概要
1920年(大正9年)創業のふぐ料理の老舗。比較的安価にてっちりやてっさなどを食べられるとあって、大阪人に親しまれた店である。
何よりづぼらやが有名なのは新世界の本店と道頓堀店の店頭に掲げられている巨大なトラフグの提灯。特に新世界では観光客が通天閣をバックにづぼらやのふぐと街並みを撮る光景がよく見られるほど。
またCMでは「ふぐはづぼらや」のキャッチコピー、古くは芦屋雁之助のCMソング、近年では漫才師の若井ぼんが出演したCMなど、関西人に馴染みのあるCMも多い。
ちなみに、やしきたかじんがこよなく愛したことで知られる旭ポンズ、実はその味の参考元がづぼらやで使われていたポン酢醤油だったりもする。創業者がづぼらやに足繁く通っては味を研究し、すだちと様々な出汁を組み合わせて作り上げたのが旭ポンズだった。
近年では経営不振が続いていたものの、外国人観光客によるインバウンド需要で持ちこたえていた。そこに2020年のコロナ禍が直撃。緊急事態宣言を受けて4月から休業していた。当初は6月の再開を目指していたものの、現状では客足が戻らないと判断、休業したまま9月15日をもって閉店することになった。まさかの100年の歴史にピリオドを打つ事になった老舗の閉店の報は、衝撃を持って受け止められている。
関連動画
(CMは9分あたりから)
関連商品
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関連項目
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