ねるねるねるねとは、1986年2月にクラシエフーズ株式会社(旧カネボウフーズ株式会社、旧ベルフーズ株式会社)から発売されているお菓子である。
概要
1986年の発売以来、現在まで継続して販売されているロングセラー商品。
開発当初は「ねりっちょ」という名称であった。
昔は、ねるねるねるね一連の菓子はサイバー菓子と呼ばれていたが現在は知育菓子という名で展開されている。
色が変わって膨らむのが特徴的であり、子供を始め大人まで幅広い世代で愛されている菓子である。
色が変わるので体に悪いというイメージがあるが、色が変わる成分は自然界に存在する食べ物(野菜など)から抽出されているため、体に害はない。また保存料・合成着色料は使用していないので安心して食べられる。
CMは様々あるが魔女に扮した老婆がねるねるねるねの食べ方を紹介するCMがよく知られている。
また、粉を入れてかき混ぜる一連の動作は魔女が壺をかき混ぜる動作を彷彿とさせる。
印象に残るCMであり、「テーレッテレー!」のフレーズが有名。
マスコットキャラ・出演者
魔女
公式名は「魔女さん」(後述)
前述のようにねるねるねるねと言えばこの魔女のおばあさんを連想する人が多いと思われる。
初代と三代目はCM構成や魔女の台詞等構成が似ているが、二代目魔女は腕を伸ばしながら歌が流れるといった初代や三代目とは一風変わった構成であった。
三代目魔女は三人に分裂できたり魔法が使えるなどより魔女らしい一面が見られる。
魔女役はそれぞれ3人が務めている。現在は三代目のシンシア・チェストン氏が担当。
よく誤解されるが、CMに出ていた初代魔女の人はフランシス・ケネディという女優であり、鈴木れい子はあくまで中の人であり、まだ御存命である。[1]またフランシス・ケネディ氏は行方不明である。その影響でCMの魔女役を変えることになった。
ねるね
2005年頃突如CMに現れた新キャラクター。体系は丸型で黄色。
ねるねるねるねのイメージキャラクターとして登場、また彼はクラシエフーズが展開する「知育菓子」全般のマスコットキャラクターとしても活躍している。わくわくタウンという街に住んでいる。そのわくわくタウンを舞台とし、ねるねを中心とした物語が公式サイトのアニメや漫画等で展開されている。漫画は幼児・女児向け雑誌のキャラぱふぇで連載されていた。
わくわくタウンに住んでいるねるねの家族や仲間は彼と同様に黄色で丸型体系である。
ねるねの家族は、ねるねの妹のねるる・おとうさん・おかあさん・おじいちゃん・おばあちゃんがそれぞれいる。
友達には、ネルト・ネリトニー・ねる白川くんがいる。他、わくわくタウンには数少ない人間である、魔女さん(後述)とねるねる博士が住んでいる。
おしゃべりねるちゃん
おしゃべりねるちゃんは2002年頃のねるねるねるねの懸賞品として登場。
二代目魔女が登場する最後の箇所でその活躍が見れる。メロンをモチーフとしたキャラでありざっくり言うと意思を持ったメロンである。元々は90年代~00年代前半までのねるねるねるねのパッケージのメロン味として描かれていたキャラであり、ブドウ味等の他の味にも派生のキャラが描かれていた。
その他ねるねるねるねのマスコットキャラとして、過去にお笑い芸人のキングコングや子役の寺田心等もCMに登場していた。
ねるねるねるねに関するあれこれ
- 過去の懸賞キャンペーンでは当時上述のおしゃべりねるちゃん以外にねるねるねるねのパッケージがプリントされたブランケットが存在した。また、2016年には30周年を記念として魔女の宝箱と題した懸賞キャンペーンが行われた。その懸賞品は30個の復刻版初代ねるねるねるねと魔女が使っていそうなオリジナルねり壺とねり棒だった。
- 2017年7月7日から仕事体験テーマパーク「カンドゥー」に自作ねるねるねるね等を作って体験できる「おかし魔法研究所」がオープン
- 2010年頃から各地で定期的に知育菓子を体験できる「知育菓子教室」を開いている。
ツイッターでは「ねるねるねるね教室」という名の教室が行われている事で一時話題となった。 - 2015年3月26日にコーエーテクモゲームスより発売されたニンテンドー3DS用ソフト「新・ロロナのアトリエ はじまりの物語 ~アーランドの錬金術士~」とねるねるねるねのコラボレーションが決定した。ゲーム内でのアイテムとして登場。 →「ねるねるねるね」とのコラボレーション決定!
