊が住んでいるという噂話の真相を確かめるためだ。しかし、開かずの扉を内側からこじ開けて出てきたのは病的に白い謎の少女だった。
登場キャラクター
- たきもと(主人公)
- 詳細不明の若者。いつの間にかさいはて町に居て、いつの間にか不思議な力「マホウ」が使えた。
- 本作の主人公で、経歴などが一切不明。耐性や味覚等も全て平均なものになっていて、これはなるべく主人公=プレイヤーに近づける為であると思われる。
- ハルナ
- 本名サイハテハルナ。とても貧乏で、近所で手伝いをして生計を立てている。そしてさいはて住人の中では珍しいマホウ使いでもある。マホウを使ってお金を稼ぐことが出来るのに、何故か本人はそれをしたくないらしい。生活の影響なのか、淡白な食べ物が好き。
- ファル彦
- 本名ハヤブサファル彦。マルサという某春日部防衛隊のようなものの隊員。たきもとを兄貴と慕っており、さいはての歴史・地理に明るい探検家の卵。いつかさいはてで何かを大発見して教科書に載る、そして子供達に落書きされるという夢を持つ子供。頭の髪の毛は凶器になるほど鋭い。性格のとおり子供舌で、甘いものが好き。
- アレク輔
- ヒノモト学園高等部2年の購買部。
- マルサのリーダーで、本作では珍しい?常識人。学園の隣にある秘密基地でよくファル彦やたきもと達と集まっている。
- キリコ
- 本名サイハテキリコ。
- 名字にサイハテとあるが、ハルナとは出会うまで接点が無かった。見るからに魔女のような見た目をしていて、もちろんマホウ使い。何故かたきもとやハルナの事を知っている様子。ボスを含むどんな敵も一撃で仕留めるマホウを最初から使える。辛いもの以外は受け付けない様な味覚をしている。
- タカ、ユキ、シン
- 近所の子供達で、通称三馬鹿トリオ。無駄に強い。
- ヨウスケ
- さいはての子供で、ファル彦とは仲が悪い様で良い。熱い性格をしており、ヒーローに憧れている。
- アホである。
- トオル
- ヨウスケの友達。ヨウスケと違って冷静な性格。前髪で目が隠れて表情が読めない。結構気さくな性格で、丸めた朝刊を武器に戦う姿はやはり子供である。
- 科学部部長
- かなりぶっ飛んだ性格をしており、とんでもない技術の持ち主。巨大ロボットやらハイパードライブやらを作るそれは、もはや科学でもなんでもない。
戦闘システム
本作の戦闘システムは、ツクール2000のデフォルトに少し手を加えたものとなっていて、必殺技であるマホウを使うためには「収束」という行動をしなければならない。収束は使うごとにマホウ(俗に言うMP)を1溜める。そして溜めたマホウを消費して必殺技のマホウを使うことが出来る(書いていて非常にややこしい)。マホウは味方も敵も原則0の状態で戦闘が始まる。
例: 1ターン目に収束 → マホウ(MP)が1溜まる → 2ターン目に消費1のマホウで攻撃
また、本作にはレベルの概念がなく、敵を倒して手に入れた経験値を使い、自由にステータスを強化することが出来る。さらに装備している武器種ごとに使い込んでいくと覚える必殺技があり、このシステムのおかげで装備と技さえ揃えればステータス未強化でゲームをクリアすることも出来る。
関連動画
関連リンク
関連項目
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