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とりし丸とは、讀賣テレビ放送株式会社(読売テレビ)が開発した違法動画削除支援ツールである。
ＮＨＫと民放キー局５社(在京テレビ局6社)もすでに採用しており、９月からは地方局や映画会社などにも利用が広がる。
機能の説明とか
このツールまでが開発されるまでの経緯
読売テレビは特に、「名探偵コナン」や「ヤッターマン」「犬夜叉（やしゃ）」などのアニメの違法動画に悩まされてきた。動画を削除してもらいたい場合は、投稿サイト側に削除要請のメールを送らなければならない。
これまで、削除要請メールを作成するには、動画を検索し再生した上で、ＵＲＬを一つひとつコピーしてメールに張り付けるという地道な手作業が必要だった。検索に引っかかる動画は何万件にも上り、気が遠くなるような作業だ。
読売テレビの近藤五郎・著作権担当部長は「違法動画削除専門の人を置くのは費用的にも無理。著作権担当者が削除要請だけやっているわけにはいかず、事実上お手上げだった」と嘆く。ソフト「とりし丸」は、「削除要請の作業が大変らしい」と耳にした同局電波技術部の谷知（たにち）紀英さん（３５）が、約１か月かけて自主的に開発。昨年３月から局内で使用を始めた。名前は「取り締まる」にひっかけて付けた。
削除例
今までは手作業でURLをコピー&ペーストするやり方では1日200件が限界
↓実用したら
「犬夜叉」タグの動画1000件をチェックし、489件の違法動画の削除要請を行なうのに要した時間が2時間と、大幅な高速化ができたとのこと。
ユーザーの反応
削除要請を繰り返したことから、同局が著作権を持つアニメの違法動画は大幅に減ったという。「『読売テレビの動画はすぐに消される』とユーザーに知れわたり、以前に比べて違法なものが少なくなった。効果は大きいと思う」と谷知さんは語る。
関連項目
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