- 他企業やアニメなどのねるねるねるねパロディも幾つか見られる事がある。
アニメでは「スマイルプリキュア!」・「gdgd妖精」・「文豪ストレイドッグス」
漫画の「だがしかし」ではパロではないがねるねるねるねを紹介している。
他企業の日清から発売されている「ラ王」のパロディでは魔女役に大食いタレントのギャル曽根が“マジョ曽根”として魔女役を演じ再現度の高い映像となっている。 →日清 マジカルラ王
- 同じく日清商品のカレーメシのCMでもねるねるねるねの魔女らしき人物が映っている
ニコニコ動画におけるねるねるねるね
ねるねるねるねはそのCMの印象からニコニコ動画が開設する前にも動画やネットの定番ネタとして認知されていた。
2ちゃんねる(現5ちゃんねる)では詭弁のガイドラインシリーズから「ねるねるねるねの詭弁」と言った名作も生まれた。また魔女のAAも存在する。
ニコニコ動画では2007年からMAD動画が作られていたが本格的にブームになったのは2008年3月頃からである。
そして2008年月以降様々なMAD動画が作られていく傍らMAD動画以外では大量のねるねるねるねを混ぜたり、ねるねるねるねを使ったアレンジレシピ等の料理動画も続々投稿され盛り上がりを見せる。
MADでは魔女のテーレッテレー画面を左右に振ってエアギターをしている様に見える事からエアギターとコメントされたり、魔女が「病ぁむ☆」とよく病んだり、とにかくはっちゃけたり、CMでは見られない一面が見れて楽しめる。
また、ねるねるねるねMAD特有の不協和音も特徴的である。布教和音とも呼ばれたりする
MADの多くはCMのジングルである「練って美味しいねるねるね~るね」で締めるのが様式美となっている。(もちろんこれ以外の締めもある)
そのCMを素材としたMADの中毒性からか、ねるねるねるねを信仰する、ねるねる教たる派閥も存在する。2008年7月21日ついにリーブ教に代わるニコニコ三大宗教の一つになる。
ジジイとババアが「Ievan polkka」を歌ってくれたや、ニコニコワールド
のようにヴェルタースオリジナルのおじいさんと夫婦またはコンビとして扱われる場合もあるが、実際には何の関係もない。
ちなみにYouTubeではねるねるねるねを使った巨大ねるねる作ってみたなど「○○してみた」動画が人気である。
復活
2008年以降しばらく盛り上がりを見せたねるねるねるねだったが、ニコニコでは徐々に影をひそめる。
しかし、2010年頃公式が久々に魔女を起用したCMを放送した。それがきっかけとなり新CMでいくつかMAD動画が投稿され再び大きな盛り上がりを見せた。
ニコニコ生放送に登場
2018年9月1日に放送された【FFXIV】5周年記念14時間生放送(サブ放送)にてねるねるねるねの魔女らしき人物がいきなり登場し放送も大いに盛り上がった。(登場時間は1:17:40あたり)
FF14とクラシエフーズの公式コラボなのかFF14側のパロディなのかは不明であるがテーレッテレ―の効果音が使われているのでクラシエ公認の可能性もある。
魔女役は外国人タレントのシャーロンS氏と酷似しているので彼女が魔女役を演じていたと思われる。
CM
ねるねるねるねは、
ヘっへっへ。
ねればねるほど、色が変わって……。
こうやってつけて……
\ うまいっ! /
(テーレッテレー)♪ねっておいしい ねるねるねるね~
「こうやってつけて…」の部分はトッピングの味によって「チョコクランチをつけて…」などのように変わることがある。
長い間ねるねるねるねのCMを務めていたおばあさんだったが、2000年あたりから姿を消すことになる。
2002年~2004年には二代目の魔女が誕生。魔女が歌に合わせて腕が伸び縮みしながらねるねるねるねを作るというCMだった。初代のおばあさんと比べると若々しい印象を受ける。
その後2000年代は新マスコットキャラクター「ねるね」を使ったCMに変更された。
発売当初から親しまれたおばあさんのCMをTVで見ることは無くなった…と思っていたら
なんと2011年におばあさんの登場するCMが新しく作成され、放映されている(参考)。
新CMは、おばあさんのセリフまわしから「テーレッテレー」の効果音まで、初期のCMを踏襲した作りになっている。
三年後の2014年には新CMが放送される。2011年ではテーレッテレーの際は子供と魔女の二人で行っていたが、2014年版では子供がもう一人増え、さらに現ねるねるねるねの看板キャラである「ねるね」も加わり、賑やかなテーレッテレーとなっている。また、2014年版の魔女役は2011年版と同じである。
2015年10月に登場。今度はねるねるねるねの派生商品の「まじょまじょねるねる」のCMに登場。
そこでは魔女が3人に分裂し、それぞれの魔女が得意の魔法を披露する。
「まじょまじょねるね」はコンセプトが魔法であるため従来のねるねるねるねより、一層魔女色が強い商品となる。
魔女の台詞
初代
初代ねるねるねるねの魔女の台詞は大体同じ様に見えるが、地味に違う。
大抵、冒頭は 「ねるねるねるね、へっへっへっ 練れば練るほど色が変わって」 から始まる事が多い。
