つなぎ番組とは、テレビ・ラジオ番組において、次の新番組が開始するまでの期間に暫定的に放送される番組の総称である。「穴埋め番組」とも呼ばれる。
概要
通常、番組終了が決定してから新番組を立ち上げるには一定の準備期間が存在し、間髪無く引き継がれる。
しかし、番組視聴率（聴取率）の極端な低迷、事件・事故など重大な不祥事の発覚、番組スポンサーの突然の撤退、出演者の出演不能（死去・逮捕・引退など）等で即座に番組を終了せざる得ない事態に追い込まれるケースも存在する。
また、プロ野球中継が盛んだった時代にはナイターシーズン（4月～10月）になるとナイター中継が優先して放送されており、通常番組の休止が発生しやすかったため、最初から暫定的な番組を流して穴埋めすることも多かった。
これら、前の番組から次の番組までの橋渡し役として「つなぎ番組」が発生することとなる。
本格的な新番組までの時間稼ぎや埋め合わせという要素が強いため、あまり期待や注目をされず、穴埋め期間が終われば即終了ということがほとんどであるが、「とにかくなんでもいいから埋めなければいけない」という絶対的命題があるため通常では通らない番組企画でも実現することがままあり、それがウケて結果的に人気番組・長寿番組になるということも少なくない。
つなぎ番組から誕生した代表的番組
※ニコニコ大百科にある記事のみ。
テレビ
- ウッチャンナンチャンのやるならやらねば!!
「とんねるずのみなさんのおかげです」の一時休止中のつなぎ番組として誕生。 - オレたちひょうきん族
プロ野球ナイターシーズンのナイター中継が無い日のつなぎ番組として誕生。 - 火曜ワイドスペシャル
プロ野球ナイターシーズンのナイター中継が無い日のつなぎ番組として誕生。 - 笑点
日本プロレス中継が編成されない週のつなぎ番組として、前身番組「金曜夜席」が誕生。 - 世界まる見え！テレビ特捜部
前番組の極端な低視聴率による打ち切りのため、次の番組までのつなぎ番組として誕生。 - 進め！電波少年
前番組の一時休止にともなうつなぎ番組として誕生。 - はなまるマーケット
TBSビデオ問題発覚とその責任を取ったワイドショー撤退による前番組「モーニングEye」の打ち切りのため、つなぎ番組として誕生。 - 爆笑レッドカーペット
「発掘！あるある大事典Ⅱ」のデータ捏造問題による打ち切りのため、つなぎ番組として単発放送。これがきっかけとなりレギュラー放送化。 - パネルクイズアタック25
TBS系とテレビ朝日系の東阪局ネット入れ替えによる前番組の終了のため、テレ朝系向けのつなぎ番組として誕生。 - 秘密戦隊ゴレンジャー（スーパー戦隊シリーズ）
TBS系とテレビ朝日系の東阪局ネット入れ替えによる「仮面ライダーシリーズ」TBS系移行のため、テレ朝系向けのつなぎ番組として誕生。 - まんが日本昔ばなし
元々は海外在住の日本人向けに製作したものを編成の都合で空いてしまった放送枠の穴埋めとして放送。製作局の毎日放送のネットチェンジ後に正式番組として改めて放送され人気番組となった。 - 木曜スペシャル
プロ野球ナイターシーズンのナイター中継が無い日のつなぎ番組として誕生。 - 夜のヒットスタジオ
海外ドラマ放送枠の放送空白期間の穴埋めのため、つなぎ番組として誕生。 - モヤモヤさまぁ～ず2
箱根駅伝中継の裏番組に当たる「死に枠」の穴埋めのためのつなぎ番組として誕生。
ラジオ
- コサキンDEワァオ！
本来のメインパーソナリティーのスケジュール上の不都合のため、代理として登用。
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関連項目
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