とある飛空士への誓約単語


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トアルヒクウシヘノセイヤク
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とある飛空士への誓約とは、犬村小六ライトノベルシリーズで、「飛シリーズ」第4作。全9巻。
イラストは引き続き森沢晴行が担当。ジャンルは「戦争・学園」。

概要

『とある飛士への想曲』に続く「飛シリーズ」第四作にして、シリーズ完結編。
2012年9月より小学館ガガガ文庫から刊行されていた。
2015年11月発売の9巻にて完結。また同時に「飛シリーズ完結となった。


登場人物に「追憶」、「歌」、「想曲」に関する人物・描写が書かれており、まさにシリーズ最終作といえる。また歌までであった部分が徐々に読者開示されていく形式が取られている。群像劇とあるように要人物7人を中心としてたびたび描写視点が変わるのが本シリーズの特徴。

またシリーズを通して登場した水素電池を利用した乗り物はほぼ登場せず、化石燃料(ガソリン)を使用した内燃機関レシプロエンジン)がな飛機・乗り物の原動機となっている。

他3作と時系列が同時進行しているため、物語が進行していくごとに世界観が徐々に広がっていく。特に「歌」の重要人物が登場することから物語開始時はイスラとの一族の取引後と推測されている。

あらすじ

4千以上もの々が大瀑布を挟みながら存在する多。ハイデラバード連合共同体、セントヴォルト帝国連邦の3は多制覇をし幾十年と戦争を繰り返してきた。

旅行文化交流を名連邦首都郷を訪れたセントヴォルト善艦隊は2泊3日の旅を終え祖国に帰還するため飛び立ち、また7名の両国混合の士官学校学生も「善飛行」として大飛空艇を操縦、随行していた。

しかし南多を侵攻中のウラノス艦隊との遭遇・奇襲をうけ、未開拓のへと不時着してしまった。

7人の仲間の中にはは互いのが因縁を持った2人がおり、滅び去った王継承者がおり、また裏切り者も潜んでいて――――。

7人が織り成す戦の物語

登場人物(以下ネタバレなし)

