しょくぱんまんとは、アニメ「それいけ!アンパンマン」および、
同アニメの原作となった絵本「あんぱんまん」シリーズのキャラクターである。
アニメのしょくぱんまん
CV.島本須美
アニメではアンパンマン、カレーパンマンと同様にジャムおじさんに作られたパンの一人である。しょくぱんまん号という車に乗り、小学校をはじめとした様々な場所に毎日パンの配達をしている。トースター山という山の近くに自分だけのパン工場を持っている。
敬語で話し、温和で真面目、子供が好きで人に尽くすことに喜びを感じるという爽やかな好青年だが、その一方でナルシストな一面を持っており、美しいものや風景を見ると「わたしのように美しい」などと言い出す。
アニメ初期はそんなナルシストに加え、超能力を使ってばいきんまんを縛り上げたり、小鳥の鳴き声を言葉として聞き取り会話するなど電波っぽい挙動がたびたび見られた。
普段はあまり感情的になることはないが、ドキンちゃんからプレゼントをもらって跳ねて喜んだり、みんなと一緒にいるのが嬉しくて思わず笑うなど、子供っぽい素直な反応をすることも多い。
非常に器用で多趣味であり、バレエ等の踊り、お茶、俳句、絵、演劇、合唱の指揮、楽器の演奏からいろいろなスポーツなど様々なことをこなす。その器用さは戦闘でも活かされており、仲間に指示を出したりアンパンマンの顔を焼いたりする補助役から、アンパンマン、カレーパンマンとともに最前線で戦う戦闘役まで幅広い。
ただし、本人は戦うのが苦手なうえ、敵であろうと相手を傷つけるのを嫌がっているので戦闘に積極的ではない。
カレーパンマンとは友達兼ライバルであり、よく口喧嘩(稀に手もでる)をするが、配達を手伝ってもらったり一緒にパトロールしたりと、本当は仲がいい。
ドキンちゃんに好意を寄せられている。が、本人は気づいていない・・・らしい。本当はどうなんだか。
(しょくぱんまんがドキンちゃんに対して優しくする場面があるが、それはドキンちゃんを特別視してのことではなく、老若男女、善悪の区別なく平等に彼が優しいからであり、そういう気質はアンパンマンに似ていると、原作者であるやなせ氏は語っている)
アンパンマン、カレーパンマン同様、顔が汚れると力が出なくなるが、彼の場合、服やマントを汚されても力が出なくなる。この弱点は、彼のイメージカラーである白の潔癖なイメージを重視して考えられたものであり、きぐるみショーなどでも使われている設定である。なので、彼は汚れたとき用にハンカチなど、拭き取るものを常に携帯しているようだ。
切った食パンの形をしているので顔は何枚切りなのか気になるところだが、二枚目なのは間違い無い。
絵本のしょくぱんまん
アニメ版の原作の一つとなる絵本「しょくぱんまん」、「あんぱんまんとしょくぱんまん」にでてくるしょくぱんまん。絵本ではジャムおじさんが作ったパンではない。海の向こうから子供の泣き声を聴き、助けるために、トースター山というトースターの形をした山から飛び出すように生まれた。
そしておばけいかに襲われていたけんちゃんという男の子を助け出し、テーブル島という島でけんちゃんに朝食をふるまう。
その際に自分の顔を剥がし、太陽の光でトーストしてけんちゃんに与えるという荒業を披露している。はがした顔には鼻やら口やらが残っているので、ちょっとグロテスク。
服装が、黄色い服にマントにブーツにグローブ、胸には「S」マークと、現在とは少し異なる姿をしている。後に「アンパンマン」シリーズにメインとして出てくるようになったときは、今と同じカラーに変更されている。原作の彼にはナルシスト設定はなく、普通の優しいお兄さんである。
関連動画
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関連項目
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