概要
細かく刻んだうなぎの蒲焼きを、お櫃に入れたごはんにまぶした料理。
お櫃から茶碗に取り分けて食べるのだが、
一杯目はそのまま、二杯目はネギやわさびなどの薬味を添えて、
三杯目は出汁をくわえてお茶漬けにして食べるのが一般的。
ひつまぶしの語源は、ごはんにうなぎをまぶして食べることから「櫃塗し(ひつまぶし)」と呼ばれるようになった
という説や、関西ではうなぎのことを「まむし」と呼ぶことから「ひつまむし」→「ひつまぶし」になったという説があるが、はっきりとはわかっていない。
料理の発祥についても諸説あり、うなぎの切れ端を使ってまかないとして作られたという説や、
うなぎの出前が多かった頃に、うなぎを均等に取り分けられるように細かく切って出したのがはじまりという説などが
ある。
また、名古屋市熱田区の「あつた蓬莱軒」と名古屋市中区「いば昇」は
それぞれ自分たちが発祥店だと主張しているほか、
三重県の津市が発祥だという説もあり、とにかくはっきりとしたことはわからない。
が、全国的には名古屋の名物料理・郷土料理とみなされており、名古屋を本場だと考えるのが適当であろう。
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