とっつきとは、フロム・ソフトウェアの『アーマードコア』シリーズに登場する「射突型ブレード」の俗称である。
概要
ゲーム『アーマードコア』シリーズに登場する機動兵器が装備する兵装の俗称である。この兵装の初出はアーマードコア3(以下3)で、俗称の由来はAC関連のスレッドにおける『射突』を『とっつき』とした誤読が定着したもの。
さらには、公式作品である電撃ホビーマガジン掲載の『ARMORED CORE BRAVE NEW WORLD』にて、登場人物の台詞に登場し、フロムソフトウェア公認の俗称と化している。
3以前の作品においてはレーザーブレードが唯一の近接武器であったが、そんな中ついに登場した待望の実体型ブレード。だが、そのネタ性は極めて高かった。要は剣などではなく、杭打ち機、すなわちパイルバンカーだったのである。
丁度3シリーズの頃から、独立して射撃を行う子機イクシードオービット=EOを搭載したコアが登場したり、これまでレーザーブレードとシールド類しか装備出来なかった左手にも専用の銃火器が登場するなど、以後のPS2シリーズが射撃武器黄金時代となっていったのに対し、時代を逆行するかのように接近・被弾するリスクが必要な近接武器をあえてメイン射撃火器を持つ右手に装備するという漢らしさも相まって一部のフロム病患者の方々は狂喜したとかしないとか。
何れにせよ、とっつきとは「ハイリスク・ハイリターン」というまさに玄人好みの武装である。
3~LR
あらゆる他兵装と一線を画す凄まじい破壊力を持ち、しかもその威力でもって多段ヒットする。
そのため当たれば敵ACや大型兵器などを一撃で撃破できる場合があるものの、レーザーブレードには存在するホーミング機能(通称ブレホ)が無く、かつボタンを押してから実際に発射されるまでのタイムラグがあり(約2秒)、さらには使用回数制限が存在する(50発~4発)ため、無駄撃ちをする余裕は無いが、数を打てば当たるというわけでもない。
よって、普通のプレイヤーはそれに手を出さないのだが、輝かんばかりのネタ性に惹かれ、特化した修練を積むプレイヤーは少なからず存在する。
なお、これを見ると簡単に当てられるような気にもなってしまうがそれは錯覚であり、通常は当てる事すら難しい。
3次元で高速に動き回る敵ACを相手に、接近して接触する事自体がどれだけ困難な事か、少しプレイしてみれば嫌でも思い知らされるだろう。
これらは文字通りのスーパープレイなのである。
余談だが、3シリーズのある作品では、とっつき使用中左手武装をパージすることによってとっつきの当たり判定がドリルのように永久に残ったままになる「次元とっつき」というバグがある。触った相手は死ぬ。
4系
上述のタイムラグなどは緩和されているものの、やはりなんら誘導も存在せず、ゲームスピードの増加もあってこれまで以上に当てにくい。が、ACfAでは敵大型兵器やアームズフォートに対して手早く簡単にライフルの弾一発分の弾薬費で一撃轟沈を狙える切り札となりえる。ハラショー!!
Ⅴ系
これまでとは違い、杭の先端に取り付けた大型HEAT弾を直接叩きつけるという代物になっており、その威力は他属性の近接武器が高くとも1万数千程度(ただしTE属性のレーザーブレードは多段ヒットが起こるるが、とっつきでは起きない)という中、低威力のものでも20000弱、高いものは50000オーバー、性能変化によっては60000オーバーという、オーバードウェポンに迫る致命的破壊力を持つ。(オーバードウェポンはそもそも防御力無視ダメージだが、ここまで攻撃力が高いともはや属性防御値云々の問題ではない。)
オーダーミッションの序盤に登場するAC「アイアンフィスト」の愛用武器でもあり、その攻撃力を見くびって接近戦を挑んで一撃で沈められた経験のあるプレイヤーも多い。
ACVという作品のブーストの仕様上、過去作に比べて地上もしくは低空にいる事が多くなった事。加えて過去作より攻撃速度が速く、AC自体の被弾判定がかなり拡大した事。それらが相まって過去最高の当てやすさとなり、対人戦においても十分に切り札たりうる。
さらに実体ブレードがハイブーストと組み合わせて速度を乗せないと実戦レベルの攻撃力にならない事や、レーザーブレードのEN消費が馬鹿にできないゲーム性も手伝って愛用者も増えている。
さらに全ACに標準装備されているブーストチャージ(蹴り)の存在もあり、弾切れ=敗北という図式が必ずしも成立しなくなった事も拍車をかけている。
機体負荷(EN消費)も極めて低いため、対タンク用にとりあえず積んでおくというプレイヤーも多い。ロマン武器でなくなってしまい一部の変態技術者が嘆いているとか
使いやすくなった代償か使用回数は2~12回と過去最低。一発必中の構えでいこう。
関連商品
これらのキットには上述のとっつきが含まれている。
関連項目
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