はたけカカシとは、漫画『NARUTO』に登場するキャラクターである。
概要
木の葉の里の上忍。ナルトの属する第七班(カカシ班)を担当する教官。木の葉の忍の中でも名の知れた存在で、一時昏睡状態に陥った五代目火影・綱手の後任に推薦されたこともある。
得意技は「雷切(千鳥)」。また、写輪眼の持ち主であり、1000以上の術を写し取って来たことから「コピー忍者のカカシ」の異名を持つ。しかし、血継限界である写輪眼をイレギュラーに所持していることからチャクラ消費が激しく、戦闘後によく寝込む。登場キャラにまで「戦いのあとは病院で寝込む」というイメージを持たれてしまっていた。
仲間思いで、里の皆からの人望は非常に厚い。しかし、万能―悪くいえば器用貧乏のため、かませ役や引き立て役になってしまうことも。とはいえそれはペインをはじめ相手が悪すぎるということもあり、戦力になっているだけで十分凄いといえる。
後半では万華鏡写輪眼を開眼しており、万華鏡写輪眼に宿る固有の術の一つ「神威」を習得している。
これはカカシが写輪眼の視界に捕らえた任意の位置の空間を引きちぎって別の場所に強制的に飛ばすという術で、物理的殺傷力のみならず応用性も高い術だったのだが、カカシが写輪眼の本来の持ち主であるうちは一族ではないためかチャクラの消費が膨大で使うたびに寝込んでしまうというリスクがあった他、当初は術を発動してから空間を引きちぎるまでに時間がかかってしまい、動く対象を捉えきれないという使い勝手の悪さが目立った。
後に術の発動スピードはかなり高速化され、爆発の術をとっさに爆発が起こった空間をまるごと飛ばす事で爆発を防いだり、飛んで行くクナイをワープさせて意表を付くなどかなり応用の幅が増えている。
最終決戦、チャクラの祖であるカグヤとの戦いでは、写輪眼を元の持ち主であるオビトに返してしまったため、「せめて弾除けにはなろう」と、瀕死だったオビトと共にナルト・サスケに向けられたカグヤの攻撃を受けようとするが、「お前はまだ生きるべきだ」と言うオビトによって自身も庇われ、オビトだけが弾除けになって死亡。
この時、旅立つオビトの魂に「ちょっと早い火影就任祝い」として両の目の写輪眼を譲り渡される。これにより、カカシが以前使えていた空間を引きちぎる「左の神威」と自身の体を含めた任意の物体を時空間に出し入れするオビトの「右の神威」、そして両の目の万華鏡写輪眼に固有術を宿したものだけが開眼できる「須佐能乎」まで開眼。カグヤとの戦いに大きく貢献した。
全てが終わった後の後日談では、六代目火影として任を全うし、成長したナルトに火影の座を任せて隠居している姿が描かれた。
その他の特徴
- 常に口元をマスクで覆っており、原作は完結したが連載中に素顔が公開されることは事はなかった。ファンブックの番外編やアニメのオリジナルエピソードには、このことをネタにした話がある。
- 連載終了により素顔は永遠の謎になったかと思われたが、2015年に開催されたNARUTO展の来場者特典「風の書」に掲載された描き下ろし漫画にてついに公開された。
- 愛読書は18禁小説のイチャイチャシリーズ(イチャイチャパラダイスやイチャイチャバイオレンスなど)。
関連動画
関連項目
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