ぴえんとは、ちょっとした悲しさや嬉しさで泣いている(または、泣きそうな)状態を表す言葉である。
概要
2019年上半期インスタ流行調査第4位、JC・JK流行語大賞2019コトバ部門第1位
を獲得している。このように、2019年時点では主に若い女性の間で使われている言葉だった。2020年以降は使用する世代がやや広がりつつあるものの、2020年上半期インスタ流行語大賞流行語部門1位
を獲得しており、若い世代の間でも人気が衰えていない。2020年末には「今年の新語」(ユーキャンの「新語・流行語大賞」ではなく、三省堂が開催しているもの)の1位を獲得している。
絵文字のPleading Face(訴えかける顔/🥺)と組み合わせて「ぴえん🥺」と表現することが多い。この絵文字自体を「ぴえん」と呼ぶことも増えてきている。
もともと漫画等で泣いている様子を「びえーん!」「ぴえーん!」と表現することがある。これを省略し、「残念で泣きそう」「嬉し泣きしそう」のような、こぢんまりとした感情を「ぴえん」として表したのではないかと考えられる。
派生語として「ぴえん超えてぱおん」というものがある。「ぱおん」の由来は不明だが、ぴえんより感情が強い様子を表していると思われる。
何らかの感情を示す用法での「ぴえん」はTwitterを遡ると2008年からすでにみられる(参考1)。
2018年6月に「🥺」の文字がUnicode 11.0で追加される。Androidでは同年8月7日、iOSでは10月30日からこの文字が表示できるようになった(端末のバージョンによるため、古い機種では表示できない)。
その後、「ぴえん🥺」と絵文字を組み合わせて表現する例がTwitter上では2018年11月中旬から出現しており(参考2)、この時期から広まって流行したと考えられる。
なお、使用されるのは主にSNS上の書き言葉である。痛々しい・ぶりっ子に見えるという理由で、「ぴえん」と口に出して言うことは少ないとも言われる(一方、話し言葉でも使うとする意見もある)。
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https://twitter.com/happy_ui/status/1232287257647861760
関連静画
関連項目
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