どろろ(2019年版)とは、手塚治虫の漫画「どろろ」を原作としたTVアニメである。
原作の漫画と1969年に放送されたテレビアニメについて「どろろ」の記事を参照。
概要
2018年3月に、フジテレビの深夜アニメ枠「ノイタミナ」で編集長だった山本幸治が立ち上げた企画会社「ツインエンジン」が、新たに仕掛けるテレビアニメ5作品のうちの1つとして発表された。アニメーション制作はMAPPAと手塚プロダクション。2019年1月から放送。
主役である百鬼丸の声優は鈴木拡樹が担当。鈴木拡樹は2019年3月公演の舞台版でも百鬼丸を演じる。
原作では百鬼丸は48体の魔物に身体の48箇所を奪われていたが、本作では体を奪ったのは12体の鬼神へと変更されている。その他にも百鬼丸関連の設定は大きくアレンジされている。
原作においても本作においても、百鬼丸は「目も耳も失っているために見えていないし聴こえていない」という点は同じ。だが原作ではテレパシー能力によって周囲で何が起きていて相手が何をしゃべっているのか明確に理解し、また口を動かしながらその能力を使うことで冗舌に「しゃべって」いた(腹話術の教本も持っていたよう)。そのため原作の百鬼丸は動作や会話に全く問題がなく、他者から「見えていない、聴こえていない、喋れていない」と見破られることもまずなかったし、さらに表情も豊かだった。
一方本作では、「動植物や化け物の魂の色だけは『見る』ことができる」という能力を持ってはいるが、それ以外のものは見えていない。また、相手の伝えたいことを把握はしているようではあるが「聴こえない」「喋れない」ことが明確に描写されており、他者との意思疎通もほとんど行わない(声を出さないため、序盤の話では声優クレジットに名前が載らない程)。また皮膚のない顔の代わりにお面を身に付けて育ってきたためか、第一話で顔の皮膚を取り戻して以後も無表情でいることが多い。
こういった設定変更のために百鬼丸の「奪われた者」としての境遇が深刻さを増しており、作品全体の雰囲気もより重いものとなっている。
あらすじ
時は戦国。
醍醐の国の主である景光は、ある寺のお堂で十二体の鬼神像に領土の繁栄を願い出た。
それと引き換えに生まれた景光の世継ぎは身体のあちこちが欠けており、
忌み子としてそのまま川に流され、捨てられてしまう。
時は流れ、鬼神は景光との約定を果たし、国には平安が訪れた。
そんなある日〝どろろ〟という幼い盗賊は、ある男に出会う。それは、鬼か人か
登場人物
- 百鬼丸 - (CV:鈴木拡樹)
- どろろ - (CV:鈴木梨央)
- 醍醐景光 - (CV:内田直哉)
- 多宝丸 - (CV:千葉翔也)
- 寿海 - (CV:大塚明夫)
- 縫の方 - (CV:中村千絵)
- 琵琶丸 - (CV:佐々木睦)
放送情報
放送情報
放送局 | 放送日 | 曜日 | 時間 | 備考 |
---|---|---|---|---|
TOKYO MX | 2019年1月7日 | 月曜 | 22:00 | |
BS11 | 24:30 | |||
時代劇専門チャンネル | 2019年1月11日 | 金曜 | 26:00 | 1969年版とダブルス放送 |
配信情報
配信サイト | 配信日 | 曜日 | 時間 | 備考 |
---|---|---|---|---|
Amazonプライム・ビデオ | 2019年1月6日 | 日曜 | 24:00頃 | 日本・海外独占配信 |
ニコニコチャンネル | 2022年1月13日 | 木曜 | 24:00 | 第1話無料配信 |
スタッフ・キャスト
関連動画
関連チャンネル
関連項目
外部リンク
- 14
- 0pt