なかにPとは、アイドルマスター関連の動画を制作するプロデューサー(動画制作者)である。
概要
2009年9月1日「中二ノベル」シリーズの第1話をアップロード。12日に投稿された第6話にて、「なかにP」を名乗ることを表明した。
キャラクターのいかにもといった「中二的」思考法はもちろんのこと、キャラクターの表情を微妙に改変し、効果的に使用するのが特徴である。性格が大きく改変されている主人公の春香を表現するのに多く用いられるほか、亜美真美の性格の違いを表すことにも使用されるなど、いままでの作品に見られるグラ改変とは違った新しい方向性が見られる。
また、春香の性格だけでなくアイドル達の立ち位置はかなりの改変がなされているので注意が必要である。
もともと画力のあるPであるらしく、その力がグラ改変に収まらずサムネに溢れつつある。また、中二的に高い文章力や適切な文字送りの早さ、場面に合った効果的な間の取り方、作風の雰囲気を十分に盛り上げるBGM・エフェクト音使用など、ノベマスPとしての高い能力が見て取れる。
それに加え、なかにPの動画で特筆すべきは動画に残された視聴者のコメントである。
まず初めになかにPの動画には批判的な意見や上から目線、口汚いコメントが全くない。通常、中二ノベル第一話の再生数や動画のタイトル的にそういったコメントを残すような人が集まってもおかしくはないのだが、どの話のどのコメントを見ても動画の良さを褒めたものばかりである。
かといって持ち上げきったような、いわゆる信者的なコメントではなく、ただただよい動画に引き込まれてぽつりと言葉がでた、そんな雰囲気のコメントばかり。これが二つめ。
最後に、コメントのレベルの高さ、ひいては視聴者のレベルの高さである。動画のテンポや尺的に、なかにPが細かいところまで描写しきれない行動の意や台詞の深い意図を、鋭く察した視聴者がコメントに残している場面が多々ある。さらに、文学、哲学といった、何らかの教養がありそうなコメントまである始末。要するに、作中の高性能春香さんやプロデューサーのようなコメントまで含めて、動画を形作っているのである。
ただしこの作者。作品の内容とはウラハラに、サムネに関しては暴走気味である(15話では4つのサムネ関連タグがつけられている)。動画のいい雰囲気、コメントが動画のラスト(サムネ)で吹っ飛ぶのもしばしば(笑)
関連動画
「アイマスをあまり知らない方にも楽しんで頂けたらいいなと思っています」(第1話「動画の説明」欄より)。
関連項目
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