ばか兄弟とは、文字通り馬鹿な兄と弟である。
多くの人は「ドリフ大爆笑」の伝説的なコントを思い浮かべるので、ここではドリフの方を紹介する。
「あんちゃん、概要ってなんだ?」「概要って言うのはな、内容の反対だ。つまり外ッ面のことだよ。」
1987年、それまで「ドリフ大爆笑」の名物コントシリーズとして放送された「もしものコーナー」が終了し、その代替として始まったのが「長介・工事のばか兄弟」である。
このコントの最大の特徴はいかりや長介がボケに徹している点である。
いかりや長介と言えばもしもシリーズに代表される進行役や「やめなさい、バカ!」というようにツッコミ役が多かったが、このコントにおいて本格的なボケ役を務める事になった。
基本的な進行としては仲本工事演ずる弟の疑問に対して、いかりやの兄がトンチンカンな答えで返す内容である。セットはあばら家の様な弟の家であるが、兄が弟の家にはいる時は合言葉の様なクイズをするのがお約束である。
「雷様」と並んで、テーマに沿わない事や内輪ネタが出るなど、ドリフがそれまで発表したコントの傾向と真逆の傾向にあるため非常に異色な内容である。なお、問答の一部はやや時代がかっているので小さなお友達は置いてきぼりになる事もある。パパやママ、先生にきいてみよう!
未だにドリフ大爆笑の中でも人気の高いコントシリーズとして有名。
これは一重にいかりや&仲本が喜劇役者としてのキャリアがあってこそだが、比較的ネタ的に奇をてらわない傾向のドリフにあって、シュールささえ感じるいかりやのボケと言うのはそれだけでも衝撃的であった。そして、その演技がまた様になっている点が大きい。
番組内のコーナーテロップは「ばか兄弟」と「バカ兄弟」で表記ゆれがあるがネット上ではカタカナ派が多い。いかりや演ずるあんちゃんは赤いつなぎにひげと風船、仲本演ずる弟は黄色いつなぎにメガネなしである。
初期はキャラ設定などが固定されていなかった。初期における設定はニセ札づくりをする兄弟であった。弟の家があばら家なのも「ひみつニセ札工場」という設定の名残である。
その後、時代が下るに従って現在の様な形となった。
いずれにしても何処か頭が足りないのでおかしな結果となる。
前記の通り、人気はあったのだがドリフ大爆笑末期においては放映をされなくなった。
原因としてあまりにリアリティあり過ぎるのでその筋からクレームを受けたという都市伝説がまことしやかに語られるようになったが、弟役を演じた仲本工事が晩年にインタビュー等で「バカな子がいる家への配慮がない」等の抗議があり辞めた旨を語っておりこの都市伝説が正しかったことを証言している。
このコントの終了後「しあわせ親子」という、同じようにいかりやがボケを担当するコントが放送されている。設定は親子になり、舞台はおでん屋台に変わっているが、基本的なスタイルは同じものである。
家に入る時の問答集
弟「誰だ~?」
兄「おまえのあんちゃんだよ。」
弟「本当に俺のあんちゃんか?じゃあ、次の問題に答えてみろ~」
- 「新しい内閣総理大臣はだ~れだ?」「竹下…竹下景子!」
- 「東の反対は西、北の反対は?」「…こない!(キリッ」
- 「日本には自民党、社会党、公明党、民社党など色々あるが、一番おおきなとうは?」「ごじゅうのとう!」
- 「しりとりをやろう。」「じゃあ、みかん!」
- 「イギリスの首相はサッチャー、日本の首相は?」「カトチャー!」
- 「結婚して25年目は銀婚式、50年目は金婚式、80年目は?」「お葬式!」
- 「5+3は?」「4!」
- 「犬はワン、猫はミャー、牛は?」「ギュウ!」
弟よ、俺らの影響を受けてあるコントが生まれたって知ってるか?
爆笑問題が「ポンキッキーズ」において演じた名物コントの爆チュー問題はばか兄弟における「物を知らない者が物を知らない者へあたかも知っているように語る」という構造にヒントを得て作られたコントだと太田光が語っている。
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