はたらく細胞BABY(ベビー)とは、モーニングにて連載されていた漫画作品である。
清水茜による『はたらく細胞』スピンオフ作品群の一つ。
がいよう
ママのおなかにいる時から、赤ちゃんの体内では細胞たちが働いている!!
「酸素ってどこに運べばいいの!?」
「胃に入ってきた白い水、これなに!?」
「バイキンたちがくる!逃げなきゃ!!」
みんな、生まれて初めての仕事。右も左もわからない。それでも体を守るため、一生懸命、働いている!!
赤ちゃんの寝返り一つにも、裏には細胞たちの頑張りがある! 忙しいママとパパ、そしてかつてBABYだったすべての人に捧ぐ、乳児体内擬人化漫画!
福田泰宏・作。他スピンオフ作品同様に原作者の清水茜が監修に加わっている他、医療監修に小児科オンライン代表の橋本直也が関わる。モーニング2019年46号より2021年45号まで不定期連載された。単行本は全4巻。
タイトルにある通り、本作は乳児の体内での出来事を中心に取り扱っている。妊娠40週目の胎児が出産を経て生を受け、乳幼児として母親から母乳をもらい、初めての排泄や予防接種、予期せぬ危機などを迎えた時、細胞達はどのように動いているのかを描く。
登場する細胞はまだ産まれたてであるため、母親の細胞を除けば全てが4頭身のデフォルメ調で描かれている。本編も『はたらく細胞BLACK』のような連作ドラマとして展開する。
おもなはたらくさいぼうたち
- 赤血球
- 主人公。赤毛でツインテールの女の子。頭身は小学1年生くらいで各個体がテープ靴を履いているのが特徴。
見栄っ張りでサボり癖があるが、胎内で母親赤血球が出産前に託した言葉を胸に、酸素を運ぶ仕事に全力で取り組むひた向きな面もある。 - 赤血球(ヘモグロビンF含む)
- 赤血球の兄貴分で、彼女からは”Fにーちゃん”と呼ばれている男の子。
母親の胎内での酸素結合能力が高い分、出産後の肺呼吸では不利になるので酸素運搬速度が遅い。
赤血球とは小競り合いが絶えないが、何だかんだで彼女の事を気に掛ける良きお兄さん。 - 白血球
- 細菌などの外敵退治が仕事のお馴染白血球。妊娠37週目の胎内にいる頃から密かに赤血球に思いを寄せている。
気弱な男の子の個体がメインキャラを務め、汗疹の際に侵入した黄色ブドウ球菌との戦闘の際には果敢に立ち向かった。細胞を守るために発揮される底力はかなりのもの。 - 脳細胞
- 男女チームで各細胞に体内アナウンスをしている脳の細胞。
眼鏡をかけた男の子の方は遺伝子から体で起こる情報を調べ、女の子がアナウンスを務める。 - 主細胞、壁細胞
- 胃で母乳や食べ物などの消化を行う細胞。
当初壁細胞は主細胞の投下したペプシンをゴミと思っていた。 - ナイーブT細胞、ナイーブB細胞
- 眼鏡の女の子とメカクレの男の子、二人組で抗原退治を行う細胞。活性化してメモリーT/B細胞になる。
予防接種で無力化された小児用肺炎球菌のデータからスナイパーライフル型の抗体を作成、再び襲来した肺炎球菌を撃ち抜いてみせた。 - キラーT細胞
- ウイルス感染細胞などの異物を認識、破壊する掃除屋。ヘタレだが何かとカッコつけたがる男の子。
他作品含めて唯一刀を所持している個体。RSウイルスとの戦いでは内心ビビりながらも撃破してみせ、同じく参加していた白血球がファンになった。 - 筋細胞(大腸)
- 海兵隊風の服を着ている男の子5人組で、主に排泄のための腸の蠕動運動などに関わる。
かんれんこうもく
- 0
- 0pt