右手に見えますのが…概要でございます、ンフンフ
初登場は「志村けんのだいじょうぶだぁ」であり、バカ殿様、変なおじさんと並んで特に知名度の高い志村けんの変装キャラクターであるが、その名前を冠にした番組はこれまで登場していない。志村曰く「一番のお気に入りキャラ」である。
婆さん役のリアルさに定評のある志村の集大成ともいえるキャラクターであり、風貌はステレオタイプのおばあさんの姿をさらに強烈にした感じであり、突き出した前髪に瓶底メガネ、しみだらけの顔、「ひとみ」の文字のエプロンと変なおじさんやバカ殿様に負けないぐらいのインパクトを誇る。人によっては志村扮する婆さんキャラクターすべてをひとみばあさんと言う程である。
性格は今風にいえば天然ボケであり、ズレた会話で突飛押しもない事を言い出したり、すぐに話が脱線して会話が全くかみ合わない。
田代「ここ、右はどうなってるの?」
ひとみ「右はですねぇ、桜の木がございまして~、春になりますと満開になりましてそらぁもう、そらぁもう綺麗でございまして(中略)」
重度のポンコツであり、旅館の仲居や家政婦役などで出てこようものなら持ってきたお茶をこぼしたりぶちまけるように今風にいえば駄メイドな場面が多い。
老眼なので目が悪いのだが、耳が遠いので大声で話さないと呼んでいることに気づかないことが多い。しかし、あまり大きな声で言われるとびっくりしてしまうので注意。
「ンフンフ」と言う独特の息遣いがあり、それを咎められると息を止めてしまって「息はしていいよ!」と言われるのがお約束である。
自己紹介に際しては「ひとみと言います。ひーちゃんって呼んでください」と言う。また「あんた」とか「ちょっと」と言われる事を嫌い、そう言われたらあだ名の「ひーちゃん」と呼ぶようにお願いをする。
シチュエーションとしては女中さんであったり、マッサージ師であったり、ゴルフのキャディであったり、仕立て屋であったり、バスガイドと様々な職業についている。そして客として、あるいは主人として登場する田代まさし、あるいは肥後克広(ダチョウ倶楽部)を持ち前のポンコツぶりで散々振り回す流れとなっている。
客商売のコントでは若い女性との対比で書かれる事もあるので「最近のわけぇのは○×をしらねぇから」と言う口癖があるがやってる事はまるきりとんちんかんである。家族は会話の中から孫がいる模様。なお、初体験は中学校の頃、同級生のヒロシさんとの事。そしてそれが最初で最後のエッチだそうで。そうなると前述した孫絡みで中学生で妊娠と思ってしまうわけだが、そこは誰も気にしない。
ひとみばあさんにはモデルがおり、新宿のとある居酒屋のママである。既に故人であり、その場所も既に存在していない。
その他
- 1993年頃のコントでは永井真理子の「瞳・元気」という歌が流れた。曲自体は1987年のものであるが、コントで度々使用されていたので、この歌でひとみばあさんを連想する人もいる。
- 前記のようにひとみばあさんを冠に添えた番組こそ登場していないが、キャラクターグッズにはバカ殿、変なおじさんと並んで登場しており、最近ではLINEのスタンプにも登場しているあたり、その人気の高さがうかがえる。
- 志村の出身エリアの多摩地区でよく聞かれる多摩弁がひとみばあさんのコントではちょくちょく出ている。もっともこの傾向はどのコントにおいても共通である。
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関連項目
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