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はっさくとは、果物の種類。みかん科で柑橘類の一つ。漢字は八朔。独特のほろ苦さと粒がぶちぷちしており、ほろほろと崩れていく食感が売りである。色は黄色のイメージがあるが、苦味を抑えた交配種ではオレンジ色のものもある。
苦味が苦手という人も多かったが、今日の八朔はかなり苦味は抑えられており、ほんのり感じる程度である。
概要
原産地は広島の因島。 実は見つかったのは比較的最近で、1860年、因島の浄土寺で偶然見つかった。一般的に食べられるようになったのも比較的最近。名前がついたのは1886年で、旧暦8月ごろが食べごろなのでこの名が付いた。酸っぱい味がする。焼くと苦味成分が増すので、一般的には生食にするが、フレッシュジュースやジャムにしても美味しい。主な産地は和歌山県、広島県、愛媛県など。
特に産地として有名なのは全国の6割以上という圧倒的なシェアを持つ和歌山県と、原産地である広島県である。その和歌山県のうち、40%のシェアを誇るのは有田…ではなく、紀の川市であり、粉河寺で有名な旧粉河町がはっさくの一大産地であった(みかんから転作の時、町が八朔栽培を奨励したため)。有田川町(特に旧金屋町あたり)でも八朔栽培は盛んで、みかんより内陸の産地が多い。また、由良町ではさつき八朔という甘みの強い八朔を作っている。広島の因島も紅八朔という甘みの強い八朔を特産としている。愛媛県も一応八朔は作っているが、他の中晩柑に比べそこまで力を入れていない模様。
はっさくは、グレープフルーツと同様に、血圧降下剤との飲み合わせに注意を要する果物でもある。
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