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しまいま。とは、2006年2月24日からアリスソフトが配布しているアダルトゲームである。
概要
2004年に発売された「ALICEの館7」の収録ゲームのひとつであったが、このゲームより後の時系列（1年後とされる）を描いた「よくばりサボテン」をプレイする前の”予習”として配布を開始した。また、よくばりサボテンを購入することで、「よくしま外伝」というおまけシナリオ集をプレイすることができ、一部ルートの後日談やそれぞれのキャラのクロスオーバーを見ることができる。
また、「だぶる先生らいふっ」（同じ作者によるノベライズ版。原作は異なるライターによる）とも共通の世界観であるらしい。
エロゲにおいて無料配布している数少ないソフトである。アリスソフトは配布フリー宣言をしているが、割と古めのソフトを対象としているため、比較的新しいこのゲームを無料配布するのは異例のことである。「よくばりサボテン」の販売促進の名目で配布されているが、これ単体でもミドルプライスの「抜ける」エロゲと遜色なく、品質の高いものとなっている。お世話になった人も多いのではないだろうか。
シナリオを担当したのは当時アリスソフトの社員だった「はちまん」こと弓弦イズルである。そのためか、ヒロインと「IS」登場キャラとに様々な共通項が見受けられる。
プレイ中に「ヒロインの声が出なくなった！」と言う紳士諸君もいらっしゃるだろうが、フルボイスではなくパートボイスであるため、それが正常な動作である。脳内補完で乗り切るのが吉。
逆に言えば、例外は少なからずあれどボイスが出たらHシーンフラグであるため、色々と準備を整えて待機されたし。
あらすじ
主人公結城遊馬はあるきっかけを期に美人姉妹で有名な神無静流・神無紗奈の秘密を知ってしまう。同時にクラスメイトである風霧 零や百景 のぞみとも行動をともにしながら仲を深めていく。
登場人物
結城遊馬
本作の主人公。性別、オス。男。ヒト遺伝子XY。凸凹の凸の方。
わりといい顔、勉強も運動もそれなりにできるというモテ体質。人当たりがよくさっぱりしているが、優柔不断なところがある。
好きなモノはMTBとMD（音楽ジャンルの好き嫌いはなし）。本編開始前に両親がロスに出かけてしまい、実質一人暮らし。
淫魔の力による結界を無視したり、記憶操作された後でもそれを思い出せるという特異体質持ち。
神無静流
人間と淫魔のハーフ（母親が淫魔で父親が人間）であり、発情期がある。
また、そのせいで人避けの結界、記憶操作、治癒などの不思議な力を行使することができる。
淫魔の姿になると、翼や角が生える。翼は場合によっては隠せるようだ。
しっかりしている反面、親しい者にはお茶目な一面も見せたりする。
好きになった相手に甘えたり誘惑して困らせるのが好き。
また、かなりのヤキモチ焼きである。
好きな食べ物はザーサイらしい。
某所ではさん付けで呼ばないと大変なことになる。
グッドエンドもさることながら、バッドエンドは直結する選択肢やシナリオそのものの印象が高く、語り草になっている。また、二次創作としてBEA（バッドエンドアフター）と呼ばれるアフターシナリオがファンによって作られており、現在も探せば見つけることができる。
余談だが、インフィニット・ストラトスに登場する「更識楯無」は、キャラクターデザイン、妹の存在、役職など共通項が多い。
中の人は別の役で登場済みだが
よくばりサボテンでも絢音の電話の相手として登場するが、あるヒロイン（静流の次代の執行部部長）と面識があることがわかっている。また、別のヒロインとも共通項（主に中の人が）があり、よくしま外伝のとあるシナリオで顔を合わせた際は、互いに「他人の気がしない」と発言している。
神無紗奈
静流の妹であり、遊馬の一つ下の後輩。
静流と同様に人間と淫魔のハーフである。淫魔の姿では翼や角、それとイヌミミ（？）が生える。
淫魔状態だと腕力が上がるのか、怒りのあまりパイプ椅子を前衛的なオブジェに変える一幕もある。
遊馬に片思いをしているが、引っ込み思案で人見知りな性格のせいで遊馬になかなか本心を伝えられない。
照れ屋で恥ずかしがり屋。しかし、実は静流以上のヤキモチ焼き。
専用ルートではしばしば暴走し、ドSになることも。（一部ファンの間では黒紗奈と呼ばれる）
バッドエンドも用意されているが、他のバッドエンド（共通ルート、静流ルート）の印象がかなり強いためか、影に埋もれがちである。
風霧零
無口かつ冷静沈着で感情をほとんど表に出さない変わり者。クラスメイトでもよく会話してるのは、遊馬しかいない。
剣道の腕前は全国レベルで、大会をすべてストレート勝ちで優勝した過去がある。これは自宅が剣術の道場を営んでいるため。
また、退魔の家系でもあったらしく、魔を討ち祓うことを己の使命とする多少残念な決意を秘める。
順調に進めていると必ず酷い目に遭う（性的な意味で）、それにより植え付けられた恋心に翻弄される、数少ないバッドエンドの一つに絡むなど、本作のヒロインの中でも屈指の不幸体質。
一方で、サブヒロインという扱いなので専用ルートはないものの、ハーレムルートは「事実上の零ルート」と呼ばれるほどに優遇され、「よくしま外伝」には当ルートの後日談として彼女と付き合うことを選択した場合のシナリオが描かれる。
インフィニット・ストラトスのメインヒロインの一人「篠ノ之箒」も似た属性を持つことから、おそらく作者の好みだろう。
ファンからも専用ルートが無いことを嘆かれるほどに人気。事実、しまいま。内での人気投票では静流に続く2位を獲得している。(´・ω・`)ｻﾆｬｰﾝ
百景のぞみ
サブヒロイン。遊馬のクラスメイト。遊馬と仲が良い。
また、一夜の従姉兼幼馴染であり、新幹線呼ばわりされている。
（本人曰くトラウマ。遊馬にははじめて知り合ったときから「名前で呼べ」と言っている）
静流と同じ執行部部員である。
いわゆる委員長タイプのヒロインだが、暴力的な一面が強く、もっぱら新幹線呼ばわりした一夜が被害に遭っている（殴る、蹴るは勿論、関節技で腕を捥ごうとした事もある）。1度だけ遊馬も攻撃されたことがある。
本人もこの点に関しては開き直っている。
アホ毛、メガネといったその他の属性も持っているものの、イベントシーン（R-18）のイラストが2つしか無いなど、冷遇されているヒロイン。違う意味で不幸属性も持っていたらしい。
ちなみに中の人は「よくばりサボテン」でも委員長タイプのヒロインを務めるものの、後に行われた人気投票ではヒロイン中最下位となる6位に甘んじている。一応メインヒロインなのだが・・・どうしてこうなった。
奈々月絢音
サブヒロイン。喫茶ななつきの店長。
静流と紗奈とは従姉妹の関係にあたり（父方の親戚であるため、淫魔ではない）、喫茶ななつきでバイトさせている。
少々天然でおっとりしているが、いたずらっ気のあるお茶目で優しい性格。遊馬を気に入ったらしく、よくちょっかいをかけてくる。
「よくばりサボテン」にも登場しており、専用ルートが存在する攻略対象に昇格している。
静流と同様、某所ではさん付けすることを義務付けられる。
黄泉塚一夜
詳しくは単独記事参考のこと→黄泉塚一夜
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関連項目
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