主要人物

坂上清顕(かがみ きよあき)
連邦メスス出身。可南士官学校3回生。17歳ミオセイラとは幼馴染黒髪の容姿。
幼少期にメススで暮らしていたが、ウラノスの侵攻で家族を失い、戦争孤児として育ち、可南士官学校入学。座学、操縦共に大変優秀な成績を収め、学校の士官補生代表として、善飛行のメンバーへ選ばれた。特に航空機操縦は12歳から操縦している為成績はぶっちぎりで良いが、連邦には戦実技がないため、戦経験はゼロ
性格は大変仲間想いで優しく、しかし相手をからかったりする等イタズラ好きな面もある。ウラノスに家族を殺されている事からそれに関わる事に直面するとを忘れる時がある。
「とある来歴」からイリアクライシュミットとは気まずい雰囲気になったり深い接点を持つこととなる。善飛行後はエアハント士官学校へ編入することになる。
善飛行では操縦を担当する。
ミオセイラ
連邦所属。可南士官学校3回生。17歳坂上清顕とは幼馴染金髪翡翠色の瞳の容姿。
12歳の頃にメススへ引越してきて清顕と知り合った。清顕と共にウラノスへの復讐約束し、士官学校入学。清顕と同じく座学・操縦共に優秀で、士官補生代表に選ばれる。幼い頃に現在外交官のに養子として拾われ、たくさんの兄弟姉妹に囲まれ幸せに暮らしている。そのため育ちは連邦であるが、籍はセントヴォルトである。
裕福な環境で育った為か礼儀正しくも年齢相応の少女らしい面を見せ、仲間友人のことを第一に考え行動する明るく優しい性格。料理が得意でよく皆に振舞う。貞操観念が高い連邦で育った為「その手の話」にかなり疎く、また清顕も同じであるため、よく気まずい空気になったり勝手に変な妄想を押し付けたりする。容姿が整っている上に明るい性格のためかなりモテるが、男性に口説かれただけで鳥肌が立つほどの貞操観念を持つ上に上記の理由もあって一切取り合わない。幼い頃から「フェオ」という賢いを飼っている。
善飛行後はエアハント士官学校へ編入することになる。
善飛行では偵察を担当する。
リアクライシュミット
セントヴォルト帝国出身。エアハント士官学校3回生。17歳セシル・ハウアーとは幼馴染黄金色の瞳の容姿。
学生にして優れた飛機乗りで、幼少の頃から教育叩き込まれたせいもあるが、昔から戦ではにも負けた事がないほど。連邦では行われていない模擬戦では最上回生の4回生すら抜いて撃墜数・勝率ダントツ1位で、すでに正規飛士になって実戦に出てもおかしくないとされる。故に上層部や周囲からは将来のセントヴォルト帝国の撃墜王と期待されている。飛機に関することにはにも負けたくないという性格らしく座学も非常に優秀。しかし模擬戦で偶然で一度だけライナベックに負けている。
まるで氷のような悧冷な性格で、美しい少女にもかかわらず、寡黙、且つ笑うという事を知らない機械的な態度で他人と接する。集団における戦でも単独行動が多い。飛機以外の面では年頃の少女としては頓着なためか、ギムナジウムから一緒のセシルには色々と世話をされており、当初短だったのを伸ばすよういわれたり、を選ばれたりしている。
「とある来歴」から坂上清顕とは気まずい雰囲気になったり深い接点を持つこととなる。
善飛行では操縦を担当する。
ライナベック
セントヴォルト帝国出身。エアハント士官学校3回生。17歳銀髪の瞳の容姿。
飛びぬけて凄い面はないが、満遍なく座学・操縦・模擬戦全て優秀で今回の善飛行でも代表に選ばれた。あまり立つことはないが、堅実に実績を残していく。模擬戦では将来の撃墜王とされるイリアに偶然一度だけ勝っている。
セントヴォルト人特有の軽く軽薄な態度でを飲むように女性を口説く女好きな性格。また卑な表現やその手の話が好きでイリヤセシルミオ等から嫌悪されている。イリヤセシルとは同級生故旧知であるが、イリヤを初対面で口説いた時、ハイキックされ失神、医務室行きになった過去がある。へらへらした外見・性格に見えるが時折仲間を心配する発言をしたり手助けをしたりする。しかし相手に踏み込むことはせずに雑な言葉でれ合いを否定する。7人のうちではムーメーカー的存在。「~ってっし」や「っぞ」等訛りのような語尾をつけて話す。
善飛行では偵察を担当する。
(むらさき) かぐら
連邦出身。士官学校4回生。18歳黒髪の容姿。
士族の生まれで代々将軍剣術を教える師範系に生まれたせいもあり、幼い頃から剣術を仕込まれ腕は一流。常に軍を帯している。
士官学校トップを4年間にも譲らなかったほどの俊才で最上級生ということもあり、力も非常に高い。仲間内のいさかいを収めたり円滑にする事に優れ、少女であるが外見は身長も高く美少年のようにとしている為、男子女子両方に人気がある。ただ清顕と同じく連邦には模擬戦などがなかった為、戦の経験はない。
性格は大変後輩想いの頼れる先輩を思わせ、どんな緊迫した場面でも冷静さを失わず、泰然とした態度で臨む。また負けず嫌いでもあり、それ故技術向上の修練に余念がない。そして年相応の少女らしい面も時折見せる。善飛行後はエアハント士官学校へ編入することになる。
善飛行では副長を担当する。
セシル・ハウアー
セントヴォルト帝国出身。エアハント士官学校2回生。16歳。イリアクライシュミットととは幼馴染茶髪蜜柑色の瞳の容姿。
まだ2回生だというのにも関わらず自らの努力で抜群の成績を上げ、エアハント士官学校士官補生代表に選ばれる。航法に優れ、最年少ながらも実直に仕事をこなす。
おしゃべり好きな性格にとでもすぐに仲良くなれることから、清顕らともすぐに染みエアハント士官学校生活を教えたり噂話をしたりと話の話題が尽きない子供らしい面を持つ。ギムナジウムの頃からイリヤにべったりだったため彼女のことはかなりよく知っており、イリヤ手入れからの面倒まで女性らしいことを助言・世話をしている。
全員が自身より上級生のためか、常に丁寧語で話す。
善飛行では電信を担当する。
バルタザールグリム
セントヴォルト帝国出身。エアハント士官学校4回生。18歳金髪氷色の瞳の容姿。
座学・操縦やその他の分野でも完璧とまで言えるほど優秀な成績を誇り、トップの座をこの4年間1度も譲ることがないほど。しかし模擬戦では、イリヤについでの成績になっている。
優秀な反面、清顕始め同輩とすら密に接触しようとせず、常に冷たい態度で接してくる。善飛行でも必要な示以外の交流はほぼしようとしない。全な合理義者で人間の感情や機微を圧倒的に排他した考えで動き、自身の「野心」の為だけに動く。それ故に対人関係の問題についてはまったく理解することが出来ない。しかしそれを補うだけの努力を他人ので何倍もしている努力
善飛行では機長を担当する。

