てとねぇとは、音声合成キャラクター重音テトの二頭身デフォルメキャラである。
概要
初出はえび、(えびてん)氏によるMAD風動画「危険なテト姉ぇ」
同動画内には同氏の描くちょっとお胸の大きい重音テトとともに、彼女をちんちくりんの二頭身に描いたキャラクターが登場している。これがのちにてとねぇと称されるようになるキャラクターである。そのあまりといえばあまりの存在感に多くの視聴者が衝撃を受け、ぽかーんとしている間に 同動画の巧妙なループに引っ掛かり、中毒者を多数出す結果となった。 (「危険なテト姉ぇ」は週刊UTAUランキング#174の9位に ランクインした。ちなみにとんでもない激戦週である)
この動画の段階では、あくまで重音テトのデフォルメとしての登場であったと推察されるが、その後ニコニコ静画で同氏によるイラスト投稿が始まったことで その前提はにわかに崩れ始めた。
人知を超えた叫び声とともにニコニコ静画に突撃してきた 見覚えのあるデフォルメキャラによって静画民の腹筋はたやすく破壊され、これが絶叫系不可思議キャラ「てとねぇ」としての立ち位置の萌芽となった。その後も誰得な塗り絵の配布、不思議な疾走感の4コマ漫画を通じて しだいに重音テトという存在とは一線を画すキャラクター性を確立するようになった。
MMDモデル
初登場の動画投稿からほぼ一年がたったある日、あのマシシ芸能社が新たな燃料を投下した。
MMDモデルの公開である。
人間離れしていればしているほど、惜しみない愛情を注ぐことに定評のある マシシPの手によるモデルの元絵再現度はすさまじいの一言であり、そのつぶらで距離感のある瞳、常時開きっぱなしの口、虚飾を捨てた無我の表情など、完成度高けーなオイと言わざるを得ない代物であった。また本モデルは同社製作のご多分に漏れず、伸びて取れて回る機能を当たり前のように備えているなど、MMDerたちの遊び心をくすぐる仕様であった点も その普及に大きく寄与したと思われる。
これを機に「てとねぇ」としての立ち位置は盤石のものとなり 本モデルを使用した動画、イラストの投稿も加速度的に増加していった。
その後えび、(えびてん)氏により、氏の描くてとねぇとMMDにおけるてとねぇの取り扱いの違いに関する声明が静画に投稿された。てとねぇを作品中に登場させようと考えている投稿者のみんなは一度目を通しておくとよいだろう。
ニコニコ動画でのてとねぇ
MMDモデルの公開時期が近かったこと、頭身が近かったことなどの要因から「おんだ式謎のいきもの」との共演が多くみられ、 すでに固有タグ「謎のネギドリル」の動画、イラストが多数投稿されている。
またボーカロイド・Lilyの派生キャラである「ハリィ」とともに登場するケースもあり、こちらは互いにおちょくりおちょくられの関係がたいそう微笑ましい。
そのほか同じUTAUのマスコット系キャラクターつながりで「でぽこ(デフォ子)」「モモワさん(桃音モモ)」らとの絡みも多く、今後の更なる展開が期待される。
関連動画
左:よく絡むキャラ大集合 右:UTAUを使用した、静画に対するアテレコ
関連静画
左:誰得。 右:オフィスレイディーてとねぇ(後述)
左:マスコット三人娘 右:キメラの片鱗。
その他
- てとねぇの意思疎通についてであるが、怪しげな関西弁を操ったり、または「フォッ」などと鳴声(?)をあげたりして十分疎通はとれるようである。もちろん普通に標準語でしゃべる例もある。
- オフィスレィディーてとねぇ という首から下だけがグラマラスに成長を遂げスーツを纏った非常にダウトな姿が確認されている。その一種独特な魅力にあてられたのか、とうとうこちら単体でのMMDモデルまでもが鍋蓋氏によって制作された。社会人らしく落ち着いた栗色の髪であるが髪型には寛容な企業にお勤めのようだ。
- MMDてとねぇ(ノーマル)モデルのスカートの下はメリヤスのズロースであるという目撃情報があるが筆者には確認する勇気がないのでMMDerの報告を待つばかりである。
関連項目
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