例外として別の冒頭の台詞も存在する。
前述の台詞が分岐点となり以後「うまい!」に至るまで台詞がそれぞれ異なる。
以下はCMの順序とそれぞれのパターンである。
- ①「ねるねるねるね、へっへっへっ 練れば練るほど色が変わって・・・」
- ①「今度のねるねるねるねは、ヒッヒッヒッ 練ればなるほど・・・」(別の冒頭の台詞)
- ②「うまい!テーレッテレー!」(回によってうまい!のイントネーションが違う)
- ③ねっておいしい ねるねるね~るね
初代の逆再生台詞
- いやむう、病むぅ、やぁむ (表記は異なるがそれぞれ「うまい!」の逆再生である。未だに表記が定まっていない。)
- 濡れ濡れ濡れ濡れ (「ねるねるねるねは~」の逆再生)
- できてんだよ減ったわ (「色が変わって」の逆再生)
- アグリコのふりかけ (「練れば練るほど」の逆再生、「糸が出る~編」が一番そう聴こえやすい)
二代目
- 1・2・3・4ねるねるねる練ってるか~い ねるねるねるね練ってるよ~ ねるねるねる練ってるか~い 等
三代目
- ね~るねるねるねはヒッヒッヒヒ
練ればふわふわ色が変わって
トッピングをつけて どうぞ - ぐるねりアイスは ヒッヒッヒッ 3つの味が楽しめてぐるねりすれば
秘密の味に ほ~ら - まじょまじょねるねるに3つの魔法 イッヒッヒッヒッ
味が変わる魔法 もくもくの魔法 ぱちぱちの魔法 うまい! - あのねるねるねるねがアイスになったぞ ヒッヒッヒッ 3つのアイスをねるねるねれば
味が変わって伸び~るのじゃ 等
魔女さん
ねるねるねるねの魔女は今まで魔女の公式名称の情報もなく謎のベールに包まれていた。
しかし2014年頃、クラシエフーズがねるねるねるねの公式サイトで魔女のプロフィールを公開。
そこにはデフォルメされた魔女が表示されている。また魔女の公式名称は「魔女さん」と判明した。
この魔女はクラシエフーズが展開する「ねるねるねるねアニメ」にて不定期に登場する。
他、魔女の情報や設定が明るみに出るようになった。以下の情報は公式サイトより引用。
性格はおだやかでおちゃめ。子供が大好きである 本当は魔法でなんでもできるが、たまにしか使わない
子供たちが喜ぶ姿が見たくて時々スーパーでお菓子の実演販売や、突然子ども部屋に現れたりする。(たまに変身し忘れる) わくわくタウンという街に住んでいて魔女さんの家には魔法書や魔法の道具がたくさんあり、床には魔法陣が描いてあったりする。同じわくわくタウンに住んでいるねるねる博士とはライバル関係である。・所属
魔法研究所 所長
・特徴
魔女の帽子とドレス
いつも同じように見えるけど実は色々な種類を持っている
・口癖
テーレッテレー!
・得意技
魔法
・夢
世界中に魔法研究所を作る事
ねるねるねるね公式ページより引用
テーレッテレー!が魔女の口癖だったらしい・・・!あの音は口でやっているのか・・・?
味の種類/派生商品
- 味の種類
メロン
メロンソーダ
ブドウ
ブドウヨーグルト
コーラ
レッドコーラ
スーパーコーラ
ソーダ
レモンソーダ
フルーツソーダ
いちご
いちごヨーグルト
イチゴチョコ
イチゴソーダ
イチゴミルクヨーグルト
スイカ
ピーチ
ピーチプリン
ピーチヨーグルト
りんご
青リンゴ
マスカット
パイン
バナナチョコ
フルーツ・オーレ
フルーツ牛乳
はちみつレモン
梅あられ
ライフガード
クリームソーダ
- 派生商品
ねるねるねるねのデザート
まじょまじょねるねる
なぞなぞねるねる
くらべてねるねる
おたのしみねるねる
なかよしねるねる
謎解きねるねる
占いねるねる
いたずらねるねる
ねるねるねるね モンスタークイズ
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関連動画
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ニコニココミュニティ
関連項目
- クラシエフーズ(旧カネボウフーズ/ベルフーズ)
- フランシス・ケネディ
- 鈴木れい子
- ニコニコ三大宗教
- ねるねる教
- テーレッテレー
- 練音ルネ
- 老化ロイド
- 練宮ウマヒ
- 長門有希(80)
- 霧雨婆理沙
- 東方練々婆
- ※素材は15秒だけです
- ねるねトースト
- 魔女
- 谷育子
- ヴェルタースオリジナル
- 菓子
- 西那緒美
- シンシア・チェストン
- もっと練られるべき
- サムネルネルネルネ
- たのしいケーキやさん
- ねるね
- ねるねるハロウィン
関連リンク
- ヴェルオリ・ねるねる ニコニコ動画@wiki
- クラシエ公式サイト
クラシエフーズ @Kracie_foods
- みんなの知育ひろば公式(旧ねるね研究室)
みんなの知育ひろば公式
みんなの知育ひろば【クラシエフーズ公式】
みんなの知育ひろば
- べる研 分室 (ファンサイト)
脚注
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