秋津連邦関係者

坂上正治(かがみ まさはる)
坂上清顕の父親物語開始前後で故人。元連邦海軍飛曹長。
過去連邦、セントヴォルト帝国の二間で起こった「多戦争」においての連邦空軍の撃墜王。
坂上由美(かがみ ゆみこ)
坂上清顕の物語開始前後で故人。ウラノスによるオデッサ要塞侵攻時に死亡かぐらと二つの容姿をしていた。
扇ガ(おうぎがや はるひこ)
オデッサ航空航空参謀。中佐。元清顕の父親の部下でありその戦争の生き人。規が厳しい人の将校でもかなり大らかな性格。幼少の清顕に、その付き合いから飛機の技術を教えた師匠の1人。
常盤(うたぐに ときわ)
連邦新聞日報社」の女性記者。生そうな性格で無表情。その取材は自分の意図する方向へ話を進めることしか考えておらず、人の戦意高揚を結果として煽るものばかり書き、清顕へ付きまとう。
新田原聯介(にゅうたばる れんすけ)
オデッサ航空隊隊員。2等飛兵曹。東方民の若い飛士。着任してきた清顕に師事を請う。
ジャダンバ・ダムバゾリク
オデッサ航空隊隊員。2等飛兵曹。西方民の若い飛士。着任してきた清顕に師事を請う。
マオロン
オデッサ航空隊隊隊長大尉(後に『中尉』との表記ブレ)。央州民。将校にはしい部下思いの上官で現場揮をとる。本には貧しい家族がいる。
リュウウォン
草薙航空隊隊員。特務少尉。央州民で厳しい顔つきの20代半ばの飛士。努力であり、愛国者。卓越した戦技を持ち、斑鳩を巧に操る。本に子を身ごもった妻がいる
大威徳(だいいとくしんの)
第1皇子。正式名称は皇太子大威徳義仁王。近衛師団団長
現在の戦を止め民を救えないかと悩む。連邦より皇のみ守護する独立軍隊、近衛師団を率いるが、実質中枢は軍部が握っているため「君臨すれども統治せず」状態である。彼自身の頂点にいながらも手が出せないことをがゆく考えている。かぐらとは皇剣術南役として幼少期より鍛えあった幼馴染
久遠寺高虎(おんじ たかとら)
皇王内閣総理大臣実質現在戦争を出し戦争継続させている極右政治家。それは戦局に依らず戦争継続したいという個人の意向レヴェルまでに達している。他2人の重鎮含め3人で決められた方針が、皇王が病床にしているのをいい事にの勅として出されている
(むらさき ゆきひら)
離宮直衛隊隊長かぐらの。幼少期からかぐらの剣術相手をしていたが、快く思っておらずを手放し女性らしい生き方をするように説いていた。美男子の上に感情を面に出すことはない。過去の稽古でかぐらは数度しか勝てていないほどの腕は立つ。

セントヴォルト帝国関係者

カルステンクライシュミット
リアクライシュミット父親。元セントヴォルト空軍の飛士。
過去連邦、セントヴォルト帝国の二間で起こった「多戦争」においてのセントヴォルト空軍の撃墜王。
イーサン・セイラ
ミオセイラの養外交官の仕事をしており、あちらこちらのへ赴任して多忙な生活を送っている。機的な問題で夫婦間に子供を持てず、赴任した先々で子供を養子に迎えており、現在では8人いる。
グレタセイラ
ミオセイラの養
ジーモン・ベルナー
ミッテラント大陸武器流通を始めあらゆる流通を支配するベルナー財団の跡取り。との昔の約束によりジェット戦闘機開発を行っている。
レオローゼンミュラー
セントヴォルト帝国空軍最強と言われるヴォルテック航空隊飛行隊長。階級は大尉。初登場時で確実撃墜数56を誇る現代のセントヴォルト帝国の撃墜王。既婚者でが1人いる。
肌色銀髪の精悍な顔をした壮年の男性戦に置ける考えは理論的且つ割り切った物であるが、常に部下の事を考え、出撃の際、どうすれば部下を死なせずに帰すことができるかを考慮する等、士官にはしい情に熱い性格。そのため部下達から絶大な信頼を寄せられている。
荒くれ者ばかり集まるヴォルテック航空隊隊員らを馬鹿呼ばわりするが彼らに家族同然のような情を持っている。
エイブラハム・モンロー
ヴォルテック航空官で階級は大佐。現場にはめったにでてこないが、重要作戦の場合は直接揮をとる。論理的思考な一般的将校で隊員らく「頭が堅い」。
ルルスコット
ヴォルテック航空隊隊員。階級一等飛士。ヴォルテック航空隊のマスコット姉妹ララスコットとは双子ララと共に下品話題戦場でも常にふざけた態度であるが、戦技術は最強航空隊に恥じない物。外見はララと全く同じであるが左右のの結びの違いでわかる。
ララスコット
ヴォルテック航空隊隊員。階級一等飛士。ヴォルテック航空隊のマスコット姉妹ルルスコットとは双子ルル同様、下世話な話題に軍人とは思えない快活な性格をしているが優れた戦技術を持つ。外見はルルと全く同じであるが左右のの結びの違いでわかる。
アンディ・ボット
セントヴォルト空軍作戦本部多面部情報課長。初登場時の階級は中佐。任務に忠実な将校で、部下の何気ない報告も深く思慮し、有益であると判断すれば独自の判断で上に通す、自身の保身よりも組織全体の連携を大切にするしい上官。例え手柄がでても奪おうともせずに部下へちゃんと還す人格者
ビクトールカーン
セントヴォルト艦隊首席参謀。初登場時の階級は准将。セントヴォルト帝国における実質的な多方面の「頭」で、その作戦立案から連合軍へ大打撃を与えた。
ラファエル・ドウナー
セントヴォルト参謀総長。階級は大将。セントヴォルト帝国事実上の頭。下級将校であろうが「天才」であれば引き上げる実力義者。現在のハイデラバード戦役、第二次戦争構想は彼の立案。

