ふじさんとは、JR東海・小田急電鉄が運行する特別急行列車の名称である。
ここでは前身の「あさぎり」についても触れる。
概要
小田急新宿駅と御殿場線御殿場駅を結ぶ特急列車である。元々は特別準急「銀嶺」「芙蓉」としてスタートした気動車列車。
御殿場線電化・ヨンサントオのダイヤ改正に合わせて全列車が3000形SSE車による (御殿場線内)急行/(小田急線内)連絡急行「あさぎり」として運行されるようになり、更に国鉄が民営化後には特急化された。
最初期は小田急の片乗り入れであったが、特急化以後は小田急とJRの相互直通運転へと変更され、更に運転区間が沼津駅まで延長となった。
2012年のダイヤ改正で再び御殿場駅までの小田急の片乗り入れとなる。ついでに町田を通過するようになった。(これはJR東海の東海道新幹線こだま号と競合が予想されるためだと思われる。)
そして2018年3月17日のダイヤ改正で富士山観光のアピールのため、「ふじさん」と名前を改めた。
2012年ダイヤ改正以降の一時期には「えのしま」と併結する運用もあったが現在は単独運用となっている。
現在使用されている車両は小田急60000形MSEで、特急化された1991年から2012年までは小田急20000形RSEとJR東海371系が充当されていた(ちなみに20000形は2013年10月に富士急行に譲渡され、371系も2015年3月に富士急行に譲渡されている)。なお371系は1編成しか居なかったので検査時は小田急20000形RSEが代走していた。(ホームライナーは373系等で代走)
ちなみに、371系が使われていた「あさぎり」は「ワイドビューあさぎり」と呼ばれていた事もあったが、373系やキハ85系が使われていた列車のように「ワイドビュー○○」の名前はあまり定着しなかった。
なお、鉄道むすめのロマンスカーアテンダント「渋沢あさぎ」の名前はこの「あさぎり」から採られている。
2023年4月から特急料金の閑散期・繁忙期の設定がなくなり通年同額化した。
「ふじさん」データ
停車駅
駅名 | |||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
新 宿 |
新 百 合 ヶ 丘 |
相 模 大 野 |
本 厚 木 |
秦 野 |
松 田 |
駿 河 小 山 |
御 殿 場 |
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関連項目
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