たまとは、ライトノベル『魔法少女育成計画』に登場するキャラクターである。無印で初登場。動物が擬人化したような姿をした魔法少女。
ネタバレ内容が含まれているため、一部記述を反転してあります。閲覧には注意
概要
ステータス | |
破壊力 | ★★★ |
耐久力 | ★★★ |
俊敏性 | ★★★ |
知性 | ★ |
自己主張 | ★ |
野望/欲望 | ★ |
魔法のポテンシャル | ★★★ |
好きなもの | おばあちゃん 友達 穴掘り |
嫌いなもの | 怖い人 お化け 勉強 |
犬をデフォルメして擬人化させたような、ちょうど某百合アニメに登場する熊のような格好をした魔法少女。魔法少女名がたったの2文字というシンプルさ。たまという猫っぽい名前なのにデザインモチーフは犬。作中のソーシャルゲーム「魔法少女育成計画」に選ばれ本物の魔法少女となった。
気弱で自分に一切の自信が無い性格。周囲に流されがちで、他者に強く出られると何も出来ず従ってしまう。元々が勉強は苦手・運動オンチと何をやっても上手くいかない人物だったため、魔法少女となって常人を遥かに超える力を得てからも失敗ばかりであった。おっちょこちょいでもあり、自分で開けた穴に自分で落ちてしまう。また、漢字があまり読めない。戦えるようなタイプでもなく、緊急時には何も出来ない。ただし、良くも悪くも加減というものを知らないため、地道な単純作業に関しては目を見張るような成果を上げることがある。
ただし魔法少女としての正義感は持っており、ナンパに絡まれて困っている子達を助けたりなど魔法少女活動はしていた。
ルーラが結成した魔法少女集団に属する一員。ここでもルーラに頭が上がらず言われるがままで、ミナエル・ユナエルにも軽く見られていた。何時も失敗してはルーラの罵声を受けているが、ほっとけない感を醸し出してるのか、あるいは上司がすごいのか、何だかんだ言ってルーラからは大切に思われて世話を焼かれている。たまの方もルーラにはびくびくしながらも信頼感を抱いていた。
本名は犬吠埼珠(いぬぼうさき たま)という中学生。何をやっても平均以下の結果に終わり、誰からも見放され家族からも疎まれていた(好きなものを見るに、祖母と少数の友人のみが彼女をかわいがっていたのかもしれない)。
単純作業は得意で、ソーシャルゲーム『魔法少女育成計画』に手を出した結果、ほぼすべてのステータスをカンスト近くまで育て上げる。その結果、魔法少女となり悪質なナンパから女の子を助けるなど『人の役に立てる行動』を行えるようになり、日常生活でも少しだけ自信がついた。しかし、基本的に気弱で物事を深く考えられず流される性格で、それは魔法少女になってからも変わらない。
キャンディー争奪戦が始まってからは、ルーラ一派に所属。流されるまま『ルーラに怒られるから』という言葉を真に受けて、スイムスイムの謀反の手伝いをしてしまう。自分のキャンディをルーラに分け与えれば助ける事は出来たが、その事にその場で気づく事が出来なかった事と、例え気づいたとしても実行する勇気も無かったという点が、たまの心の中にしこりとなって残り続ける。
新リーダーとなったスイムスイムは「怒鳴ったりしないやさしい人」として付き従う。寿命5年を支払う魔法の武器の購入を命令された際も、目の前でスイムスイムが透明外套に寿命25年を支払ったのを見て、後に続いた。
穴を掘って、地中からの奇襲を得意技とする。ラ・ピュセルには防がれてしまったが、重体となったヴェス・ウィンタープリズンには効果を発揮。ミナエルを救う一助となる。スイムスイムから『透明外套』を譲渡された後は、これを使って隠れて奇襲を行うようになる。ただし、スノーホワイトには困っている心を読まれてしまい、奇襲を行うことが出来ずに失敗に終わった。クラムベリー戦では、隠れ潜んでいる所を音で発見される。直撃を食らえば即死するほどの威力の投石を受けたが、右腕を犠牲にしつつ逃走。スイムスイムと合流し挟撃を行うことに。その後、スイムスイムが窮地に陥ったのを見て、ルーラの時には出せなかった勇気を奮い攻撃。自身の能力で掠り傷を大きく広げ、クラムベリーを打ち取ることに成功する。
しかし、スイムスイムの正体を知ってしまったため「正体を知った者を生かしておくな」というルーラの教えを忠実に実行した彼女により、喉を切り裂かれて死亡。死の最後まで自分が何を果たしたのか、どうして死ぬ事になったのかを理解する機会は訪れなかった。
数多くの魔法少女を己の楽しみのために死に追いやり、直接的にも、間接的にも多くの被害者を出した悪名高い森の音楽家を討ち果たしたジャイアントキラー。本来なら英雄として扱われてもおかしくない程の戦果だが、スイムスイムにその場で討ち果たされた事、その後スイムスイムもリップルに倒されファヴも破壊されたために、たまが果たした功績の証人は居なくなってしまった。一応スノーホワイトはファヴからさらっと聞かされているが、彼女自身はそれどころじゃなかったので覚えているかは微妙なところ。
外見
フリルとリボンで飾った白色のノースリーブシャツを着ている。シャツは丈がかなり短く、へそ出し。ハーフパンツを履き、尻部分には穴を開けて尻尾を出している。フード付きケープを羽織り、フードの穴から犬耳を覗かせている。手には巨大な肉球付きの手袋を填めている。ファーやタイツは白黒ぶち模様カラー。嵌めている首輪は主であるルーラからの贈り物。
髪の色は赤毛。一房のアホ毛を装備。瞳の色は原作では黄色・アニメではオレンジ色。
本来の姿は中学生の暗い感じの女の子。身長は姫河小雪=スノーホワイトより少し高いが、猫背なので結果同じくらいの高さになる。髪の色は黒で、髪型は小さめのポニーテール。しっとりした髪質で天然パーマ気味らしい。
装備
『犬風衣装』
犬をモチーフにしたコスチューム。
手には巨大な肉球ハンドがついているが、器用さには遜色がなく端末の操作なども問題はない。
爪もついており、それで引っかくことが魔法の対象になっている。しかし、自身の破壊力を上回る品(魔法の装備など)には一切傷を付けられない。
元々単純作業が得意なため、ゲームの『魔法少女育成計画』ではステータス、レベル、装備もカンスト状態だったので、こちらも元はレア装備扱いだったと思われる。
『透明外套』
スイムスイムが寿命25年支払って手に入れた魔法の国の日用品。姿を完全に消して匂いも遮断するが、音だけは消せない。魔法に良くあうとして、たまが購入した武器と交換する。
魔法
視界内にある自分で掘り返した穴・傷などを一瞬で、最大直径1m・深さ5mまでの穴に広げられる。わずかな傷さえつけることができれば、どんな物にでも穴を開けられるが、魔法のアイテムなどの自力で傷を付けられないものには無力。生物につけた傷からも穴を広げることができ、魔法少女に対しても致命傷を与える事が可能。
関連商品
関連コミュニティ
関連項目
16人の魔法少女
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