ウラノス関係者

カーシオン
ウラノスに所属し多にその名をかせるの王。他の飛士とはべ物にならないほどのエースであり、現代の撃墜王の1人。ノーアートは「」。
ミスト
ウラノス王位継承権第1位王子保守に属し元老院の急進と対立している。
ゼノン・カヴァディス
ウラノス外務尚書省次官。一見眼鏡をかけた穏やかな紳士の容姿をしているが、ウラノスにおける外交折衝、秘密工作員の育成・采配などを全世界で行っておりその腕は一流。多覇権を競う々のみならず、彼らが知らないその他「遠い他」とも様々な交渉をしており、とある権力者のみが集う組織を運営している。
「飛シリーズ」第二作、「歌」の終盤でも登場しており、今シリーズにて再登場。
ニナ・ヴィエント
ウラノス出身ではなく、存在すら知られていないほど遥か彼方の生まれ。そして彼女で起こったかつての革命徴でもある。ウラノスとの交渉により現在身柄を預けてられている。
本名はクレア・クルス。「飛シリーズ」第二作、「歌」のメインヒロインで今シリーズにて再登場。
イグナシオ・アクシス
ウラノスに移住したニナ・ヴィエントを護衛するためについてきた近衛兵の青年
「飛シリーズ」第二作、「歌」の重要人物で今シリーズにて再登場。
ウルシ伯爵夫人
ウラノスに移住したニナ・ヴィエントの家庭教師。一見神経質そうな外見に見えるが、内心ではニナのように心配しており、塞ぎこんでいる彼女をどうにかしたいと心配している。
「飛シリーズ」第二作、「歌」より再登場。
アキレウス・カラマキオ
ウラノス参謀総長。現在の各方面の作戦立案を行っている。しかし統帥権は王にあるため、軍兵は王の許可がなければならない。
イラストリアリ教皇
アルディスタ教皇府長。この世界アルディスタ信者の頂点に立つ人物。先代王オルテガと癒着し、教皇の勢力をウラノス中枢で強めようとしていた。現在ニナを傀儡とし、自身の権力を磐石にしようとしている。

第二次イスラ艦隊関係者

カルエルアルバス
元バレステロス皇第1皇子。シリーズ第2作「歌」の主人公金髪碧眼の美男子
二次イスラ艦隊第一航空戦隊隊長人であるニナを救い出すため、多の戦役に艦隊を引きつれ清顕の前に姿を現す。気さくな性格をしているが、やや神経な発言が立ち、ジョークセンスも悪い。
マニウス・シードゥス
ウラノス第二王子シリーズ第2作「歌」にてニナ・ヴィエントと人質交換としてイスラ艦隊へ乗した。
二次イスラ艦隊派遣や敵の戦略、布について度々助言を行っていた模様。
ファナ・レヴァー
レヴェーム皇執政長官。シリーズ第1作「追憶」のヒロイン
現在は順調にツ上と和路線を進ませることに成功、の軍備を縮小し著しい経済発展を遂げている。「歌」ではカルエルと接触しており、今回の第二次イスラ艦隊にもツ上混合の大規模艦隊を検討しており、すでに先遣部隊が合流している。
シャルル
二次イスラ艦隊第二航空戦隊所属。通称「海猫」。シリーズ第1作「追憶」の主人公
ヴァーム皇より先遣部隊として合流していた。カルエルにとっての師匠でもある。
吉岡武夫(よしおかたけお)
二次イスラ艦隊第二航空戦隊所属。通称「魔」。シリーズ第3作「想曲」の主人公「千々石武夫」とヒロイン吉岡ユキ」の息子ツ上の先遣部隊として合流した。
若年ながら海猫に匹敵するほどの優れた戦技術を持ち、カルエルからは師匠共々「バケモノ」と称されるほど。
異名であった「魔」を襲名している。
ルイス・デ・アラルコ
二次イスラ艦隊提督シリーズ第2作「歌」に登場。
イスラ艦隊にてカルエルを援助したかつての「」発見者。多でのウラノスとの決戦に援助をめる。
アメリアセルバンテス
二次イスラ艦隊外務長。シリーズ第2作「歌」に登場。
美人ではあるが鉄仮面のような表情で会話をする。多にたどり着くまでに損耗した艦隊の資金捻出の計画を提案する。

その他登場人物

アクメド
傭兵部隊ワルキューレ」を率いる。多にその名をかせる現代の撃墜王の1人。
物語開始時にウラノスに滅ぼされた旧シルヴァニア国王に仕える「聖騎士」。
ディジー・オズボーン
ハイデラバード連合共同体議会の与党党首。ウラノスとは密であり、航空戦力を外注している。
セントヴォルト
セントヴォルト帝国を治める皇帝戦争赤字に悩むを立て直そうと多制覇を急進的にす。
エリザベート・シルヴァニア
ウラノスに滅ぼされたシルヴァニア王位継承権1位王女聖騎士アクメドによって救出されたとされるが、あくまで噂で、死亡したというのが通説。

