概要
自称・ホワイトプロパガンダ漫画家。女性。作風は右翼系の立場からの、政治的な社会風刺画を手がける。主に日韓・日中関係を題材としたイラストを、自身のホームページやSNS上(主にFacebook)に投稿し、活動している。
テキサス親父と親交があり、日米同盟や捕鯨関係のイラストも投稿している。
「シリア難民」風刺画騒動(そうだ、難民しよう!)
風刺画の概要
彼女の作品のうち最も有名なもの。本来は偽装難民に対する風刺であったのだが、後述の事情により難民を馬鹿にしているなどの誤った非難が拡散することとなった。なお、この絵のモデルとなった写真が実在することからトレスであるとの批判がなされ、現在画像はFacebook内の公式コミュニティからは削除されている。
中央に避難民と思われる少女が描かれ、笑みを見せている。背景はイラストではなく画像であり、全面的に草原で、左側に建物、右側に山が写っている。
人物の右側に、「安全に暮らしたい 清潔な暮らしを送りたい 美味しいものが食べたい 自由に遊びたい おしゃれがしたい 贅沢がしたい 何の苦労もなく 生きたいように生きていたい 他人の金で。」
左側に、「そうだ 難民しよう!」の文字が少女を囲むように配置されている。
全ての文章が縦書きである。太字の部分はフォントサイズが大きい。
元画像
イギリス人男性、ジョナサン・ハイアムズ(Jonathan Hyams)が撮影したものである。彼は国際NGO団体「セーブ・ザ・チルドレンUK」の職員。写真家・映画製作者でもある。。
被写体の女児は9歳のシリア人難民で、シリア国境に近いレバノンの難民キャンプで撮影されたという。
風刺画と元画像の構図は酷似している。また風刺画の背景は草原だが、元画像では難民キャンプらしきテントがある。
抗議者、肯定者及び作者の主張と動き
抗議者は「人種差別」「難民の実情とかけ離れた内容を誇張し、愚弄・侮辱している」、肯定者は「表現の自由の範疇である」「難民の実態を批判することは許される」と双方が主張し、大きな騒動となった。
当該イラストが色々賛否両論交わされていますが、私はそれはそれで良いと思います。日本は言論の自由があります。皆さんが法の許す範囲内で自分の主張を展開するのは実に健全な姿であると思うからです。(だから、せっかくの皆さんのコメントを消したくないのでイラストも削除したくない)
このイラストは全ての難民を否定するものではありません。本当に救われるべき難民に紛れてやってくる偽装難民を揶揄したものです。
例えばドイツでは、難民には月間約17万円が支給されます。これは、パートで働くより良い収入です。日本にもドイツにも、これを初めから目当てにしてやってくる「移民」や「難民」がおり、さらに人権派弁護士が裏について、あらゆる権利を行使できるように口添えしてる実態があります。
本当の難民は保護すべきですが、シリアで働くよりも月額17万円の保護を受ける方が良いと思い、自分の国を自力で再建するのでは無く、難民と称して移民するのは問題があると思います。
真面目に働いて、税金を納めている方々の税金が、その自称難民達に対する援助には使われるべきでは無いと思います。
私は、難民であるのか無いのかをきっちり調べ、本当の難民であれば人道的に助けるべきだと思っていますが、一部(報道では3割)の偽難民がそれを権利と思いやってくる事に問題を感じ、問題提起として、偽難民について皆さんが考えるきっかけをつくりたかったのです。
とし、「言論の自由の範疇であり、自分の主張は健全である」「あくまでも難民を偽装した移民への揶揄・批判であり、本当の難民は保護されるべきであるが、偽装難民には国民の税金を使うべきではない。差別の意図はなく、偽装民問題の提起である」と主張した。
その後蓮見は、自身の騒動を揶揄した帰化・在日・言論の自由についての風刺画を相次いで投稿した。内容は「これが私の帰化した理由です。」「日本の敵は私です。」「そうだ在日しよう!」「そうだ日本人しよう!」など。
逆にこの風刺画に対抗する目的で「そうだ難民受け入れよう」などの抗議者からの風刺画も投稿された。
経緯
2015年9月10日、蓮見が風刺画をFacebookに投稿。
とツイートした。この風刺画を問題視し、Facebook運営へ通報するよう呼びかけた。同時期、奥田は安保法案の抗議活動で脚光を浴びており、多くのメディアがこれを取り上げた。
