さゆーじあとは、『モーニング娘。LOVEオーディション2002』で起きた伝説である。
概要
当時、最終候補者として山梨某所の合宿に参加した道重さゆみ(当時13)。この時、歌唱レッスン時に課題曲である「赤いフリージア」を歌うのだが、このときまでの道重は「歌に音程があることを知らなかった」「歌は歌詞を読めばいいだけだと思っていた」と告白しなければならないほど、音程さんを認識できていなかった(勿論、つんく♂も「正直歌は全然上手じゃない」としっかりと事実として受け止めている)。
そんな彼女が歌った「赤いフリージア」を同オーディション特番で流れていた1シーンとして流した際、あまりの衝撃にお茶の間を騒然とさせたとか、させなかったとか。今でこそ努力の末に音程さんの認識時間を延ばすことに成功した道重さんの原点をもう一度振り返ってみるのもいいかもしれない。
時を経て2014年11月。道重が出演していた『おしゃれイズム』であの歌声が再び響き渡った。
オーディションから12年後…
そして、デビューから4329日後であり、オーディションから12年11ヶ月が経過した2014年11月26日。その日、音程が見えていなかった彼女は伝説のアイドルとして最後のステージに立っていた。スカートが立体的な花のオブジェで埋め尽くされた、まさに花畑のようなドレスを纏い、彼女はあの曲をピンク色のライトで埋め尽くされた会場で歌い上げた。決して上手いとは言えないが、12年という長い年月をもって熟成された想いと懸命な姿はまさに最高の瞬間に封を開けた貴重なヴィンテージ・リキュールのような深い味わいを持った歌へと変化を遂げていた。オーディションで歌っていた頃を知るファンや元メンバーからしたら、最も感動的なシーンとして、心に刻まれたのではないだろうか。
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デビュー前
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そして、卒業の日
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