用語など

原作7巻巻末に著者氏監修の用語集が記載されているので、そちらもご覧下さい。

ヴェステラント大陸
北多に存在する大陸でミッテラント大陸の北西に位置する。
境線も定かでなく、地方族が王侯貴族を名を語って割拠する紛争大陸。その族へセントヴォルト、ウラノスをはじめとした各大企業が新兵器の試作機を売りつけ、それに傭兵や飛士が乗り代理戦争を行っている。同時にその兵器実験、プレゼンテーションの場と化している地である。
ウラノスの勢力と傭兵部隊ワルキューレ」が各地で転戦を繰り返している。
ミッテラント大陸
北多に位置する大陸で、セントヴォルト帝国ハルモンディア皇、ズウンジンが存在する。3は緊状態にあり、特にハルモンディアとセントヴォルトはよく小競り合いをしている。
セントヴォルト帝国
ミッテラント大陸の南西に位置する大首都セルファウスト公用語はセントヴォルト語。
瀑布を挟んだ連邦を接する北のハルモンディア皇などと利権天然を巡り争いが絶えない。そのため常に軍備増強を行い兵を募っており、民は重税を強いられている。内の赤字経済を南北多にて巻き返そうとしており、近年ではハルモンディア皇との緩衝地帯に塹壕トーチカ・要塞など含めた巨大複合要塞「ククアナライン」を完成させ、背後に憂いなく多へと動き出している。
民は大変大らかでルールや規則も較的ゆるい。特に恋愛方面は大変盛んである。人種金髪碧眼較的多いが、赤髪銀髪白髪など特有の容姿はあまりない。
北多エアハン、マウレガン等を含む複数の諸を領土としている。
ハルモンディア皇
ミッテラント大陸の北東部に位置する大。セントヴォルト帝国とは北の境線が不明瞭で現在でも広大平野を緩衝地帯として領有権をしている。
セントヴォルト帝国のククアナ参謀将校がを隔てる長大な巨大複合要塞「ククアナライン」を完成させたために地上侵攻が困難になってしまった。
ズウンジン
ミッテラント大陸の東部に位置する大。セントヴォルト帝国ハルモンディア皇とはウンロン山脈という非常に標高の高い山々で隔絶されているうえ、多の争いに対しては不干渉の立場をとっていることから、他との交流も皆無に等しい孤立国家

連邦
瀑布を降りた「南多」に位置する大陸を治める大首都郷。公用語語。
瀑布を昇った「北多」にあるセントヴォルト帝国とは過去に幾度となく多で争ってきた。
物語開始時には領土であったメススがウラノスの侵攻により奪取されている。そのため軍備増強を推し進めている。
連邦はその名の通り、複数の小国共同体によって構成されている連邦国家である。大へ対抗するために1つの政府まったが、様々な問題を無視した結果、差別轢が生まれている。
連邦に、東方民、央州民、西方民の3民族流であるが、一千年以上の対立の歴史がある為に軍部・また生活内にも今だ民族感情からくる問題が多発している。連邦政府現在軍部が担っており、軍閥政治による重税を民にかけ、それを「他が悪い」と民意扇動している。
較的第二次世界大戦期の日本(大日本帝国)に似ており、黄色人種黒髪人種が多い。また規、軍規に厳しく、恋愛にも厳しい。そのため連邦で育った少年少女の貞操観念はかなり堅いものになる。文化においてもカツ丼とんかつなど日本食に類似するものが多い。
「南多」征しており、物語開始時にハイデラバード連合共同体との「ハイデラバード戦役」と呼ばれる戦争状態にある。
ハイデラバード連合共同体
南多々で形成されている多国家首都はソンブーにあるイズリオン
南多の多くを治めており、連邦及びセントヴォルト帝国敵国現在連邦戦争状態にあるが、ハイデラバード自体の軍事力は貧弱であり、友好関係にあるウラノスに航空戦力を外注することによって戦局を圧倒している為、セントヴォルト同盟は実質ウラノスと戦っているのが実情。
議会握している与党、オルグ党党首ディジー・オズボーンはウラノスと懇意であり、ウラノスの軍事力を使うことで多制覇をす。
シルヴァニア
南多サントスを治める王首都はシエラグリード物語開始前にハイデラバード・ウラノス連合軍の侵略によって滅亡している。カラナクも治めていた。
クロスノダール
北多にあるクロスノダール人民政府が統治する首都はルブラ独立としてセントヴォルト帝国とは同盟を結んでいるが、内情は軍事力も政も貧弱であり、どがセントヴォルト軍が防衛している。内には広大なセントヴォルト人の外人居住区が存在する。
ウラノス・ヴァシリシャス
現在の南北多侵攻をしている多数の飛ぶ都市を築いている国家首都都市プレアデス
ハイデラバード連合共同体に自航空戦力、飛ぶに築かれた飛要塞を貸与することによって利権、人材、外貨、資材等を吸い上げ、国家の繁栄としている。
王政を敷いておりその元に元老院がある。また政に発言力があるアルディスタ教皇府も存在する。信奉しているのは地上の「アルディスタ正教会」ではなく「アルディスタ統一教」である。この統一教に出てくる創生神話に記されている自身らの呼称が「ウラノス・ヴァシリシャス」であり、地上の教えは全て邪教と考えられている。
民族的気質は大変攻撃的であり、地上の国家世界探索計画などを妨し続けてきた。そのため、地上の国家世界の構造を知ることができず、隣接する国家以外の存在も知らず、互いに断絶されている。地上の者達に対して侮蔑の線を向けており、いずれかはアルディスタ統一教創世神話の通り、「呼びの少女」によってを統べるウラノスが地上国家を統べることを国家全体の最優先としている。
航空軍事力は地上の々から吸い上げた富で形成された大規模な艦隊、12の飛要塞からなる。
なお、「飛シリーズ」第二作、「歌」に「を守る族」としてウラノスの「ほんの一部の艦隊」が登場しており、今シリーズで再登場し、その全貌が明らかになった。

