セガサターン、シロ!指が折れるまで!!
概要
己を愛し、己を信じ、己に勝つ。
遊びの道を極め頂点に達した男。
屈強な肉体と精神力を持ち、物事を真剣に取り組むことの素晴らしさを若者に説いている。厳つい顔と白い柔道着がトレードマーク。
演じていたのは藤岡弘、。
名前の由来は「姿三四郎」と「セガサターン白(新型サターンのボディが白い事からそう言われていた)」、そして「セガサターン(を)しろ!」をかけたものと思われる。
初期の頃はサターンを片端から押し付ける迷惑な存在であったが、やがて修行に励むシーン等をメインにしたCMが流れ、テーマソング「セガサターン、シロ!」(CD化もされてる)も流れるようになり、熱いキャラとして知られるようになった。
CM内容は、頭突きで瓦割り、素足でスケートリンクを疾走、野球の球を足でホームラン、火災現場で人命救助等、三四郎の体力を活かしたものが多い。時には、魚を捌いて舟盛りを作る、サッカー監督として采配を振るう、謎の力で増殖したこともある。色々と人間離れしているがゾンビには弱い。
ロケ現場は過酷だったらしく、足が凍傷になりかけたり、まつげが燃えてしまったり、本当に指の骨を折ってしまったりと、怪我のエピソードにも事欠かない。
『サクラ大戦2』のCMでは真宮寺さくら役の声優、横山智佐と共演。花びらが舞う桜並木の中で2人がじゃれ合う光景はツッコミどころしかなく、全CMの中でも屈指のカオスさである。
最終CMではドリームキャストとセガの未来を守るため、悪人の放ったミサイルをその身で受け止め、宇宙空間で爆散し星となった。しかしよく見ると爆発の際画面右側にパラシュートと人影らしきものが写っており、「せがた三四郎は無事に脱出したのではないか?」とファンからは言われている。
この件については、2013年に行われたトークイベントで触れられた際、
一連のせがた三四郎CMを担当した博報堂のクリエイティブディレクターである安藤宏治氏は、
「スタッフの意図したものではないのです。でもこのようにイベントが行われてせがた三四郎が復活しているわけですし、スタッフの知らないところで脱出して生きていたんじゃないのかな、と僕は思ってます」
とコメントしている。
なお、せがたのゲームも2種類出ている。一つはセガサターン末期のソフトである『せがた三四郎 真剣遊戯』というミニゲーム集で開発はかの『デスクリムゾン』で有名なエコールソフトウェア。全体的にバカゲーじみているが、難易度はそれなりに高い。
もう一つはWindows95,98/Macintosh用のCD-ROMとして発売された『せがた三四郎 超人伝説』で、実は数あるせがたの関連商品としてはこれが元祖。中身はちょっとしたミニゲームやデスクトップアクセサリ、本人の声によるパソコン向けのボイス集、果てはテーマソングのカラオケ練習ソフトにペーパークラフトのデータなんてのも付いているどちらかというとファンディスク的な内容。この他にオマケデータで『アドバンスド大戦略98 STORM OVER EUROPE』のオリジナルマップデータ「三四郎島の攻防」が隠し要素で収録されていたりもする(導入にはパワーアップキットが必須)。実はWindows11でも方法さえあれば動かすこと自体はできるのだが、現在は結構なプレミアソフトウェアでもある。
まさかのPXZ2出演
2015年9月。
カプコン、セガ、バンダイナムコ3社の共同開発ソフト、
PROJECT X ZONE 2:BRAVE NEW WORLD(以下PXZ2)において、
せがた三四郎が出演することが発表された。
せがた三四郎最後のCM放映が1998年なので、実に17年ぶりに帰ってくることになった。
当然声は藤岡弘、である。
念のために言っておくが、PXZ2はセガサターンのソフトではなくニンテンドー3DSのソフトである。
サポート用ソロユニットとして参戦し、ゲーム内での攻撃モーションはCM内で行っていた物が元ネタになっている。
シナリオでは中盤に参戦。全体的にカオス、公式が病気、ナムカプ2と名高い本作でも群を抜いてブッ飛んだ経緯で参戦を果たす。あの『サクラ大戦2』の迷CMもイベントシーンとして再現されている他、シナリオの台詞の大半がCMネタ。セガのあらゆるゲーム(DC発売後及びPS2に移行後を含む)、更には任天堂・カプコン・ナムコ・バンダイのネタを完全網羅し、某鬼の如く『遊びを極めし者』として大暴れしている。
全体的にネタキャラだが、28話のある活躍は正真正銘の名シーン。
また、発売前のTGSでは藤岡弘、氏がせがた三四郎としてゲスト出演。当時の思い出を語りながら、バンナムブースの観客にクロスゾーンと、せがたと、セガサターンと、世界の未来を託していった。クロスゾーン、シロ!
せがた三四郎は君たちの心に。
セガサターン、シロ!
その後…
2020年にSEGAが創業60周年を迎え、
60周年記念アンバサダーとして現れたのは一人の青年、「せが四郎」。
キャッチコピーは「セガ、知ろう。」
演者は藤岡弘、氏の息子である藤岡真威人氏である。
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