しょしとは、フィンランド版の「YMCA(ヤングマン)」、およびその歌手の俗称。
歌手を指す場合はヴォーカルであるエスコ・ニックを指し、「しょし氏」などという表現も見られる。
概要
VillagePeopleのオリジナルと西城秀樹のカヴァーでおなじみの「YMCA(ヤングマン)」を、フィンランドのバンドであるグレゴリウス(Gregorius)がカヴァーした歌「NMKY」(Än-äm-koo-yy, エンネムコーユー)、その歌い出しの早口な「SOS!」(Äs-oo-äs!, ェスォーェス!)が「しょし」と聞こえることによる。また他に「NMKY」→「エミネム五位」など、多数の空耳がネタにされている。
グレゴリウスのヴォーカルであったエスコ・ニックによれば、この曲は当時放送されていた「Hepskukkuu(いないいないばぁ)」というお笑い番組の中の、ヒットソングをカヴァーするというコーナーで用いたネタであったという。カヴァーにしてはあまりに原曲からかけ離れた編曲と歌詞(「SOS! また彼女に愛想尽かされ、人生ガッカリお先真っ暗だよ! だから、みんな仲良し・話題いっぱいのNMKYで新しい友達(男同士)作っちゃうぜ!」と、原詩のソレっぽい部分を煮詰めたような内容)、実質お笑い映像となっているのもそのためと考えられる。ただし、発表当時は軽く流され、ほとんど注目されなかったという。
しかし30年近く経った現在になって、本家と比べてあまりにもしょぼいサウンド、カメラ目線で笑顔のキーボード、ランニングに短パン姿でヴォーカルからダンサーまでみんな腰くねくね、やる気のなさそうなベースやギター、あさっての方向を見ているドラムスなど、「YMCA(ヤングマン)」とはかけ離れた爆笑ものの雰囲気がネット上で人気となり、ニコニコ動画やYouTubeでもこの音源を用いたさまざまな動画が上がっている。
グレゴリウスについて
グレゴリウスのバンドメンバーは、エスコ・ニック(Esko Nick, ヴォーカル)、ヘイッキ・ローリラ(Heikki Laurila, ギター)、オリ・アーヴェンラーティ(Olli Ahvenlahti, キーボード)、ペッカ・ポホヨラ(Pekka Pohjola, ベース)、タパニ(ナッピ)・イコーネン(Tapani "Nappi" Ikonen, ドラムス)である。ヴォーカルのエスコ・ニック以外は、全員著名アーティストである。
エスコ・ニックは現在ヘルシンキのレッパバーラ図書館で司書を務めており、「しょし」が「ししょ」になったなどと言われている。他のメンバーはめいめいに活動を続けているが、ペッカ・ポホヨラは2008年11月にアルコール依存症のため死去した。
ちなみにバックダンサーのグループ名は、ヤリ・サムリン・ダンスグループ(Jari Samulin Dance Group)である。
トリビア
- 「しょし」タグがつけられる場合、セットで「ヒデキ惨劇」のタグも付与される。
- 「しょし」とは秋田弁で「恥ずかしい」の意でもある。
- NMKY(エンネムコーユー)とはフィンランド語で Nuorten Miesten Kristillinen Yhdistys (ヌオルテン・ミエステン・クリスティッリネン・ユフデイストュス)、つまり Young Men's Christian Association (キリスト教青年会、YMCA)のフィンランド版の略称である、ってまんまかよ。ナミカ(Namika)、クリスティカ(Kristika)とも呼ばれるらしい。
関連動画
しょし関連
しょし
逆再生
VillagePeople(アメリカ)、西城秀樹(日本)、しょし(フィンランド)の比較版
現在のしょし氏登場、「しょしの真実(?)」
しょし動画を使ったMAD
しょし音源を使ったMAD
しょしのニコニコミュニティ
関連項目
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