地域・組織

エアハント士官学校
多数の優秀な士官・参謀総長を輩出してきたセントヴォルト帝国において帝国一の名門かつ格式高いエリート校。帝国合い数十キロの小さなに存在する。校長はヨセフ・バルトミュラー
敷地面積はスタジアムが4つすっぽり入るほど広く、学生館、図書館学生の操縦専用飛場、「ビッグマザー」と呼ばれる巨大学生寮等、設備は充実しており、生徒数は約4千人。飛科があるがその他どのような学科があるのかは不明。4年制を採用している。
課業はとても厳しいが、校則・校較的自由であり、学校生活を楽しむこと、また努力することを基本としている。
週末は休日となっており、学生らはエアハンへ遊びに繰り出したり、勉学をしたりしている。また、分隊ごとに士官室とよばれる休憩室があてがわれ、勉強したり遊んだり、また備え付けのキッチン夜食を作ったり、夜更かし等できる。
エアハント港には常に南多へ行く飛戦艦が停泊、または係留されている。
ギムナジウム
セントヴォルト帝国において7歳~14歳子供が通うとされる幼年学校連邦における小学校中学校合体させたもの。
ヴォルテック航空
セントヴォルト帝国最強とされる戦闘機隊。航空隊飛行隊長レオローゼンミュラー大尉帝国中の選りすぐりエースを集めた航空隊。しかし隊員らは色々な事情をもつもので「荒くれ者」ぞろいである。
ワルキューレ
旧シルヴァニア近衛戦闘機隊長のアクメドが起こした傭兵部隊。「ウラノスと戦う」ことを条件に航空戦力を貸与している。にヴェステラント大陸周辺域をウラノス相手に戦っている。
メスス
坂上清顕の故郷で連邦領。ハイデラバード戦役に備え、「オデッサ要塞」を構えていたがウラノスによるオデッサ侵攻によって焼け野原になり、物語開始時にはウラノス・ハイデラバード連合軍が統治している。
ツルギ
連邦領の小島連邦に近く数少ない連邦前線基地であるツルギ基地が存在する。
キャメロン
メススに程近いまだ人の手が入っていない。かつてセントヴォルト帝国が入植しようとした。
サントス
シルヴァニアが統治していた物語開始時にはウラノスの侵攻により滅亡し、王の民は多散り散りとなる。
ソンブー
ハイデラバード連合共同体が統治する首都であるイズリオンが存在する。
エアハン
セントヴォルト帝国に程近い小島内には名門のエアハント士官学校や、新規鋭の戦艦ドッグなどがある。
マウレガン
セントヴォルト帝国の最前線とも言える中規模のチャンドラー要塞を構え、帝国最強と言われるヴォルテック航空隊が配備されている。
クロスノダール
クロスノダール人民政府が統治する北多最大の。しかしセントヴォルトの補助をうけているため、実質セントヴォルト領といっても過言ではない。
トリオティ
ゼノンが育て上げた8名からなるS級特殊工作員。特に優秀な子供100名からさらに8名になるまで鍛えられたエリート中のエリート。8名の中で序列があり上位に下位が従う不文がある。8名はゼノン示のままに動き、護衛・潜入工作を行っている。

機械及び機構

内燃機関(ないねんきかん)
で使われている飛機、自動車バイクなど乗り物に搭載されているエンジン。燃料はガソリンを使用する。所謂レシプロエンジン。飛シリーズには今作で初めて登場する。
本来「内燃機関」とは、燃料の燃焼ガスを作動流体として用いる機関全般をす用語であり、レシプロエンジン以外に、ディーゼルエンジンガスタービンエンジン(ジェットエンジン)、天然ガスエンジンなども内燃機関に分類される。対義語は外燃機関で、蒸気機関原子力機関などが分類される。
今作では特にレシプロエンジンのことをして内燃機関という語が用いられている。

機は着陸するまで修理・補給ができないため、飛士はエンジンについての深い知識を持つことがめられ、予備燃料の備蓄などについて気をつけなければならない。可燃性の高い燃料を用いるため、エンジンや燃料系統をやられると爆発の危険性が伴う。
水素電池スタック
シリーズ全作品に登場するエネルギーエネルギーを消費することなく水素酸素分解できる触媒を利用して水素を取り出し、その水素空気中の酸素と反応させることで電力を得る。いわゆる燃料電池のことだが、「エネルギーを消費せずに水素酸素分解する触媒」という架の存在によって、「から水素を補給さえすれば無限に電力を発生し続けられる」という特徴を持つ。飛シリーズ前3作品では飛機、飛艦艇を問わずあらゆる飛機械エネルギーとして利用されていたが、今作で描かれる多海地域では、触媒が非常に高価であることから使用は飛艦艇に限定されている。
揚力装置
戦艦や大を飛行させるために底部へ設置される装置。大規模な水素電池スタックにより揚力を得ている。大瀑布を越える為には飛機か、揚力装置のついた艦でなければ移動できない。

秋津連邦海軍

村雨(むらさめ)
連邦海軍力として運用される単座戦闘機。20mm機と7.7mm機を装備する。
斑鳩(いかるが)
連邦海軍初のターボプロップ戦闘機。セントヴォルトのべオストライクに対抗して航空技術が実戦投入した開発中の試作機。塗装も間に合っておらず白銀
後部同軸二重反転プロペラ、カナード中央を抜くように垂直尾翼がついている。エンジンターボプロップで最高速度は920km/h。武装は両の付け根に20mm機2門、機首に37mm機1門。

