ななどなどなど単語

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『ななどなどなど』とは、宇崎うそによる4コマ漫画である。

お嬢様なので概要なんぞ読まなくてもよいのです！

まんがタイムきららMAXにて2019年2～4月号でのゲスト掲載を経て、6月号から連載開始。

『ぼっち・ざ・ろっく！』等、近年きららで多く見られる「陰キャ」ものの中でもひときわ異彩を放つ、人間×ヒューマノイドコメディ。

単行本は1巻・2巻ともに緊急事態宣言下での発売というピンチに陥ったが、根強いファンのおかげで売り上げを伸ばし、打ち切りを回避した。その後は「次にくるマンガ大賞2020」コミックス部門にノミネートされたり、2021年 11月の「まんがタイムきらら展in名古屋」での追加展示作品に選ばれたりと、勢いを増している。

あっ……えっと……その……あらすじです……

プライドだけは高いお嬢様で、不登校の引きこもり生活を送っていた玉村小町のもとに、ある日突然ヒューマノイドのななどが送られてくる。ななどは小町のクズすぎる生活から真人間に更生させるべく送られてきたのであった。不平を言いながらも登校を始めた小町とななど。2人の前には果たしてどんな学校生活が待っているのであろうか。

初手イキリ登場人物早口自分語り！？

メイン

玉村小町（たまむらこまち）: 本作の主人公。周囲からは「陰キャ姫」と呼ばれている。初等部でお嬢様気取りのイタい行動をしてぼっちになり、3年間の中等部の不登校生活を経た後エスカレーター式に高等部へ進学した。学校を愚民の通う豚小屋だと見なし、カラオケやゲーセンを底辺の溜まり場と称するなどクズっぷりは登校するようになっても変わらず、挙句の果てにはテストの赤点を金の力で解決しようとする始末。また学力も体力もポンコツで、徒歩2分以上の距離を長距離と断言し、久々に学校に通っただけで筋肉痛になるほどの虚弱体質でもある。一旦まともになったと思っても休暇などで数日経つと元に戻るの繰り返しで、真人間への更生はまだまだ時間がかかりそうである。
ななど: 正式名称「コード7D-O型」のヒューマノイド（ロボットと呼ばれるとプライドが傷つく）。小町の更生目的のためかコミュ力は高い陽キャに設定されている。服装はノースリーブじゃないと落ち着かないらしい。目からビームを出したりケツにUSBを挿入できたりといった機能がある一方、知能が低かったり勝手に自我が芽生えたりとヒューマノイドらしくない一面も多い。落ちていたUSBを拾い食い(？)することもできる。製作者は小町の妹である茶々で、ななどを作った目的は小町を真人間にする以外にもあるらしく……？
吉岡るる（よしおか - ）: 小町のクラスメイトで、席はななどの前。ななどに「友達多くて仲良くなれたらスクールカースト上位になれそう」という理由で小町の前に連れてこられ、共通のソシャゲの話題で仲良くなる。小動物みたいな可愛らしさで周囲から注目されるが中身はコミュ症の陰キャ。キラキラネームに負けないよう見た目に気を使っているが中身が追いついていないようである。お嬢様の小町がドン引きするレベルの廃課金ゲーマーでもある。久々に登校した小町に翌日以降も登校するきっかけを作ったある意味功労者。
高山萌（たかやまもえ）: 小町のクラスメイトで、席は小町の前。誰とでも公平に接することができクラスでの人気も高い陽キャだが、その正体は吉岡るるガチ恋勢のやべーやつ。るるに対しての好意は半端なく、盗聴・盗撮・ストーカーといった犯罪レベルの行動をとったこともある。小町とるるが仲良くしていることへの嫉妬の念から小町らと友達になる。実は中等部の頃から不登校の小町のことを気にしており、登校初日から小町には頻繁に声をかけていた（が、小町からは内申点稼ぎだと思われていた）。

サブ

ばあや: 小町とななどの世話をしているおばさん。小町が登校を再開するのを決めた日には泣いて喜び、その後も小町の成長を見るたびに涙している。家事全般から学校への送迎まで担当しており、小町とななどは彼女がいないと日常生活を送れなくなるレベルで依存している。
嶺優子（みねゆうこ）: 小町らとは隣のクラス。るると同じ中学出身で、萌とも部活の関係で中学時代からの友人。よく萌の相談に乗っている。色恋沙汰が好きで、萌とるるの関係を女子校における希望の光だと思っている。
宮前このみ（みやまえ - ）: 優子のクラスメイト。転勤が多かったが小3の頃は小町と同じ初等部におり、そのときに小町から500円で買収されて家来になった経歴がある。その過去のせいで小町との関係は今も複雑な状態にある。彼女も小町も本心ではお互いのことを応援しているのだが、どちらも素直に言えないでいる。