「そんなバナナ」とは、日本における由緒正しいギャグの一つである。
概要
『え~っ 説明これだけ?』
『だよ~ん♪』
『そ ん な バ ナ ナ !』
蛇足
恐らく、日本人なら誰もが一度は聞いたことのあるギャグであろう。「いかにも」な「分りやす~い」昭和風味が逆にウケるのか、この21世紀の世の中においても代表的な死語、オヤジギャグの一つとして広く巷間に親しまれている。
その反面、語源や、言葉が広まった背景については諸説がありはっきりとは分かっていない。
そんなバナナが使われるようになった背景
そんなバナナというギャグが日本に広まった原因と見られるのはいくつかあると推測される。
- バナナが安く身近になった事から生まれた説
日本におけるバナナ1kgあたりの値段は、1960年代から現在までほぼ200~300円で変化していない。これはその間のインフレ分だけ、相対的にバナナの値段が下がっている事を表している。そのせいで「バナナの叩き売り」のおじさんがいなくなってしまうなどの弊害も生まれたが、庶民には歓迎すべき事であった。
高級品だった時代のバナナは、特別なイベントの時だけ食べられる果物のイメージが強かったため『先生、バナナはおやつに入りますか?』などのギャグが好まれていたと言われる。しかし次第に身近な存在となることで、自然に『そんなバナナ』などの言い回しも生まれたと考えられている。 - 漫画[おぼっちゃまくん]起源説
1986年から1990年代にかけて大人気だった漫画「おぼっちゃまくん」では、主人公、御坊茶魔の決めゼリフギャグとして使われていた。そのため当時、読者だった子供の間でこの言葉が流行し、それが世の中に広まったとするものである。
またWikipediaによれば、[おぼっちゃまくん]の作者である小林よしのり氏は『この言葉は自分が作った』と語っているとのことである。 - 小林克也氏の影響説
1990年ごろ、日本DJ界の草分け的存在である小林克也氏が、英語にはもともと存在していた言い回し「 Let's go bananas 」(こちらでは『気が狂ったようになりましょう。』となる)を「 そんなバナナ 」と意訳した人の話をした事が有り、面白味さえも含んだ妙訳として洋楽ファンを中心に広まったとされる。
ただし、1982年の時点ですでに「そんなバナナ」と歌う[バナナのおやこ](関和男 作詞、福田和禾子 作曲)という歌が、テレビ番組[おかあさんといっしょ]の中で繰り返し放送されている。
なので誰が、或いは何がこの言葉を最も流行らせたか?はともかく、言葉そのものは1980年代の初期には既に存在していたものと思われる。
どのように使うのか
そんなバナナというギャグの使い方は誰かが変なことを言った後や信じられないことを言った後に「そんなバナナ!」と言う。
いずれにしろ、ギスギスとした世相に、ノホホンとした安らぎを与えてくれる暖かい言葉として、今でも人気が有ることは冒頭に述べたとおりである。だからもし誰かがこのギャグを使い、スベッたとしても、その時はバナナの皮に免じて許してちょんまげ。
関連動画
関連項目
- バナナ / 昭和
- ギャグ / ダジャレ / おやじ
- 死語 / 死語の一覧
- おぼっちゃまくん / 茶魔語
- おかあさんといっしょ
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