セントヴォルト海空軍

エリアドール飛空艇
セントヴォルト帝国が誇る大飛空艇現在飛空艇では最高性を誇ると言われる。
全長25m、全幅40m、最大積載量約2t、航続距離6500km、4発の大プロペラエンジンに両は上構造。前部、尾部、前部上方、に15mm機動力座、左右側面に15mm機座を備える。
ベオウルフR4R戦闘機
セントヴォルト空軍が運用する艦載機に似た機をしていると表現される。
グレイフォックス
練習機で7.7mm機を装備。エアハント士官学校ではこれにペイント弾を装備させ模擬戦を行っている。
ベオウルフ
単座戦闘機。セントヴォルトで運用されているようだが詳細は不明。
べオイーグル
単座戦闘機。20mm機を搭載している。ヴォルテック航空隊へも配備されている。
レッドゴート
複座式の艦上爆撃機。12mm後部旋回機一丁搭載している。セントヴォルト空軍で索敵機としても使われ、艦上とあるが陸地へも離着陸可
シールセイラ
帝国空軍爆撃機。1トン爆弾1発、500キロ爆弾を2発懸することが出来る大機。しかし機動性・防御力に乏しく、直掩機がいないと容易に撃墜される。
ディオクラウ
護衛空母艦。セントヴォルト善艦隊旗艦。
リヴィエール
セントヴォルト超弩級戦艦。46cmを搭載。その他詳細不明。
レッドディア
セントヴォルト超弩級戦艦。46cmを搭載。その他詳細不明。
べオストライクF1F
帝国空軍初のターボプロップ戦闘機戦争末期にこのままでは実戦データが得られないと危惧した航空技術理やり試作機を前線へ投入した。そのため塗装も間に合っておらず銀色の機体。
前部同軸二重反転プロペラは逆ガルウィングエンジンターボプロップで最大2200、最高速度は850km/h。武装はに20mm機4門、胴体に15mm機2門。
テオドーラ
帝国空軍の新爆撃機。全長30m、全幅40mの爆撃機爆弾槽には約5トンもの爆弾を積載することができる。武装は上、尾部に20mm動力機を多数配備している。
対火性・対弾性に優れた装甲で並の戦機では落とすことも出来ず、また高度8000m巡航可であるため直掩なしで帰投することができる。

ウラノス

三式イドラ
ウラノスの力単座戦闘機。上に反り返った両から「カマキリ」と呼ばれる。両に機を4門搭載しているが詳細は不明。
アイオーン
ウラノスの最新鋭戦闘機。逆ガルに20mm機2門、胴体に13mm機2門を搭載。旋回性はべオイーグルを上回る
アクタイオン
ウラノスの急降下爆撃機。
ゴルゴ
ウラノスの最新鋭大爆撃機。全長20m、全幅30mで耐火性、防弾性に優れ、15mm機を機体全体にハリネズミのように武装していることから「の要塞」と言われる。
メテオラ
ウラノスの最新鋭間複座戦闘機。機上レーダー、15mm機4門、機首付近に32本の迎撃用レーダーアンテナを搭載。レーダーにより間の視野不良の中どこまでも追尾するため「の王」と呼ばれる。
ルキノ
ウラノス第九要塞。多方面に派遣されている四つの飛要塞の1つ。飛場や対空砲台など多数擁し、圧倒的な制力をもつ。バルセノスと作戦を共にする事が多い。
バルセノス
ウラノス第十一飛要塞。多方面に派遣されている四つの飛要塞の1つ。カルキノスと共に作戦を共にする事が多い。
レオン
ウラノス第十飛要塞。多方面に派遣されている四つの飛要塞の1つ。ジゴスと共に作戦を共にする事が多い。
ジゴス
ウラノス第十ニ飛要塞。多方面に派遣されている四つの飛要塞の1つ。レオンと共に作戦を共にする事が多い。
三式アイオーン
アイオーンを改修しスペックアップしたウラノスの飛機。詳細不明
アリスアクトゥス
今大戦最強とされるウラノスの単座ターボプロップ戦闘機。セントヴォルトの童話「不思議な世アリス」から「アリス」、「アリス」、「魔女」と呼ばれる。機首の長いバッタにも似た胴体に、丸みを帯びた防。戦闘機としては長いから機が突き出ている。エンジンは2350力。武装は30ミリ2門、17ミリ2門。最高速度はべオストライクの850km/hよりも速い。
オルテガ
世界初の実用ジェット戦闘機。機体名は崩御した前ウラノス皇帝にちなむ。ジェットエンジン2発を両ポッド形式で懸架しており、機体形状は前から見ると三角形。武装は機首に30mmガトリング砲を1門搭載している。圧倒的な高速性を活かした一撃離脱を得意とするが、必要に応じて格闘戦もこなす。

