どうぶつタワーバトルとは、iOS/Android用対戦型物理演算パズルゲームである。
価格は無料。
概要
ランダムで出現するリアルな動物の絵をプラットフォームに積み上げていき、プラットフォームから落下させてしまったプレイヤーが敗北する、という単純なルールの対戦パズルゲーム。
物理演算が使用されているため、常にバランスを考える必要があったり、予想外の所でどうぶつが引っかかり助かる事態などが起きたりする。運要素こそあれ、どうぶつごとの重心の把握、どうぶつどうしの噛み合わせの知識など、確かな経験と研究が勝敗を分ける、見た目に反して意外とストイックなゲームかもしれない。
配信は2017年3月31日に開始。そこから半年以上何の音沙汰もなかったが、あっという間にマッチングする快適さと、その絵面のシュールさなどから、2017年11月後半からに口コミで広がり続ける。
他の「どうぶつ」アプリを差し置いてAppStoreランキング一位を獲得するなど、制作側ですら予想外の大ヒットを叩き出した。
本アプリは動画アプリ「Everyplay」に対応しているため、リプレイ動画を共有しやすくなっている。
そのためか、ニコニコ動画でもプレイ動画が広まり始めている。何故かe-sports扱いされている。
そして何故か無関係な界隈の、主にカードゲームで使用されている用語が引用され、「アグロ」「コントロール」「ナーフ」などのコメントが溢れかえっている。
対戦用語
0キリン、4オカピなど、どうぶつ名の前に置く数字は回転数(タップ回数)を表す。
画面下の回転ボタンを押すたびにイラストが一定角度回転。その回転数×どうぶつごとにバランスや得意な地形が異なり、中でも使いやすい万能型や殺意高めに仕掛ける火力型は用語として確立している。
- 戦術用語
- タワー:どうぶつたちが積み重なり天に向かって伸びていく様。ブレーメンタワーとも。どちらが先にタワーを倒すかの戦いはタワー戦とかブレーメン合戦などと呼ばれる。そのため時々プレイヤー間で「ブレーメンに持ち込まれる前に巴投げを仕掛ける」といった会話になる。
- 崖掴み:一部のどうぶつは特定の向きで崖際に落とすと、足などが引っかかって落ちない。低レート帯ではいかにこの崖掴みが上手いかを見せ合うため初手からわざと足場ぎりぎりに動物を放し自滅するプレイヤーも多い。特にシカの崖掴みが人気であり、ヤギで崖掴みを成功させる変態も存在する。
- 足場拡張:崖掴みの仕様を利用して、擬似的に足場を広げて戦う戦法。主にコントロール戦略で使われる。
- 巴投げ:5象に代表される技。丸い背中などが底面になってグラグラと揺れる状態だと、重心を合わせないで乗ったどうぶつを巴投げのように盤外に放り投げる。5象の他には4パンダなどもこれを狙える。
- 背負投げ:0オカピや0シマウマなどに代表される技。背中部分が想像以上に丸くなっており、普通に置けたと思いきやそのまま転げ落ちたりする。重心を利用してタワーごと毀壊させることも可能。
- 脚合わせ:ロバやシマウマ等の四足を利用した積み技。一匹を背に置きもう一匹は0の状態で互いの足を合わせるように置き、安地を生成する。堅実に見えるが投げのリスクは少なからずあることに注意。
- 他のゲームからの流用用語
- 各動物用語
- 2カバ、2トラ:0回転で平面に強い横長イラストだが、二回転で縦長になりそのまま直立できる。狭い足場を利用して安全に手番を越しつつ、相手の足場を狭める高火力が魅力的。
- 4シカ:大きく突き出た角をひっかけて無理矢理バランスを保つ技。
- 2カメ:2カバ同様に縦置きで攻める技。小さいので隙間に滑り込ませる応用も効く。
- 6カメ:平地では左に倒れるが、右に傾いた足場ではヒレと頭を使って器用に立つ。タワー戦で頂点に6カメを立てると、その頂点は封印されたも同然となる、数ある型の中でも極めて火力に特化した殺意あふれる技。通称「殺意のカメ立ち」。
- 2ヤギ、6ヤギ:小型な上にそれぞれ尻尾と頭が突き出るように立つため、どうぶつを上に乗せづらい。6カメと同様に殺意が高いタワー戦で真価を発揮する。
- ヤギトラップ:小型であるヤギを他の動物に押し出されやすい場所に置くことで、直接動物を落とすのではなく、設置したヤギを相手に押し出させ落下させることで勝利を狙う戦法。
- 0キリン:首が滑り台のように傾いているため相手に不安定な足場を押し付けることが可能。ただしこれ自体は横長な動物の3や7で比較的簡単に返せるため、その後の展開に自信が無ければ逆に自分の首を絞めかねない。
- 2キリン:足場に対して、首と脚の二点で接するため非常に安定する。困ったときはとりあえずこれを使っておけば大体大丈夫。「攻めの0キリン、守りの2キリン」とも。
- 3キリン:平地では左に倒れるだけだが、緩やかに右に傾いた足場では、なんと直立する。非常にバランスを取るのが難しいが、成功すれば少し触れただけで爆発しかねない地雷と化す。キリンの最終奥義。
- 0オカピ:オカピは重心がやや前の方に設定されているため、意外なところで背負投げを発揮しやすい。
- 7オカピ:2キリンと同じく、首と脚を使って足場をがっちりホールドする技。背中と尻もナナメになるが、意外と普通に乗せられるため攻撃力は低め。
- 5象、5.5象:先攻初手で象を引いた場合に有効だった強力な技。「平面5象」とも。かつて、5回転で尻を下に向けて落とすと、見た目ものすごく不安定なのに絶妙なバランスを保ち倒れなかった。12/3のバグフィクスの影響で再現できなくなった。(偶然直っただけで、意図した修正ではなかった様子
)
しかし、5回転状態から時間制限ギリギリを狙うことでもう半回転し、全盛期を再現する5.5象が新たに開発された。しかし、相応の操作難易度が要求される。 - コブ挿し:ラクダの特権。コブを使い細い脚などを挟む安定した1手。
- 挨拶:カメの特権。序盤にカメを引いた際、左端に顔だけ出るよう落とすと会釈のような挙動をする。
- その他
- 太陽:ただの背景。しかし、ニックネームを「太陽をタップすると……」「太陽タップで動物変更」「太陽タップで夜になります」などにし、相手に全く関係ない部分をタップさせることでミスをさせるという初心者狩りが横行した。本ゲームには操作説明がないため、このようなことが起こってしまう。
- 自滅:崖掴み等のテクニックに失敗したり、ヤギやカメといった比較的起きやすいどうぶつを置きミスしてしまったり、高所から低所に落とす際に鼻先や尻尾に触れてしまい落下させてしまうなどのミスのこと。特に高レート戦では非常にありがたい事故である。
- No name:デフォルト状態のニックネーム。自分でニックネームを変更して個性を出すのもありだが、このニックネームのままレート上位に居ると謎の威圧感がある。
登場するどうぶつ
関連動画
関連項目
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