だらとは、
- 北陸地方(石川県・富山県・福井県)の方言で、「バカ」や「アホ」の意 → ダラズ
- 愛知県東部(三河弁)及び静岡県西部(遠州弁)の方言で、「~だよね?」や「~でしょ?」の意
- 魚のタラの品種を言う時に濁音便になる(例: すけとうだら)
当記事では 2. について解説する。
2. 愛知県東部(三河弁)及び静岡県西部(遠州弁)
意味としては「~だよね?」や「~でしょ?」など、相手に同意を求めるような質問をするときに使われる。推量を示すと言われることが多いが、ニュアンスとしては英語で言うところの付加疑問に近い。神奈川方言でいうところの「~だべ」におおむね相当する。
概要
長野・山梨・静岡方言(ナヤシ方言)では「~だらず」のような推量を表す語尾が用いられることがある。もともと「~ら」だけで動詞や形容詞と組み合わせて推量・意志・完了を表すことがあり、こちらは神奈川方言で言うところの「~べ」におおむね相当する。
元来の静岡方言では「~ずら」ということが多かった(ラブライブサンシャインの国木田花丸が「ずら丸」とあだ名された由来である)が、県西部(浜松近辺)では三河弁からの移入によって「~だら」が優勢になりつつある。
用例
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関連項目
- 方言
- 三河弁 / 遠州弁
- 語尾の一覧
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