その他

瀑布
シリーズ全作に登場する、を割る巨大な。高度差は実に1300mに達する。多海地方ではを南北に分断しており、上段がミッテラント大陸(セントヴォルト帝国)などがある「北多」、下段が連邦、ハイデラバード連合体、その他多くの諸がある「南多」である。
この大瀑布障害となり、セントヴォルトは南多へ進撃するには兵站的に不利であり、また連邦が北多へ進出するのも同じ理由から不利となる。
機及び飛戦艦が発達した要因ともなる存在である。
4千以上もの々と、大小合わせて300以上ものがせめぎあう域。大瀑布によって北多、南多に分断されており、々の交流の障害となっている。南北多を行き来するには飛機か揚力装置をつけた船舶でしか移動できない。
化石燃料や天然的に争いが耐えない地域でもあり、ウラノスがハイデラバードを通じて戦争に参加している方面でもある。
ウラノスは現在、多方面へ4つの飛要塞及び機動艦隊を差し向けている。
アルディスタ
のみならず世界中に知れ渡っている創造神。ただ宗や教義は地域で異なり、しかし統一された教えを持っている。
ウラノスは地上の教義とは違う「アルディスタ統一教」を信奉しており、地上の正教会とは大きく異なる。
シリーズ第一作「追憶」、第二作「歌」にも登場している。
アルディスタ統一教
ウラノスが信奉するアルディスタの教義。ウラノス・ヴァシリシャスという呼称はこの創世神話より来ており地上の「アルディスタ正教会」には「の一族」と表記されている。
神話には古代アルディスタはかける箱舟に乗って世界中におのれの「種子」を撒いたとされる。そして「をすべる」ウラノスは「呼びの少女」によって「地を統べる」ようになるとされ、彼らは2千年以上もの間呼びの少女を探してきた。
世界の全容もしらず曲解されたアルディスタを崇める地上の人らをウラノスは侮蔑・軽視している元ともなっている。
現在の多はその域の征で手がいっぱいであり、世界全容の探索は行われはしたがおざなりなもので大瀑布の先がどうなっているのかさえ知らない。それ故世界の中心にあるの存在すら多の人達は知ることはない。
本作では名前のみの登場だが、シリーズ第二作歌」に登場した際には詳細な姿が描かれている。
ターボプロップエンジン
セントヴォルト連邦がほぼ同時期に実用化した、レシプロエンジンとは全く異なる構造の航空エンジン。セントヴォルトではベオストライク連邦では斑鳩にそれぞれ搭載された。ジェットエンジンの一種であり、現実においてはターボジェットエンジンよりも後に登場しており、さらに一部の試作機を除いて戦闘機に搭載された例はない。作品中ではターボプロップエンジンが最初に実用化されたジェットエンジンであるが、そうなるに至った理由や経緯などは説明されていない。
ジェットエンジン
セントヴォルト帝国空軍技術開発にて開発中の、レシプロエンジンとは全く異なる構造の航空ターボジェットエンジン。しかしこエンジンを搭載した機体が高速飛行した際、機体周辺に音速と亜音速の気流が同時に発生し(この状態を遷音速飛行という)安定性を失うなど、様々な問題が山積みである。ウラノスが初めて実用化を果たすが、遅れて実用化を果たしたセントヴォルトでは意外な用途に用いられることとなる。
アリーメン
遠い異の地で食べられている郷土料理ラーメン」のことで、「アリー」という女性が作ったことからアリーメンという名称がついた。なんの変哲もないラーメンではあるが、初めて食したものは麺を口にした所から一時的に記憶をなくし、になった容器を呆けたまなざしで眺めているか何処か天井付近を仰いでいるという事態に陥る。さらに「本食欲理性を抑えて欲する」というほどの旨さで体が次から次へとおかわりを要する。理性で抗おうとすると苦鳴をもらすほど。ある者は天使のようなものを視したりし、ある者は3日食べないと禁断症状が現れたりし、「料理とかそういうものを越している」と言われる。
シリーズ第二作歌」にも登場している。

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原作

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とある飛空士への誓約

1 ななしのよっしん
2014/07/07(月) 19:19:31 ID: peRSSlBJ1N
記事出来てたのか。
アニメ化して欲しいけど難しいだろうな・・・
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2 ななしのよっしん
2014/08/08(金) 10:46:50 ID: V9SHDVa714
本家wikiの記事酷いなー
作者が暗にネタバレしないでくれといってるところを書いてるし
これから読む人、読もうと思ってる人はここの記事だけにとどめておいた方がいい
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3 ななしのよっしん
2014/08/08(金) 11:53:55 ID: Zs1/mEOpnY
>>2
確かにウィキペディアべてこの記事のネタバレなしは良い。既刊の出てきた人物ニナ、とかしかたないし記事充実には必要だし文章一行程度でネタバレになってないのもよい。ウィキペディアは「全部書く」だからね、編集者間で相談もなしに多分夏休みだから低年齢層がり切っているんでしょう。

さて5巻は機長のとセシルのくだりでかなり感動したけど、6巻はセントヴォルトマジジェットエンジンイリヤ×清顕になりそうだけど連邦ジェットエンジン開発するのかなというところが注
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4 ななしのよっしん
2014/08/08(金) 12:05:00 ID: 3H/a7MvInO
まあガガガ文庫公式時点でネタバレしちゃってるんだけどね
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5 ななしのよっしん
2015/02/01(日) 15:40:50 ID: QeUg8bFOfN
おお、いつの間にか6巻くらいの用語まで補填されてる・・・
ジェット戦闘機はレシプロばっかりの戦場だとガンダムみたいなもんなんかな
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