この間、運営から蓮見のFacebookページが非公開設定にされるなどとされたが、規約上問題ないとして再度公開された。
Shocked+deeply saddened anyone would choose to use an image of an innocent child to express such perverse prejudice http://jtim.es/SVDaM
[3]
とツイートし、不快感を露わにした。
10月7日、蓮見は投稿を削除した。写真家からの抗議を理由としている[4]。「著作権の侵害はしていないつもりだが、男性写真家に迷惑をかけたため」と後のFacebookで釈明した。
10月12日、ウェブサイトstepFEEDにより「シリア人難民危機に対し最悪の反応を示した7人」のうち一人に選ばれた。ドナルド・トランプやハンガリー首相と同列に掲載されている[5]。
その後、抗議活動が活発となる。(次項)
拡散活動の内容
久保田直己も参照。
蓮見は元々あまり名の知れた人物ではなく自らのコミュニティ内にて細々と絵を描くだけの絵師であった。しかし在日朝鮮人や韓国を揶揄する絵がC.R.A.C.(旧称:レイシストをしばき隊)やSEALDsといった左翼系団体の目に留まったことから、彼らから執拗な攻撃を受けることとなる。
当初はさほどの反響もなかったことから、朝鮮人を対象とした風刺画から偽装難民の風刺画へターゲットを変更。
とSEALDsは上述の偽装難民の風刺画を「難民を馬鹿にするもの」と偽りTwitterで拡散。
また同時にC.R.A.C.は、change.orgというサイト上で行っていた「シリア難民を侮辱するイラストが「レイシズム」であるとFacebookは認めてください。」と称する署名運動を展開。更に構成員の久保田直己が@japanantifaというアカウントで海外へジャパン・ディスカウントを展開し、外資系企業の広報であることを生かして仕事上のつきあいがある海外紙の記者へ根回しを行った。これらのことにより問題化し炎上することとなってしまったのであった。
・・・が、事態はこれでは終わらなかった・・・。
はすみしばき問題
久保田直己も参照。
上記の運動により一定の成果を上げたことに気を良くした久保田直己らは、上記の「そうだ、難民しよう!」の画像に対しFacebook上でイイね!を押したユーザーの個人情報を纏め、拡散する「はすみしばきプロジェクト」を展開。名誉毀損ではないかと非難の集中砲火を浴び、一瞬にして炎上したのであった。更に彼の個人情報が発掘されるや否や、海外へ虚偽の広報をしていた事実や、防衛省を含めた公共機関でも採用されているセキュリティソフトメーカー・エフセキュア社に勤務していたことなどが発覚。もはや「そうだ、難民しよう!」問題の枠を超えた事態へと発展している。
一方、当のはすみとしこ氏はこの炎上騒動のさ中に処女作となるイラスト集「そうだ難民しよう! はすみとしこの世界」の発売を発表。Amazonでは発売前にもかかわらずカテゴリ:本で5位、カテゴリ:政治で堂々の1位と、まさに他人の褌で相撲を取るかのような炎上商法を完遂したのであった。
その他の反応
- この騒動に際して本人は「左派を良く描かない政治漫画をたくさん描くのでターゲットにされたのだと思う」とコメントしている。
- ろくでなし子(作家)はTwitter上で「はすみとしこさんの表現がどんなに卑劣で不愉快だとしても表現する人の妨害はしちゃいかんと思う。」とコメント。
- 上記の通り左派からはかなりの非難が浴びせられる一方で、右派のチャンネル桜からも「ひとくくりに偽装難民としてしまうのは問題の本質を見誤っている」と厳しく批判されている。
ニコニコ動画にて
関連動画
関連商品
著書。
こちらはイラストを担当している。
関連コミュニティ
関連項目
関連リンク
脚注
- *プロパガンダ漫画家はすみとしこがシリア難民を貶めるイラストを公開して問題に(netgeek)
- *@aki21stのTweet・2015年9月30日
- *@jonathanhyamsのTweet・2015年10月4日
- *難民中傷:日本人漫画家に批判集中 FBにイラスト投稿(毎日新聞・2015年10月7日)
- *7 of the worst reactions to the Syrian refugee crisis(stepFEED)
- 5
- 0pt